相川真のレビュー一覧

  • 京都伏見は水神さまのいたはるところ
    神社が前にある酒蔵どこやねん
    大亀谷には、特別支援学校と小学校しかないし
    現実とオーバーラップさせるのもまた楽し
  • 京都伏見は水神さまのいたはるところ 綺羅星の恋心と旅立ちの春
    これは最終巻かな?
    シロの気持ちは恋心より親心に近い気がするな。
    ひろと拓己はなるべくして…だよね(笑)
    私なら、そんな長く待たれへんわ〜
    ひろちゃん、人付き合い上手くなってよかったね!
  • 京都伏見は水神さまのいたはるところ 雨月の猫と夜明けの花蓮
    人類の進歩と共に無くなっていくものの多さをかんじて、泣いてしまった。
    そして、祖父、親、子ども、兄弟、いろんな考えに涙した。
  • 京都岡崎、月白さんとこ 迷子の子猫と雪月花
    1000年の歴史を背負わないといけないプレッシャーというのは想像できないくらいすごいと思います。ただ、変わらないのが正しいのかな?東院家が今の地位に登ったのはこれまでの常識を変えるような絵を描いたからだと思うけど。それにしても、全然才能が生まれないことだっていくらでもありそうなのに、一世代に一人ずつ...続きを読む
  • 京都伏見は水神さまのいたはるところ
    ヒロインの弛緩しきったキャラクターをどう思うかでしょうね。迂生は好感を持ったほうだけれど、全く苛つかなかったとは言わない。
  • 京都伏見は水神さまのいたはるところ
    京都伏見の祖母のところへ来た女の子のお話。不思議な声が聞こえたり見えたりする。
    2020/6/11
  • 美酒処 ほろよい亭 日本酒小説アンソロジー

    日本酒がもっと好きになる

    日本酒にまつわる短編集。
    日本酒のことをもっと知りたくて、選びました。
    銘柄や蘊蓄を得る内容ではなかったけれど、人と人を取り持つアイテムとしての日本酒に、温かい気持ちになりました。
    最後のお話は、カフェで涙ぐんでしまいました。
  • 明治横浜れとろ奇譚 堕落者たちと、開かずの間の少女
    窮屈な女学校とかつて女学生が消え去った開かずの間の人形怪談。こわくはないから読み易い。殺人の被害者が意外だった。おひいさまと呼ばれる少女や農家出身で周囲に馴染まない跳ね返り少女、悪びれずささやかな毒を振り撒くふつうの女学生達。女学校という浪漫。人さらいに騙されてしまう様も愚かさより胸がきゅうとなる。
  • 明治横浜れとろ奇譚 堕落者たちと、ハリー彗星の夜
    明治末期の横浜を舞台に、上がり症の役者の寅太郎、腕はあるのに描きたいのは売れない絵の画家の谷、浪漫研究家として発明を繰り返す有坂が、定職に就かずにフリーター的な堕落者として邁進する。ハリー彗星の噂に慄いた自殺者が増えた影の破壊僧と阿片騒動。わいわいがやがやした三人や周囲の人たちの有り様が楽しい。
  • 君と星の話をしよう 降織天文館とオリオン座の少年
    「家族の在り方はそれぞれだ」という事をテーマにしているが、メインの登場人物を取り囲む環境がなかなかに酷なので、現実よりも大げさに書かれた環境が嫌な人にとっては苦手かもしれない。
    星の話は興味深く、主人公と降織私立天文館の人々に絞って読むなら、温かい話だと思う。
    なので、購入を迷っている人は1話読んで...続きを読む
  • 明治横浜れとろ奇譚 堕落者たちと、ハリー彗星の夜
    ハリー彗星がやってきて、世界は滅亡、という騒動が。
    その片隅で、やりたい事だけをやり続ける3人+1人。

    自分のしたい事だけをする、という発想が出てくる時点で
    いい所のお坊ちゃんだろう、とは思ってました。
    周囲に集まってきてしまった人達も、変人とはいえ
    同じ事を言っているという事は…でしたし。
    こう...続きを読む
  • 明治横浜れとろ奇譚 堕落者たちと、ハリー彗星の夜
    気弱なおぼっちゃんをとりまく変人たち、できのいい兄弟に甘やかされてうんざり、などよくある設定だけど芝居がうまいところが独特か。気楽に読める。
  • 明治横浜れとろ奇譚 堕落者たちと、ハリー彗星の夜
    良くも悪くも素直な、まさしくキャラクター文芸です。
    表紙や帯に書かれている「三人のフリーター」のキャラが際立っているし、それぞれ特徴が異なり、台詞も特に説明を要することなく誰がどのことばを発しているかわかるあたり、キャラクターの造形は魅力的。個人的には浪漫研究家の有坂さんがすごく好きです。若い子から...続きを読む