柴崎竜人のレビュー一覧
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■星は何でも知っている
東京の裏町に佇むプラネタリウム「三軒茶屋星座館」。店主の和真と家族の元には、歌手、編集者、ヤクザたちが新たな問題を抱えてやってくる。季節は夏、和真に恋する美女が現れるなか、ある一枚の似顔絵が家族の秘密と哀しい過去をつまびらかにしていく。愛しいから大切にしたい人生讃歌エンタメ...続きを読むPosted by ブクログ -
■この星座館には、家族の夢が詰まっていた――。
「和真は俺の兄貴で……そして今日から、月子のもうひとりのお父さんだ」
三軒茶屋の裏路地にひっそりと佇むプラネタリウム(兼バー)。酔客たちに星座の講釈を聞かせる店主・和真のもとに、10年ぶりに弟・創馬が帰ってきた。娘だという美少女・月子を連れて。18歳...続きを読むPosted by ブクログ -
三茶が舞台ということで面白く。
ギリシャ神話が小難しい言葉でなく平易な言葉で語られていて、とても分かりやすかった。星座にはあーいった話の理解が必要ですしね。
それにしても自分の星座のお話も知らなくて、今回分かったのはいいんだけどw、まさかアフロディーテとエロスだとは思わなかったww。
話も星座...続きを読むPosted by ブクログ -
さくっと一気読みできた。
正しくエンターテイメントという感じで、かなり楽しめた。
結婚に対する考え方にいろいろ共感できるところがあったし、考えさせられるところもあった。
登場人物のキャラも個性的で面白い。
特に央が興味深かった。
他の作品も読んでみたくなった。Posted by ブクログ -
プラネタリウムで星座の話を聞いても、入ってこなかったけど、この本で、ようやく星座の成り立ちや詳細を知れた。ストーリーも登場人物と星座を絡められてて面白かったPosted by ブクログ
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店主和真が、悩める客に星座の話をするのだが、そのギリシャ神話の「超現代語訳」がすごい。元々ギリシャ神話自体、人間臭さを感じることもあるが、和真の語るギリシャ神話は比ではない。めちゃくちゃ軽くて、チャラく、ぶっ飛んでる。でもだからこそ、面白い。思わずクスリとしてしまう。
それでも和真が語るギリシャ...続きを読むPosted by ブクログ -
3冊目。毎話まったりしながら星座の話を楽しめると思っていたら、リリーが死んだり、葵と和真の恋愛ネタが盛り上がったり、急にストーリーづいてきた感じだが、月子の実の父親を巡って混迷を深めて最終巻に続く。Posted by ブクログ
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現代風ギリシャ神話の解説が、私的には秀逸でした❗️
手違いで2巻から読むことになったけど、それぞれの愛の形や人生、すれ違いにせつなくなり、ギリシャ神話に通じるものを感じるたびに、人間は普遍的な生き物だと感じさせられたPosted by ブクログ -
私がフォローさせてもらっている「マロロンさん」の感想を読んだ事と、目次に自分の星座のタイトルがついてたのが読んだきっかけです。
読み始めは若者口調の会話文章が読みづらく、33歳の男性主人公が星座の説明をするシーンでは「いや、大人の男性がそんな女子高生みたいな言葉使わんでしょ」とちょっと引きました。...続きを読むPosted by ブクログ -
……なに死んでんだよ
【感想】
・苦しいことのあとにこそ祝福はまぶしい。
・この登場人物たちとは再会したいものだけど?
【内容】
・月子の絵のひみつは?
・他者の痛みを修復することができる和真自身の痛みはどうすれば修復される?
▼三軒茶屋星座館についての簡単なメモ
【藍/あい】山本藍。山本有...続きを読むPosted by ブクログ -
内容は星座に記された神話を現代に落とし込んだもの
着眼点はとても面白く、主人公によってギリシャ神話が分かりやすく話されることで、ギリシャの神々について少し詳しくなれる
それでいて、登場人物にきちんとバックグラウンドがあるので星座紹介小説+αぐらいの面白さはある
ドラマになったら見るかもしれないと思っ...続きを読むPosted by ブクログ -
完結編。
リリィのお化けやピカ爺の正体もわかって全ての伏線回収、解決。
全編通して飽きずに読めたが、登場人物の生い立ちや関係性などが派手すぎて、作品の印象は少し子供っぽい。でも読んで良かった。Posted by ブクログ