カシワイのレビュー一覧

  • 花屋さんが言うことには
    前から気になってた作品。

    やっと読むことが出来ました。

    ブラック企業に勤めていた主人公紀久子が花屋店長の李多と出会い花屋店員兼グラフィックデザイナーとして活躍していく物語。

    各章毎に花言葉があってその各章の出来事につながっている。花自体は自宅にも庭の草木、鉢植え、観葉植物などあるので身近な存在...続きを読む
  • ココロノナカノノノ
    5年から。生まれる時に亡くなってしまった寧々の双子の妹野乃。寧々の中には存在していても、現実にはいないその狭間の中、友達や家族それぞれと時と共に進んでいく。
    斉藤倫さんのような詩的な絶妙な言葉の選び具合や、生活感が音で表されたり、時の進み方とのこれまでのリンクがとても自然。短いお話毎に成長を感じられ...続きを読む
  • 花屋さんが言うことには
    思わず花屋さんに行きたくなりました。
    ミモザも意識してなかったんですが、来年は買って部屋に飾りたいと思いました。
  • 花屋さんが言うことには
    花言葉、花に関した短歌、草木染めが出て来ておまけにお化けまで、登場人物は皆優しくて楽しくて癒されました。丁度テレビで桜の季節ということもあり、桜の草木染めの方が紹介されていて作り方が同じで本は知識を与えてくれるなと感心しました。グラフィックデザイナーをやりながら、花屋の仕事も一生懸命取り組む主人公の...続きを読む
  • 花屋さんが言うことには
    主人公紀久子の人と真摯に向き合う姿がとても好き!次々登場する個性溢れる人たちも、それぞれ魅力的です。色とりどりの季節のお花たちが並ぶ川原崎花店の日替わり黒板看板が、素敵すぎる~。
    いくつになっても、あきらめずに夢を追いかけていいんだよ!と背中を押してもらったような、元気になる小説でした。
  • 花屋さんが言うことには
    面白かったです!
    華道部だったので、花ってやっぱりいいなと改めて思わせてくれるような物語でした。

    川原崎花店の店頭に置いてある黒板の看板に、その日イチオシの花にまつわる詩とか短歌、俳句などが書かれてあるのはいいな〜と思いました。
    紫陽花だったら、正岡子規の「紫陽花や 昨日の誠 今日の嘘」。
    向日葵...続きを読む
  • 花屋さんが言うことには

    花屋に立ち寄りたくなる

    今年、栄東中、本郷中、田園調布学園中の入試に出題された本。花屋さんの話ってあまり興味がなかったのだけど、読み始めたら面白いのなんのって。花びらと思っている所は実はガクだったり、節句の話や花言葉、和歌や俳句など花にまつわる様々な蘊蓄を交えながら心温まるストーリーが紡がれていく。ブラック企業を辞めて花屋...続きを読む
  • ココロノナカノノノ
    中学1年生の寧音には、生まれる前に亡くなった双子の妹がいた。心の中で妹に話かけたり、心の拠り所にしていたが、自分に妹ができるとわかり複雑な気持ちになる。気持ちの変化、不安をリアルに描いていて、共感できる。
  • きみの話を聞かせてくれよ
    『キャンドル』以降、目が離せない作家さん。

    今作は7つの連作短編集。

    同じ中学に通う1年生から3年生までの登場人物は、それぞれ出身小学校、部活、兄妹というようなつながりがある。

    聞くことが大事だとわかっていても難しい。
    大人も子どもも「らしさ」の枠にはまってないと不安になる気持ちと、その「らし...続きを読む
  • ライトニング・メアリ 竜を発掘した少女
     化石発掘の歴史に燦然とその名を残す偉人ライトニング・メアリことメアリ・アニングを題材にした伝奇小説!実際小説のように波瀾万丈なメアリの人生のうち、少女時代から最初に発掘されたイクチオサウルスとの出会いと別れまでを描いた物語だ。
     現代人では想像できないような過酷な生活を送るメアリの感情や心情が、痛...続きを読む
  • 花屋さんが言うことには
    とても素敵な小説でした。
    『スズラン』のお話が1番好きで、特に李多の母とキクコちゃんの会話が胸に響きました。人との繋がりの中で、ご縁が繋がり、発展していく。

    「みんなが私を必要としてくれて、私もみんなが必要なんだって、気づくことができました。」

    人との繋がりの温かさは当たり前にあるようでも、目も...続きを読む
  • 花屋さんが言うことには
    嬉しい時も悲しい時も
    どんなときも
    日常がすこしぱっと鮮やかになって
    癒される
    お花にはそんなパワーがある。
    わたしの憧れの職業 お花屋さんでの
    人間模様が 柔らかに描かれていて
    とっても読みやすくてあたたかい本でした。

    やっぱり
    お花が だいすきだなあ。
  • 花屋さんが言うことには
    ブラック企業で働いていたグラフィグデザイナー志望の主人公が花屋でアルバイトをしながら、人の縁を紡いでいく物語。
    花言葉って素敵ですよね。英語とかもあるんだなと初めて知りました。知らない花もあって、それを写真か絵が付いてたらいいのになってちょっと思いました。
  • 花屋さんが言うことには
    2023/6/10
    ワクワクする!ワクワクした!
    人生捨てたもんじゃないよな。
    こういうのを摂取して私は生きています。どうもありがとう。
    他の話と繋がってたりするからな。
    戸部ボクシングジム、おなじみの流珈琲は名前だけ。
    デザイン事務所の話もあったけどそれとは違う?
    記憶力皆無な私がこうも頑張って考...続きを読む
  • きみの話を聞かせてくれよ
    7つの短編が連作に。
    何気なく言っていた言葉、
    この人はこうだろうという決めつけが
    誰かを傷つけ苦しめてるのかもしれない

    誰かに話を聞いてもらうだけで
    楽になるよね
    それをこの物語では黒野良輔がしている
    かつていたくろノラみたいに

    テセウスの船
    ヘラクレイトスの川
  • 花屋さんが言うことには
    花は全く詳しくないけれども、読み終わったあとには花屋さんを覗いてみたいなと思いました。
    花言葉にちなんだそれぞれのお話しはどれも温かく、出会えて良かったと思える一冊でした。
  • きみの話を聞かせてくれよ
    7つの短編連作、児童書です
    中学校での人間関係が崩れたり修復したりの話


    終始、黒野くんが良い子過ぎて泣けちゃう…

    どいつもこいつもあれこれ悩んで振り回されて…そういうのって愛おしい

    大人だって人間関係に悩みますからね
    一読の価値あります
    心を揺さぶられました☺️
    今年読んだ中で一番オススメし...続きを読む
  • きみの話を聞かせてくれよ
    とある中学校を描いた連作短編集。
    少しずつ繋がって、少しずつ広がっていく交友関係がリアル。最後はまた泣かされてしまった。
    価値観をアップデートするためにも大人も読んでほしいなー。
  • 花屋さんが言うことには
    ブラックな会社を辞めて花屋で働き出し、でもグラフィックデザイナーを諦めたわけじゃないキクちゃん。
    花屋で色んな事情のお客様やスタッフと出会い、どんどん活き活きとしてくる彼女が素敵だった。李多さんや花屋のお客様との縁でグラフィックデザインの仕事にも繋がっていく。

    元気が出る爽やかな読後感で、こういう...続きを読む
  • 花屋さんが言うことには
    春に向かって読むのにぴったりの本でした。いくつになってもやりたいことを諦めずに進んでいく前向きのお話で元気が出ました。