堀越希実子のレビュー一覧
-
希実子さんの細やかな心遣いがよくわかる本でした。
市川宗家に嫁いだ女性として、ご本人にしかわからない苦労もいっぱいあったんだろうな。
明るく柔らかく、凛とした姿と、気持ちを伝えるおくりもの。
ただ物を贈るという行為ではなく、気持ちを伝える、届けるという背景が大事なんだろうなとあらためて感じまし...続きを読む -
レシピと美味しいものの話も面白いが、歌舞伎役者の毎日を支える家族の大変さが知れる本。それに加えての闘病…それが終わったところで麻央ちゃんへと綴られるが、その相手のお嫁さんさえも先に亡くしてしまったのか…と思うと切なさがこみ上げる。Posted by ブクログ
-
雲南省から東京に移って、最初は羽田空港の格納庫に住んでいた。やっとまともな生活が蒲田でできるようになってから、始めたのが歌舞伎鑑賞だった。日本の伝統芸能を知りたかった。高校の後輩の奥田健太郎歌舞伎ソムリエにあってから、歌舞伎の見方がよくわかるようになった。
歌舞伎役者で好きなのは、海老蔵である。なん...続きを読むPosted by ブクログ -
12代目市川團十郎夫人の著書。
市川團十郎家のレベルの高い食生活、著者がいかに気を配っているか家族への愛情を感じた。
闘病についての記述には迫力があった。
海老蔵襲名披露公演の弁慶はかろうじて拝見出来たが、舞台裏では大変なことになっていたとは。
改めて故人の功績を称えたい。Posted by ブクログ -
十二代目市川團十郎、十一代目市川海老蔵が食べてきた、成田屋の食卓。確かにこれは梨園ならではの世界でしょ、という面もありながら、意外にも庶民の我々も真似したくなる食事も多く、参考になる。ぜひ、「タイ風春雨サラダ」と、「豆腐としらす、枝豆の和え物」は我が家のレパートリーに加えたい。
ハッとさせられた...続きを読むPosted by ブクログ -
紹介されるお料理のレシピは 巻末にまとめられていますが 一昔前の 婦人雑誌に載っている様な 手間ひまのかかった 丁寧なお料理です 時短とは 正反対 重労働な役者の家族という役割に やりがいを持って 取り組まれているのが よく分かります 適材適所ですねPosted by ブクログ
-
レシピ本ではなく、かぎりなくエッセイですね。
巻末にレシピが載っていたので気になったものを何品か作ってみました。庶民の揃えた材料では味の完全再現は難しそう~。Posted by ブクログ -
歌舞伎のことはよく知らないのだけど、このお母さんは素晴らしい人なのではないか?と思い、希実子さんについて知りたくなり手に取った。
しゃんと着物を着こなして、すがすがしい居住まいの方。
読んでみると、お嫁入りされてからいろいろ頑張ってこられた様子で、伝統とか家庭の味とはこうやって作られていくのかなと、...続きを読むPosted by ブクログ -
何品か真似して作ってみました!
素朴な味わいのレシピが多かったかな。
印象的だったのは、希実子さんがご自身のことを歌舞伎も何も知らない素人、と言うフレーズが何度か出てきていたことです。
梨園の世界はとても想像が出来ませんが、いろいろ大変なことも多かったと思います。
そんな中で、家族のことを想い、料...続きを読むPosted by ブクログ -
伝統を担う重責というものが
ずっしりと伝わってくるような内容でした。
そして希実子さんの亡き団十郎さんに対する愛も。。。
出てくるお料理は、どれも厳選された食材を
シンプルに仕上げているので
来客の時などに役立ちそうです。
希実子さんがこの本を一番に読んで欲しいのは嫁の麻央さんだそうです。
いつか...続きを読むPosted by ブクログ -
お店の料理を家で作り続けたらこんな感じ??素敵ですが、贅沢です。コレ長生しないよーという感じです。粗食のが寿命は延びるのかもやっぱり。と思わせる一冊。Posted by ブクログ