サイモン・シンのレビュー一覧
-
鍼、ホメオパシー、カイロプラクティック、ハーブの代替療法を次々に取り上げながら、その効果の低いこと、ないこと、身体に害をなすことを論証している。プラセボ、二重盲検法など、科学が確立した手法、概念についても詳しく説明を加えている。
医療リテラシーが高まる本。今も色褪せていない。
代替医療が掲げる、総...続きを読むPosted by ブクログ -
フェルマーの最終定理を証明したのはワイルズ個人の功績だが、証明するのに使われた数理それに関わった数学者のストーリーが面白く、それを駆使して証明されたのが凄くエモい。難解な数論が出てくるが不必要に詳しく説明せずに読み易い。
第1章、原文なのか和訳なのかは分からないが、本来の意味と違って「和音」という...続きを読むPosted by ブクログ -
アンドリューワイルズが羨ましい。
フェルマーの最終定理の証明するというロマンに満ち溢れたことをやってのけた時の脳汁を味わってみたい。
Posted by ブクログ -
ああ面白かった。
積み重ねとしかいえない歴史が、過不足なく回収されていてとてもよかった。
中世にいたっては赤裸々すぎて多少血の気を引く描写もあったけれど。
とても学びのある時間でした。Posted by ブクログ -
数学や定理のロマンをわかりやすく解説していく、長編ロマン小説。読むのにかなりの体力を要するが、読み終わったときの達成感がある。Posted by ブクログ
-
いろんな人の熱意と苦しみの物語が描かれており、何かに一生懸命打ち込むことの楽しさと苦しさを感じた。
ワイルズの発表から完結まではとてもハラハラした。
証明は誰が見てもわかるように証明することで、みんなの爽快感にも繋がるので、コンピューターでの計算ゴリ押しをよく思えない数学者の心もわかる気がした
Posted by ブクログ -
代替医療そのものを信じるかどうかよりも、
そのために受けられる治療を遠ざけてしまうことが怖い。
ジェット浪越が懐かしい。Posted by ブクログ -
誰もなし得ない偉大なことを成し遂げるには、子供の時の好奇心を持ち続けること、積み重ねた歴史や今起きていることを柔軟に吸収できる能力が必要なのだと感じた。そんなことが出来る人でも、誰もが感じるような苦悩や葛藤を持っていて、家族への愛情も大切にしてたことが知れたのは勇気づけられました。また、日本人の関...続きを読むPosted by ブクログ
-
数論の難問“フェルマーの最終定理”--「xⁿ+yⁿ=zⁿ n>2のとき、この方程式を満たす整数解x・y・zは存在しない」--をめぐる壮大なノンフィクション。フェルマーの最終定理と証明を発表した数学者アンドリュー・ワイルズの証明の経緯を中心に、古代ギリシャから中世・近代・現代まで連綿と続く数学の歴史...続きを読むPosted by ブクログ
-
フェルマーの最終定理にまつわる数学者たちの歴史の面白さを、専門的な数学の理解をせずとも肌で感じさせてくれる本です。
大志を抱いた多くの数学者たちが人生をかけて挑み、世界全体がフェルマーの最終定理の証明へと一歩一歩進んでいくのがありありと見えて非常に興奮しました。
数学の知識は不要なので、どなたでも...続きを読むPosted by ブクログ -
3世代に渡って数学の難問を、その時代の大天才達が生涯をかけて取り組んだストーリーになっています。最後はアンドリュー•ワイルズが証明を成功されるが、それまでに出てきた大天才も主人公クラスの人生を精密に記されているので、とても読みやすい本でした。
数学と聞くと苦手意識を感じる方にこそ、是非手にとっ...続きを読むPosted by ブクログ -
数学者って幸せな人たちだなと思いました。読んでるこちらも心が洗われるようです。こんな素晴らしい本を読める私たちも、本当に幸せ者です。Posted by ブクログ
-
何気なく立ち寄った本屋にて中古価格で購入。嬉しいことに想像以上の大当りを引いた。
そもそもフェルマーの最終定理とは何ぞやということから説明すると、かの有名なピタゴラスの定理を少しばかり変形したものであり、命題としてはすごくシンプルに見える。
【ピタゴラスの定理】
直角三角形の直角を挟む2辺の長...続きを読むPosted by ブクログ -
最後まで興味深い数論と人間ドラマ。
巧みな構成でテンポよく進む、
よい訳も助けになり、誰にでも人類の長く深い数の世界に触れることができる秀逸なドキュメンタリー。
おすすめ!Posted by ブクログ