架神恭介のレビュー一覧

  • よいこの君主論
    5年3組のひろしくんが、春休みに「君主論」を読んで、その教えに従って権謀術策を繰り広げ、他の小君主を打倒し、クラス全体に覇をとなえるまでの1年間の物語です。各章ごとに小君主の権謀術策について「君主論」に基づいて「ふくろう先生」が解説してくれるという小学生向き(!)マキャベリ入門書です。なおかつ、解説...続きを読む
  • 戦闘破壊学園ダンゲロス(4)
    アクションとサスペンスは一瞬の油断もなく、泣かせ所は全開に、いやまあ全編バカではあるんだけどそれを忘れるハードバトル! だというのにそれを台なしにするおまけもまた最高だった。
  • 戦闘破壊学園ダンゲロス(3)
    空前の最低な戦い!そこに横糸を絡めて熱く哀しく表現したストーリー、それを真正面から受けて立ち最高のシーンに描ききる漫画の手腕、出世作『オナニーマスター黒沢』に通じるところも感じる。「能力の相性ジャンケン」が群像劇によってカオス化した緊張感、最後まで維持してほしい。
  • 戦闘破壊学園ダンゲロス(2)
    うっひょうおもしれー! 娯楽に総特化したシナリオと作画演出。すべてがインフレしつつも1本理屈の筋を通してあって、心地よく「やりすぎ」に酔える。
  • よいこの君主論
    おかしい。クラスを支配したい小学生や会社を制圧したいキャリアウーマンなど必読。けっこう正確な紹介になっている。
  • 飛行迷宮学園ダンゲロス 『蠍座の名探偵』
    夢中!
    大銀河番長かっちょいいす!

    と、そんな単純な話じゃなく、
    人の思いを利用した策の上の上の上をいく策。
    ため息だわ。面白すぎ。

    次回のダンゲロスも楽しみだー。
  • よいこの君主論
    マキャベリの「君主論」の、小学生向け解説書。
    目立小学校5年3組の小君主たちが、配下の友達を増やしながらクラスの覇権を争う物語と、君主論の内容を照らし合わせながら解説する。

    「プリンを巡って彼らが本格的に対立したならば、クラス中に怨嗟が渦巻き、安定と均衡は永久に失われてしまう」
    「終わりの会とは、...続きを読む
  • よいこの君主論
    マキャベリの「君主論」は、いつか読まなきゃと思いつつ、読まない本の代表だった。解説本ではあるが、本書を読んでみて、「君主論」のエッセンスを知ることができて良かった。小学5年生のクラス統一のストーリーが、本当は厳格なマキャベリの口調をオブラートに包む感じで、良い。
  • よいこの君主論
     マキャベリの「君主論」を、小学生の仲良しグループ(=諸侯)の覇権争い(クラスのリーダーになる)を通して描いたフィクション。

     元ネタ(君主論)が、政治学、特に「君主とはどうあるべきか」について書かれた本なので、

    統治、権謀術数、力量、懐柔工作、支配、敵対勢力、姦計、専横、主導権、忠誠、傭兵能力...続きを読む
  • ダンゲロス1969(5)

    第一部完!

    いよいよ機動隊が動き出し東大籠城戦開始、というところでいきなり第一部終了。
    中盤の触手刑事を抹殺するために電車テロをやる話がきつかった。数百名のJK巻き添えとか流石にエグい。もっとギャグ路線でいいと思うけど。
    真の決戦前に終わっちゃったし、この続きは原作小説読むしかない。ユキミはマゆゆと幸せにな...続きを読む
  • よいこの君主論
    "マキャベリの「君主論」を小学校のクラスを舞台に物語を通して学んでいく。ここに登場するような小学生ばかりだと、少々恐ろしい気もするが、わかりやすく君主論に記されている理論を伝えてくれる。
    原書を読みたくなること間違いなし。
    原書もエッセイ風に記載されていて、読みやすい古典だ。是非一読を。"
  • よいこの君主論
    マキアヴェッリの『君主論』を下敷きに、小学生がクラスの支配者として君臨するまでの物語。非常に読みやすかった。君主とはどのようにふるまうべきかがわかりやすく書かれている。
  • よいこの君主論
    君主論に触れるきっかけとしてよい一冊。文章全体に渡ってユーモアに富んでいて、ストーリーとしても面白い。
  • 放課後ウィザード倶楽部 4
    輝け少年たちよエンド。

    本当惜しい作品だった。原作者の当初意図していた展開(作者note参考)も魅力的だけど、正直3巻以降のノリもそれはそれで楽しかった。夢世界を自由な発想でハックしたりサンチョの財力(明らかに他のプレイヤーにまねできない要素)でどうにかしたりしてあの三人がどんどん成長する話で面白...続きを読む
  • こころ オブ・ザ・デッド ~スーパー漱石大戦~ 1
    出オチと思いきや、話が進めば進むほどどんどんヒドくなる。

    架神先生のロックなアイデアと勢いのある台詞回し、そして意外と上品な筆致でそれらを生かし、時にネームにも描かれていない酷いネタをブチ込んでくる目黒先生の漫画力、それらが単なる色物で終わらないクオリティを生み出す。
    あと地味に夏目先生の原作…ク...続きを読む
  • 放課後ウィザード倶楽部 2
    現在まだまだ非力ながらも、メイン三人組がちゃんと"主人公"として個性発揮しているのが良い。

    アホなエピソードやりながらも、地道にルール開示をしてて、こちらが思っているより物語は結構進んでいるのかもしれない。
  • 飛行迷宮学園ダンゲロス 『蠍座の名探偵』
    クローズドサークルミステリを謳っておきながらいきなり学校を舞台にした超人によるジェノサイドが始まってなんじゃこりゃと思ってたら、本当に殺人犯を見つけるミステリだったというw ダンゲロスワールド的に重要なイベントであった部分もあるようですが、そういうのは抜きにして面白かった。
  • 戦闘破壊学園ダンゲロス
    漫画版既読。そういうわけでネタ的な面白さの評価はそちらに譲りますが、やはり原作のほうが「わかりやすい」。ロジック的な所はやはり文章のほうが筆を尽くせるし、エピソードの構造なんかもこちらのほうがわかりやすかった。あと何故作者と同じ名前のキャラが出てくるか?そこらへんも漫画版ではオミットした描写ですな。...続きを読む
  • よいこの君主論
    クラス統一を目指す小学生たちの権力闘争を通じて、マキャベリの『君主論』の内容を楽しく学ぶというコンセプトの本。設定に無理があると感じる場面もあったが、小学生の権力闘争を舞台にするという着眼は素晴らしく、非常に面白く読み進めることができ、勉強にもなった。目的のためには手段を選ばないという「マキャベリズ...続きを読む
  • よいこの君主論
    マキャベリの君主論について、小学生の覇権争いを題材に解説している。
    コミカルかつポイントを絞った説明が非常に分かりやすく面白く読めた。