笹沢左保のレビュー一覧
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半兵衛の想いや願いと現実との間に齟齬が生じてくる。病に侵された半兵衛が理想と現実との間で下した決断、死に場所と定めた場所、そして死してなお残していったものとは。軍師竹中半兵衛の生き様が描かれている。Posted by ブクログ
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秀吉の名軍師竹中半兵衛、その生涯を描く。稲葉山城乗っ取り前から金ヶ崎退却直前まで。信長の妹・お市と運命的な出会いをするが、運命とは時に悲劇を引き起こす・・・Posted by ブクログ
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相変わらずの サホニズム。
虚名家族の一員として生まれる。
一人の女性のかわいそうな話。
精神と肉体。
女性として目覚めさすことが目的となる。
目覚めた時には 終局を迎える。
夜の部分の物語。Posted by ブクログ -
これは掘り出し物でした。
なんか笹沢左保って多作で(単行本200以上!)2時間ドラマっぽい話を書く人って、未読のくせに勝手な印象を持っていました。でも、どこかの誰かが泡坂妻夫の『妖女のねむり』と共にオススメにあげていたので読んでみることに。
港での男女の密会に始まり、ミス・コンテストの最終予選に...続きを読むPosted by ブクログ -
四匹の野獣が奈緒美たちに襲いかかった。集団レイプ。女性たちは今も、悪夢から醒めることがない。さらに脅迫者が。妻と娘を凌辱され殺された元刑事の赤坂勇一郎。犯人は証拠不十分で無罪になった。復讐の炎が燃えさかる…。そして悪魔が処刑された。警察の捜査で、二つの事件は交差するが。Posted by ブクログ
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二つの死が、大丸製薬宣伝課員・海老原の運命を大きく変えた。一つは、彼とともに京都へ出張し、某医科大の有名教授をTVコマーシャルに出演させようとして失踪を犯した先輩社員・印南の怪死。もう一つは、新薬を試飲した混血CMガールの変死だった。この二つの死が調合されたとき、海老原にとっては企業の非情の論理が浮...続きを読むPosted by ブクログ
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北町奉行同心・尾形左門次は、犯罪捜査を手がける定廻り同心とは異なり、荷の積み方を取締まる高積見廻りという閑職に就いている。が、彼は直心影流の達人であり、しかも冤罪に泣く人々を陰で救うという顔を持っていた。そんな彼のもとに、大店の奉公人が泣きついてきた。少女が姦淫され、殺された事件の下手人にされるとい...続きを読むPosted by ブクログ
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新宿淀橋署の部長刑事・宮本清四郎と警視庁捜査一課の佐々木冬彦警部補は、その苗字から武蔵と小次郎になぞらえられる好敵手。叩き上げの実力派の宮本と、大学卒のエリートコースをゆく理論派の佐々木が、しのぎを削りながら、成金会社の社長秘書が刺殺された事件をはじめとする七つの難事件に挑む。傑作本格推理連作集。 ...続きを読むPosted by ブクログ
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孫悟空タクシーのドライバー・夜明日出夫は三十八歳。三年前まで警視庁捜査一課の警部補だった。ある晩、夜明が乗せたアベック客の女の方が三週間後に殺された。容疑の濃い美貌の女は、夜明の幼なじみで逗子の豪邸にいたという鉄壁のアリバイがある。最後に夜明が解く前代未聞の大トリックとは一体何か?Posted by ブクログ
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そうとう昔の作品です。本格推理とは言わないまでも、二時間ドラマよりはちょっと気の利いてる感じの作品。
ものがたり自体はもう二時間ドラマぴったりの感じ。
名作なんだろうけど、ちょっと物足りない。Posted by ブクログ