原田宗典のレビュー一覧

  • 十七歳だった!
    初!原田宗典さんのエッセイです。いやぁ、全ての話が面白かった。高校生の頃、私の周りの男子もこんなにバカだったんでしょうね。笑。話自体はかなり前の話ですが男子高校生の生活は今も昔も変わらないと思います。青春のキラキラした一ページがこの本には詰まっています。馬鹿げた事件も今となっては青春ですよね^^男子...続きを読む
  • メメント・モリ
    うう、辛い…。書いてる過程も、どんどん飛んで行く話題も、当然病気の話もとてもよくわかるので身につまされつつ、それでもばっと読み終えてしまいました。
    彼がいつかまた美しいお話をかけるよう、願ってやみません。
  • メメント・モリ
    ノンフィクション?フィクション?・・・どっちにしても笑えないんだけど~w
    そして、回想があっちへいったり、こっちへいったり・・・なんだか夢か現かという感じの不思議さです。
    昔、大好きでよく読んだんだよね~。
    もう、買い漁ってた感じ。
    鬱病で書けなくなったのは知ってたけど、自殺未遂までしてたとは。。。...続きを読む
  • メメント・モリ
    メメント•モリ=死を想え
    なるほど。筆者の壮絶な(?)生き方から必然に出てくる言葉であろうか。
    長編小説と言われながら実は身近にいた怪しい人間達の短編小説ではないかと想う。もちろん本人も含む(笑)
    ドラッグの場面ではタイムリーに某清原選手を思い浮かべる。川端康成もヤク中で自殺したのは本当なのか。色々...続きを読む
  • メメント・モリ
    大学生の頃、原田宗典の本を読みまくっていました。
    いつからか、著者の新しい本を見かけなくなり、ただ他にも好きな作家さんはたくさんいたし、他の本もたくさん読んでいたので、あまり気にもしないまま時が流れ、わりと最近、著者の身に起こっていた病気や逮捕の状況を知って、驚いていたところでした。
    そして、ものす...続きを読む
  • 十七歳だった!
    買ったのはいつか思い出せないほど前に手に入れた本。
    新しく読む本が無かったので、すごーく久しぶりに読んでみた。

    面白い!
    バカだけど本人は一生懸命で、甘酸っぱいような青春時代。正に17歳のドタバタもがきながら精一杯楽しく過ごす男子高校生。

    久々に読んでこんなに面白いと思うなんて思わなかった!
    ...続きを読む
  • 優しくって少し ばか
    短編集。
    優しくって少し ばか
    題名がいい。話もいい。
    一部の人にだけウケる映画みたい。


    男性側から見た女性と男性の違い。
    その違いがわかるけど理解できない。
    そんな短編集。
    怖いわホント。
  • スバラ式世界
    【本の内容】
    ああっ、ボクはこんなに注目されちゃってるぅ!

    超自意識過剰人にして、大胆不敵な小心者のハラダ君が、極度の緊張のあまり、ドツボにはまっていくヒサンなお話の数々。

    初めてのデートで。

    高級ホテルで。

    床屋から始まって歯科、皮膚科、眼科、人間ドックをめぐる世にも涼しい医者大験。

    ...続きを読む
  • 東京困惑日記
    お堅い本を読んだ後に脳内をニュートラルにするのには原田くんがちょうど良い(笑)
    世代的にはちょっと上にあたる原田くんであるが、言葉のセンスというか文体というかトホホなストーリーがボクには絶好球のストライクなのである。

    なにせ、いい大人であるにもかかわらずビローな話をここまでパンパカパーン!と書き切...続きを読む
  • 十七歳だった!
    『男子』というものは、いったいいつになったら心の底から大人になれるのだろうか?
    もちろんいつまで経ってもこどものままだとただのおかしな人になってしまうので、歳とともに社会性を学んでそれらしく振る舞うようになるイキモノではあるが、心の底では『こども』の部分が抜け落ちない。
    『男子』たるものそういうイキ...続きを読む
  • 家族それはヘンテコなもの
    キングオブエッセイによる代表作、と言っていいのか。家族、青春、恋愛など、多岐にわたって描かれる軽快なエッセイ集。この文体が読みにくいというのなら、どんな文章も読めないでしょう。男が家族をテーマにエッセイを書く場合、ダメオヤジになりきって書くことで、周りの面白さが更に際立つという典型である。2013年...続きを読む
  • 見学ノススメ
    読書録「見学ノススメ」4

    著者 原田宗典
    出版 講談社

    P48より引用
    “新劇にしろ純文学にしろ「自分は正しい、客が悪い」と言い始
    めたとたんに、その分野は凋落の一途を辿っているのである。”

     コピーライター、小説家、エッセイスト、劇作家と多方面で活
    躍する著者による、主に東京都内の見どころを...続きを読む
  • 旅の短篇集 春夏
    ジェットストリームで読まれていたという、すべてが二ページにおさまる不思議なお話。彼の話、好きなんだけどなぁ、まさか逮捕されてしまうとは…
  • 自選恐怖小説集 屑籠一杯の剃刀
    短篇集です
    「恐怖小説」などと書いてるけど,原田宗典にたぶんガチの怪奇現象みたいなのは書けない.そういうわけで,「いやな音」はあんまりおもしろくない.「いわくつき」の「いわく」を具体的に読者に想像させないと怖がれない.
    原田宗典が書くのはそういうのじゃなくて,もっとドギツイ程の人間っぽさ.一番最初の...続きを読む
  • たまげた録
    文庫では初読の筈なのだが
    神様が自宅に降臨した話とか、武者小路実篤先生の話とか、
    夜霧よ今夜もありがとうの話とか、なんとなく読んだような気がする内容がちらほら。
    もしかしたら単行本で読んだのかな。全く記憶にないけど。

    基本的にはタイトル通り『たまげた』話。
    どっちかというと下ネタ寄りかな。
    などと...続きを読む
  • 十七歳だった!
    中学生の時に読んで大ハマリし、高校生の時に読んで爆笑していた本。偶然本屋で見つけたので20代中盤の今また読んでみた。時代は違うけどやっぱりおもしろい。読み終えて高校生活を思い出し、少ししんみりした。
  • 優しくって少し ばか
    本全体が、優しくって少しばか、ってかんじ。この優しくって少しばかを大事にしたいって書いてる本ってこの世にものすごくたくさんある気がするから、みんな心の底ではこういうの求めてるのかなあ。危うい揺れ動きが面白い場面設定で描かれているものが六短編。全部ひやっとするかんじなんだけれども、これはたぶん本として...続きを読む
  • 十七歳だった!
    作車の17歳だった頃の赤裸々体験記。
    語り口が軽妙で、自分にも思い当たる節がありニヤニヤしながら読んでしまう。

    女性には理解できない自意識と妄想(いわゆる厨ニ病)の果てしないロマンチック・エンジンが止まらない笑
  • スバラ式世界
    久方ぶりに、原田兄!
    私の、青春作家。

    そうでした、そうでした。
    文字で笑えることを、私は彼に教わりました。
  • 優しくって少し ばか
    男は、いけない。女もいけない。
    いけない二人が一緒にいるから、なおいけない。
    けれど1人じゃまたいられない。