坂木司のレビュー一覧
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人が成長する瞬間が鮮やかに描かれていて本当に良い。
自分にない異文化や価値観の存在を知り、それを受け入れる、そんな時に多かれ少なかれ成長するはずです。
この小説を読んで、40近い僕でも、また、そんな瞬間を迎えたくなりました。登場する、高校生の主人公の様な鮮やかな成長は出来ないかもしれませんが、明日...続きを読むPosted by ブクログ -
短編集だが、どれもストーリーが似ていなく、そこが良い。共通点は、物語のバイプレーヤーに必ず肉料理があることのみ。タイトルに惹かれて読んだだけだが、大当たりだった。Posted by ブクログ
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大崎梢さん、平山瑞穂さん、青井夏海さん、小路幸也さん、碧野圭さん、近藤史恵さん。
どれも初めての作家さんだったけど、それぞれ小さい苦労をしながら頑張っている女性たちが描かれていて、たくさんの元気がもらえた感じ。
中でもスポーツライターの話は好きだったかな。
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職人肌のクリーニング店。何だかいい感じ。
ロッキーの店長さんも、そして、店長さんの留守を預かる沢田さんも何とも素敵。
ほのぼのあったまるお話の数々に、生地や服、クリーニングにまつわる知識がちりばめられて楽しく読めました。Posted by ブクログ -
坂木さんの二作目。若返りたくて手を付けた。
長編でずっとおもしろい。
高校生に是非読んでもらいたい一冊。
自分の希望を言い続けていると夢に近づく、という明るい気持ちにしてくれる。Posted by ブクログ -
作中の仲間の輪に入っていたくて最終巻を先延ばしてた。「檻とは考え方の枠」「通じなくてもいい。檻に帰るが手を伸ばし続けること」終章は坂木作品の根底がある。とにかく人が好きでいたい。好かれてみたい。だからどこか檻を固めた人物が毎回出てくる。その描写や捉え方は何処かしら読み手に当てはまってしまい、苦さとと...続きを読むPosted by ブクログ
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原作は既読。
アンちゃんのぷにっとしたかわいらしさが、原作以上に視覚に訴えてくる(笑)!
こちら3巻でおしまいなのだけれど、またアンちゃんに会いたくなったので、原作を読みなおそうかな。
立花くんとのその後も気になる。
そういえば、原作も続編が出ていたっけ。そちらも読まないと。Posted by ブクログ -
アンちゃんが、 “大福みたいに可愛い” アンちゃんそのもの!
素人にはイメージしにくい上生菓子も、美しく描かれています。
第1巻を買って、第2巻が待ちきれず、原作の方で先にストーリーを読み終えました。
その後、全3巻揃えましたが、イラストが可愛くてすっごくお気に入りです♡Posted by ブクログ -
タイトルに惹かれて購入。
短、というとおり短編集。しかし、全ての作品が全く違ったテイストの話。
心温まる話、不気味な話、その儀式は自分は絶対やりたくないなと思わせる話、など1冊で何度も新しい物語に触れる事ができる一冊。この本で坂木司を読むようになりました。Posted by ブクログ -
数軒目の本屋でやっとみつけた。やっぱりおもしろい。小説もおもしろかったけど、マンガも小説のイメージにぴったり。坂木さんの他の著書を紹介するプチイラストもよかった。ほかにも漫画化してほしいな。Posted by ブクログ
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本作は、日常の探偵ではなく、純粋に小説。
733頁の分厚い1冊の中で、主人公が成長していく物語。
ぼんやりと毎日を過ごしていた泳君が、やりたいことをみつけ、それにむかってまっすぐに、突き進んでいく。
信じていれば道が開ける。流れが自分にむかってくる。
色んな事があり、色んな人に出会う。
そして、大人...続きを読むPosted by ブクログ