飯田一史のレビュー一覧
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一つの道を極めた人の話は、いろんなことに通じる。
漫画の描き方を説く本なんだけど、自分の知らない自分の知り方や、コミュニケーション、上司との接し方なんかに通じると思った。
特に、就活中の学生さんなんかが読むと、とても良いかもしれない、そんな一冊。Posted by ブクログ -
少年期に多くの少年がちょっと位は思うであろう
「漫画家になりたい」
多くの少年達と同じく、気がつけば何の関係も無い業種で管理職のオジサンになっている私ですが、新入社員や就職を目指す学生に読んで貰いたいな、と思いました。
この本に書かれてる事は、漫画家さんだけのものじゃない、社会人の心得です。社会人...続きを読む -
マンガだと思って買ったら、まさかフェイクドキュメンタリー小説だとは!
とはいえ、仕事本としてとても興味深い一冊。
「好き」が個性だから。
は、至極名言。Posted by ブクログ -
物語を作るときの秘技のようなものが詰め込まれていて、これに従っていたらもしかしたら面白い物語が書けるんじゃないか、って気になってくる。それに、藤田先生の言葉は先生のマンガと同じくらいエネルギーに満ちていて、読めば読むほどに気持ちが奮い立つんだよなあ。人間やマンガに期待し続ける藤田先生の姿に胸が熱くな...続きを読むPosted by ブクログ
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小説の売り上げ上位ベスト20の内、今やおよそ3分の1がWeb発の小説。一体今、書籍の世界で何が起きているのか?
本書は膨大なデータと多くの関係者や読者に取材した証言を元に、一般文芸書には無いWeb発の小説の傾向性や特色、その長所や短所、また今後の展望について述べられている。
本が売れなくなった時...続きを読むPosted by ブクログ -
本書のタイトルを見てドキッとした人は多いのではなかろうか。
本書では統計などのデータをもとに分析し、若者が読書離れしているわけではないことを説得力を持って示している。
恥ずかしながら自分も段々とみんな本を読まなくなっているのではないかと思っていただけに、認識を改める機会が持ててとても良かった。
私...続きを読むPosted by ブクログ -
この20年間で小中学生の平均読書冊数はV字回復したが、「若者は本を読まない」と当たり前のように語られている。各種データから中高生のニーズや人気の本の型を提示し、若者の読書についての思い込みを打ち破る。
なかなか面白かった。
読書離れは進んでないし、大人のほうが読んでいない。
その中で我が家は読んで...続きを読むPosted by ブクログ -
若者の読書離れが叫ばれるようになって久しいが、統計データを引用しながらその実態の如何に迫る本。
以下覚書
・若者の読書離れは言うほど進んでいない
・小学生は中高生よりも読書をしている
・社会人に限れば、二人に一人が読書している
・雑誌に限って言えば、若者の読書離れが進んでいる
・行政による読書推進...続きを読むPosted by ブクログ -
この20年間で、議員の尽力や文科省の方針転換や法整備などの効果により、小中学生の平均読書冊数はV字回復した。高校生は変化はないが、大人が読んで欲しい本は読まい傾向があるようである。
大学生や大人の不読率は伸びているが、遺伝的な問題もあるので仕方ない。
本の回りにいる大人たちは、もっと気を楽にして、現...続きを読むPosted by ブクログ -
以前、「トレビアの泉」というTV番組がありましたが、そこにあった「へぇ~」ボタンをバシバシ叩きたくなる内容です。
「若者」と言っても、主に10代を軸に書かれていますが、①小中学生の読書率・平均読書冊数は2000年以降V字回復(児童書は一人当り販売額はほぼ倍増)、②日本人の半分が本を読み(平均月1...続きを読むPosted by ブクログ -
「本を読まない人がいることを問題視するのではなく、当然視するべきだと。
その前提で働きかければ本を読むようになる余地がある人たちへのアプローチこそ重要」
なと思いました。
読まれる本の3大ニーズと4つの型、カテゴリージャンル別に見た中高生が読む本、10代の読書はこれからどうなるのかということが分析さ...続きを読むPosted by ブクログ -
ネット記事で紹介されていたのが気になっていた。
子どもの読書冊数と不読率のことは知っていた。
それ以外の分析が興味深い。
ラノベが子供たちから離れていたのは知らなかった。
当たり前に人気だと思っていたので、これは改めないと。
中高生の読書に対する三大ニーズと四つの型の分析が面白い。
結構、大人...続きを読むPosted by ブクログ -
中高生の読書について、データをもとに考察していて面白かった。書店員や司書など本を薦める側が読んでためになる内容。
「三大ニーズと四つの型」を知ったうえで、今の流れを感じとり、「子どもが読みたい本を提供してあげる」が大事だと思った。Posted by ブクログ -
読書を教養として消費する風潮は一定程度は否定できないにせよ、エンタメとしての消費という枠組みは、昨今のコンテンツ隆盛の時代において「なされなければならない」という金科玉条はどれほどの正当性を持つのかは個人的な疑問である。
筆者の主張としては、生の声よりもデータとして捉えた読書実態に論点を見出すこと...続きを読むPosted by ブクログ -
若者の読書離れが数字的に見て、事実でないことを述べている。また、10代の若者に受け入れられる本には特徴があることを指摘していて、こちらの方が面白かった。Posted by ブクログ
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読書教育をする身として、大変興味深い内容だった。
この本の内容を大まかに言うと、実は読書離れが進んでいるわけではないこと、子供たちの求める本には傾向があること、この2点について、さまざまなデータや書籍を引用しながら明らかにしている。
本を読まない層も多いが、概ね子どもたちは本が好きな子が多いと感...続きを読むPosted by ブクログ -
藤田和日郎、新人アシスタント育成術を語る!
という歌い文句が帯にあります。
ビジネス書のような煽りですが、育成術というより漫画に対してこういう風に感じて書いています!という決意表明みたいなものかな。そこまで大上段に振りかぶっていないようにフォローしてますが。
とはいえ、新人や後輩に仕事を教える時...続きを読むPosted by ブクログ -
『うしおととら』などを代表作として持つ漫画家、藤田和日郎氏が漫画家としての大切なことを語ります。漫画家にとってまず大事なのはコミュニケーションをしっかり取ること、好奇心を持つこと、編集者に言われた助言を自分の頭で噛み砕き考えて血肉に変えること、自分の「好き」を追求すること、そのためには精緻に言語化す...続きを読むPosted by ブクログ
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ウェブ小説、と言うジャンルが確定して久しいが、このジャンルに属する小説が、なぜ売れるのか。
そして、ウェブ小説のプラットフォームを、なぜ出版社が作ってこなかったのか。
そう言う側面からの指摘、解説である。
たしかに、紙のメディアとネットのメディア、これを混同する(混在させる?)事はほとんど無かった...続きを読むPosted by ブクログ