若松宣子のレビュー一覧

  • 新訳版 ハイジ(2)
    名作童話を大人になって読むシリーズ

    1巻の最後で、頑なだったおじいさんは文字が読めるようになったハイジの聖書からの寓話に心を動かされ、人を受け入れられるようになっていきます。
    一方、大事な人を失った悲しみから立ち直れず絶望感で苦しんでいるクラッセン医師がアルプスに行くには体力がおぼつかないクララに...続きを読む
  • 庭師の娘
    植物が好きで、斬新な庭づくりの才能をみせるマリー。けれど修道院に行くことが決まっていて・・・。マリーは自分の“やりたい”という気持ち、一度しかない人生を“やりたい”ことに費やす覚悟を過ぎていく日々のなかで試される。
  • 庭師の娘
    表紙の印象通りの上品な味わい。
    モーツァルトがいいアクセントになっている。
    久しぶりに読んだな~こういうお話v
  • 庭師の娘
    庭と音楽と焼きたてのパンにあふれています♪
    ファンタジーでもなく大事件も起きない、静かで淡々と、でも時折きらめく日常物語。
    メスメル夫妻いい人たちですね。「女の子は考えられないとでも言うのかね?」
    こんな人たちが側にいてほしい。こういう大人でありたい。

    ヴォルフガング・モーツァルト少年の生き生きと...続きを読む
  • 口ひげが世界をすくう?!
    口ひげチャンピオンを目指して
    おじいちゃんとヨーヨーは一生懸命。

    立派なヒゲがないのに、短期間でどうやって?
    と心配していたら、ステキなヒゲが完成!!
  • シュトッフェルの飛行船
    シュトッフェルが健気ですね。
    ケストナーが作品を発表したころだから、影響を受けたのか、ケストナーに近い感じがしました。
  • 庭師の娘
    タイトルと装丁、物語があまりにもぴったりで、夢中でページをめくった。植物が大好きなマリーが望む生き方と厳しい現実の中をどう生きるか。本人の意志とともに周囲の環境も大切なのかもしれない。きっと庭師のお父さんの影響を大きく受けたのでしょう。もっとお父さんのことも書いてくれたらよかったのになぁと思う。なぜ...続きを読む
  • 庭師の娘
    表紙がとても美しい。
    ああ、こーゆー庭をのーんびり歩けたら気持ちいいだろうなあ。

    才能ある少女とその才を認め、伸ばす手助けをしてくれる大人と。
    目にも鮮やかな花々の色彩と、モーツァルトの軽やかな音楽と。

    そーゆー時代だ、とばかりに自分の気持ちとは裏腹な道を進まされそうな
    少女。だが、本人の悩み具...続きを読む
  • 庭師の娘
    庭師の娘マリーのお話。
    マリーは父と同じ庭師になりたいが、父からは修道院に行くよう言われています。
    反対されても、庭師になるため頑張るマリーの姿が印象的な作品です。
  • 庭師の娘
    18世紀半ばのウィーンという、時代も場所の設定も好みのど真ん中で、しかも作者がウィーンっ子だというのもあって、当時の風俗が活き活きと事細かに描かれており、読んでいる間は至福のひととき。

    少年時代のモーツァルトが登場し、彼が出入りしているメスメル博士のお屋敷の庭師の娘がマリー・フローラ。庭師として非...続きを読む
  • シュトッフェルの飛行船
    優しくて心の正しい人がたくさん。舞台は南ドイツ。主人公は10歳の少年シュトッフェル。両親のために一大決心。秘密の計画は飛行船でアメリカへ!人の心が大事にされていて、ケストナーを思い出しました。1930年頃という時代、電報や靴磨きの少年など、今の子どもたちが理解できるか少し気になりました。大人のユーモ...続きを読む
  • シュトッフェルの飛行船
     シュトッフェルは家計を助けるために午前中は学校に行き、午後はボート漕ぎをしている。アメリカにはおじさんがいて、シュトッフェルは何とかこのゼップおじさんに、苦しい生活について話がしたかった。おじさんに会うために、一人でアメリカに行く驚くような計画を立てるのだ。
     話の舞台は1930年頃ということでア...続きを読む
  • 口ひげが世界をすくう?!
    おばあちゃんがいなくなってから、新聞ばかり見ているおじいちゃん。遊んでもらえず悲しんでいたヨーヨーですが、その新聞のおかげで、おじいちゃんと大冒険することになります。
    コンテストでは、おじいちゃんのアシスタントをしっかり務めたヨーヨー。きちんと手入れされたおじいちゃんのひげはユニークでとっても素敵。...続きを読む
  • 庭師の娘
    18世紀のウィーンを舞台に、女性の自立を描いた児童文学。主人公が庭師を目指すというところは現代的だけど、そのほかの設定はオーソドックスで、モーツァルト少年が絡まなければ、地味な印象だったろう。当時の人々の服装や生活をきちんと描いているところには好感を持ったし、後味の良い小説で子供に薦めやすいかなとは...続きを読む
  • 庭師の娘
    ひさしぶりに海外のYA小説を読んだ。
    というか、時代物だし、ほとんど児童文学といえそう。

    モーツァルトがかかわってくるあたりから面白くなるのだけど、なんともシンプルすぎる内容で、ちょっと肩すかし。

    もう少しモーツァルトが深く内容に関与してくれたらなあ、と思えた。
    さらに、もっとモーツァルトを変人...続きを読む
  • 庭師の娘
    ウィーンの庭師の娘マリーは草花を愛し、庭師としてすばらしい才能をもっている。時代はモーツァルトが12才の頃。女の子は考える必要がないとされる時代。マリーはメスメル博士、愛するヤーコプのおかげで始めての女性庭師になるのだった。
  • 庭師の娘
    庭師になる夢を手にいれることができて、良かった。モーツァルトやオペラについて、知っていたら楽しめるところも多いと思う。
    メスメル博士のような大人が近くにいたらいいなと思った。
  • 庭師の娘
    18世紀のオーストリア、庭師の娘マリーは自分も庭師になりたいと思っている。しかし、この時代に女が庭師になる事はとんでもない事で、女は家事をするか、看護師になるか、そのぐらいの選択肢しかなかった。その上マリーの父親は、妻が亡くなってからというもの、ウツ状態になり、マリーは修道院へ入り看護の勉強をするこ...続きを読む
  • シュトッフェルの飛行船
    12月の読書会のテーマです。苦労した「ロゼッタストーン」に比べ読みやすい。
    まだ半分ですが。

    読みました。ケストナーっぽいです。
    子供が飛行船にこっそり乗り込んでアメリカに行っちゃう。
    周りの大人はみんな親切。
    いい時代だ。