酒池肉林 中国の贅沢三昧

酒池肉林 中国の贅沢三昧

1,045円 (税込)

5pt

3.2

中国の厖大な富が、大奢侈となって降りそそぐ。甍(いらか)を競う巨大建築、万余の船を浮かべる大運河。果てしない宴と後宮三千の美女、美食と奇食、大量殺人・麻薬の海。そして贅のフロンティアを心に求めた精神の蕩尽まで。紂王(ちゅうおう)・始皇帝・煬帝(ようだい)などの皇帝から貴族・大商人へと受け継がれ、四千年を華麗に彩った贅沢三昧のなかに、もうひとつの中国史を読む。(講談社学術文庫)

...続きを読む

酒池肉林 中国の贅沢三昧 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    人間のおぞましさを垣間見た。欲望は追いかけても満足することはない。その結果破滅を招く。国が滅びる前には、散財する王が現れるらしい。そして、一度取り壊され、新たな世が生まれる。歴史ってこういうものなんだろな。

    0
    2021年11月27日

    Posted by ブクログ

    中国史上の贅沢にまつわる人物を、いくつかのカテゴリーに分別して紹介した伝記集というべきか。初版1990年代ゆえ、殷の紂王や隋の煬帝の捉え方がステレオタイプな辺りに古さを感じる。最後の方の精神的充足を求めた人たちは、贅沢をしていると言われればそうなるのかもしれないが、本のタイトルに合致するかと言われる

    0
    2021年11月27日

    Posted by ブクログ

    中国歴代贅沢史。散財の仕方が豪快この上ない。最終章の精神の蕩尽は、要らないと思う。蘇東坡のエピソードは面白いけど。

    0
    2020年09月15日

    Posted by ブクログ

    中国は、実におもしろい国だ。
    これだけたくさんの人がおれば、また、
    変わった人がたくさん生まれてくることだろう。

    いわゆる「贅沢」ということを基準にして
    中国の歴史をみるならば、
    人生の生き方も明らかになることだろう。

    皇帝、貴族、商人、宦官という階層での
    贅沢を分析していくと、
    その形態が大き

    0
    2013年03月06日

    Posted by ブクログ

    この書は、殷の紂王にはじまり、皇帝・貴族・商人など、中国における贅沢の諸相が書かれている。  高校時代に世界史の授業で聞いた話もあったが、初めて知った話もあり、なかなか楽しめた。個人的欲望が後々多くの人の役に立ったり、また逆も・・・。

    0
    2013年01月24日

酒池肉林 中国の贅沢三昧 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

講談社学術文庫 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

井波律子 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す