岸本斉史のレビュー一覧
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ドラゴンボールでお馴染みの、ジャンプ伝統の勝ち抜きトーナメント。こういうバトルマンガ定番のお話で、実は登場キャラクターの能力を紹介していたんだな。
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敵の描き方が、強さ一辺倒でなく、過去があって現在がある、その深掘りの仕方が上手い。そしてその敵との闘いも、物凄く考えられているのが分かる。
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スケールの大きな闘いを緻密に描いて、そのバランスが素晴らしい。闘い自体にも深いドラマがその裏にあって、本当によく考えられた物語だ。
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尾獣という魅力的な存在が、他のバトルマンガにはない面白さをもたらしている。最初は憎しみの塊だった相手が、徐々に心を開きかけがえのないパートナーになって行く過程がいい。
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ライバルで仲間。その描き方が斬新。スリーマン・セルという基本チーム構成で闘い抜くというところが、当初のシステムだったが、チーム内、チーム間の競い合いがいい。
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とんでもないキャラクターが登場するのもこのマンガの魅力。ガマ仙人自来也なんて、もちろん歌舞伎に登場する忍者がモデルだが、エロ好きという設定が異色。
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これだけ描けるマンガ家はそういない。岸本斉史作画の作品は、もうこの一作で終わりだろうが、ストーリーテラー、原作者としての才能は比類ない。