澤田ふじ子のレビュー一覧
-
「これまでずっと、奈落で生きてきましたけど、この水、奈落の水にしても、おいしゅうございますわ」
四作目。
お金持ちにはお金持ちの悩みがあるもんだ。
今回はそれが際立った。
お金って使いようで人を幸せにもできるんだよ。当たり前なんだけど、なかなか難しい。
奈落の水
厄介な虫
いずこの銭
黄金の朝顔
...続きを読むPosted by ブクログ -
余韻がなくバッサリ終わるような。
菊次郎のイメージがまだつかめない。一見優男、剣柔ともに強いが人情には弱い。
もっと嫌らしさとかあったらいいのにな。
女性が求めるヒーロー像かな。「剣客商売」好きには物足りない。
木戸の椿
垢離の女
金仏心中
お婆とまご
甘い罠
遠見の砦
黒い花
土地柄なのか美術品...続きを読むPosted by ブクログ -
久々に読んだこのシリーズ
普通なら前置きって云われるところで終わるんだよね、このシリーズは
しかし、説明会話が多すぎて笑う^_^Posted by ブクログ -
京都に関する薀蓄は流石だが、あまり詳しすぎるのも・・
人情ものとして、読んだ後にずしりと来る本。
今回も標題の「奇妙な賽銭」や「転生の餅」が良かった。
ついでに言うと、多少ながらも剣の冴えを見せてくれるところも、好きなところ。Posted by ブクログ -
どの作品も読み終わった後に寂しい気持ちになりましたが主人公の菊太郎の行動や言葉が救います。清く生きる事の大切さを感じる短編ばかりです。Posted by ブクログ
-
京弁?が柔らかくてここちよい。
この時代の京都が舞台の話は「はやぶさご用旅」くらいなものしか読んでないので、すべてが新鮮で面白い。
こんな仕事があったということも。
菊次郎と実家の関係がイマイチあるのかなあ、とも思うけど、この距離感が話を進めていく上でよいのかな。
お信さんも出てきたし、続きが楽し...続きを読むPosted by ブクログ