井波律子のレビュー一覧

  • 中国名言集 一日一言
    現在の人に読んでほしい本の一つかもしれません。
    私が特に心に響いた言葉は、「水清ければ魚棲まず」です。
    ダイバーシティを推進すると言いながら、ルール、ルールがどんどんややこしくなってきているように感じます。(モラルが著しく低下しているからでしょうか。)
    水清ければ魚棲まず。すみにくい世の中になって来...続きを読む
  • 完訳 論語
    ・悠揚迫らぬ大いなる秀才の顔回、対照的に才気煥発、機敏な秀才の子貢、直情径行の快男児の子路、の三人は、孔子がとりわけ深く信頼した高弟である
    ・子曰、巧言令色、鮮矣仁。
    ・子曰く、人の己を知らざるを患えず、人を知らざるを患うる也。
    ・子曰く、其の鬼に非ずして之れを祭るは、諂い也。義を見て為さざるは、勇...続きを読む
  • 完訳 論語
    今更ながら初めての論語. 現代語訳が堅苦しくなくて読みやすいし、諸説が簡単にまとめてあって内容は充実している. 個々人のパーソナリティに踏み込んでいるのは良し悪しあるかもしれないけど、人物評が分かると頭には入りやすい. ちょっと孔子の思想を称揚しすぎな感もあるけど、それはそんなものなのかな.
  • 論語入門
    いい年して論語も知らないのでは、と思い、とりあえず入門書を読んでみた。

    はじめは原文をなんとか訓読しようと頑張ったが、結局歯が立たず、途中から訓読を最初から読んだ。
    今から、二千年前の思想とは思えぬ生き生きした言葉に数多く出会い、今度は通読に挑戦したい。

    また、孔子のイメージも堅苦しいおっさんだ...続きを読む
  • 故事成句でたどる楽しい中国史
    「故事成句」で、中国史をざっと学ぶ事ができる素晴らしい一冊だ。「鹿を以て馬となす」というのが印象深かった。「白眼視」というのも故事成句だ。竹林の七賢の某が、つまらない人物に対しては白目を見せて接したのが始まりらしい。
  • 故事成句でたどる楽しい中国史
    中国史がなんとなく、頭に入ってきたかな?という読後感を得た。
    ああ、あの有名な故事成語は、この時の話だったのね、と、記憶が整理統合されていく感じ、というと大袈裟かな?
    歴史おんちが、歴史にとっかかるには、好適の一冊。

    漢代までではじめから3章までが費やされる。
    ページ数で見れば、半分以上が伝説時代...続きを読む
  • 故事成句でたどる楽しい中国史
    楽しくありません。笑 なぜなら、課題で無理やり読んだから。でもまぁ、中国史の良い勉強にはなったかな。故事成句の由来も知れたし。あ、意外とよかったのかも知れない。
  • 水滸伝 (一)
    歌川国芳の浮世絵の題材になっている作品ですので、ずっと読みたいと思っていました。
    現代日本の価値観とはそぐわない荒々しさがありますが、一話一話を読み終わると不思議な爽快感があります。
    一話ごとの最後は、次回が気になるような予告で締めくくられているのも続きが気になり面白いです。
    第二巻も読みたいと思い...続きを読む
  • 裏切り者の中国史
    ここに挙げられているのが裏切り者の代表ということになるのだろうが、どうにもそういう感じがしない。
    秦檜は、まさに中国でも裏切りの代表者だが、著者すら疑問を記すように、南宋に平和をもたらした人物でもある。
    冒頭の伍子胥は、私は裏切り者とは思わない。父が殺されたのだから国を見限るのは当然。むしろ私として...続きを読む
  • 酒池肉林 中国の贅沢三昧
    中国史上の贅沢にまつわる人物を、いくつかのカテゴリーに分別して紹介した伝記集というべきか。初版1990年代ゆえ、殷の紂王や隋の煬帝の捉え方がステレオタイプな辺りに古さを感じる。最後の方の精神的充足を求めた人たちは、贅沢をしていると言われればそうなるのかもしれないが、本のタイトルに合致するかと言われる...続きを読む
  • 論語入門
    論語に興味があったので手に取りました。

    孔子という人の真面目なんだけれどユーモアがあって、人生を楽しもうとする姿勢がとても素敵だと思いました。

    弟子を大切に思う気持ちも、とても暖かい。

    作者の孔子への愛が感じられる本でした。
  • 酒池肉林 中国の贅沢三昧
    中国歴代贅沢史。散財の仕方が豪快この上ない。最終章の精神の蕩尽は、要らないと思う。蘇東坡のエピソードは面白いけど。
  • 論語入門
    孔子の人となりが分かるように書かれてあり、分かりやすい。原文読むのは難解でも、その現代語訳と解釈の説明で読み解ける。
  • 中国人の機智 『世説新語』の世界
    世説新語って五世紀の中頃に編纂されたエピソード集があって、戦乱の中貴族たちが浮世離れした生き方をして機智に富んだ会話を楽しんでたんだけど、それを紹介する本。西洋のユーモアとかと違って凄い自負心とか負けず嫌いさが見えた。まぁ精神の自由を追い求めたらこうゆう生き方しますよね。
  • 世説新語 2
    井波律子氏の訳注で読む劉義慶撰『世説新語』。『世説新語』は1,120条のエピソードが後漢末から東晋末にかけて集められ、5世紀の中頃書かれた。これらのエピソードをそれぞれ原文、訓読、注釈、口語訳、解説をほどこしたもの。

    全5巻のうち本巻は、文学第四、方正第五、雅量第六、識鑒第七からなる。
  • 世説新語 1
    井波律子氏の訳注で読む劉義慶撰『世説新語』。『世説新語』は1,120条のエピソードが後漢末から東晋末にかけて集められ、5世紀の中頃書かれた。これらのエピソードをそれぞれ原文、訓読、注釈、口語訳、解説をほどこしたもの。

    全5巻のうち本巻は、徳行第一、言語第二、政事第三からなる。

    徳行第一
    (一)後...続きを読む
  • 論語入門
    そういえば論語って教科書ぐらいでしか読んだことがないなーと思い手に取った。論語を抜粋しつつ孔子の人物像を描いていて、読みやすかった。死ぬまでに一度ぐらいは、論語を通読することがあるだろうか?少なくとも興味を持つきっかけにはなった。
  • 酒池肉林 中国の贅沢三昧
    中国は、実におもしろい国だ。
    これだけたくさんの人がおれば、また、
    変わった人がたくさん生まれてくることだろう。

    いわゆる「贅沢」ということを基準にして
    中国の歴史をみるならば、
    人生の生き方も明らかになることだろう。

    皇帝、貴族、商人、宦官という階層での
    贅沢を分析していくと、
    その形態が大き...続きを読む
  • 酒池肉林 中国の贅沢三昧
    この書は、殷の紂王にはじまり、皇帝・貴族・商人など、中国における贅沢の諸相が書かれている。  高校時代に世界史の授業で聞いた話もあったが、初めて知った話もあり、なかなか楽しめた。個人的欲望が後々多くの人の役に立ったり、また逆も・・・。
  • 論語入門
    論語入門と銘打たれているが、「孔子とその弟子」といった内容。
    孔子とその弟子たちの人となりが論語を通じて紹介されていてなかなか面白い。