伽古屋圭市のレビュー一覧
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2023年刊。まかない2食分を供する下宿屋が舞台。視点は常に主人公・住人となる女性で、人生の方向性や過去に囚われつつ、旧友や他の住人と関わりながら変わっていく……。というスタイルを取りつつ、LGBTQを含む性以外の様々な多様性の啓蒙のような軸が強いのかなぁと。決して押し付けがましくは無く、物語として...続きを読むPosted by ブクログ
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タイトルと文庫背表紙の印象から猫目荘で作り出される美味しいご飯食べて癒されて…なんて温かくほのぼのとの〜んびりとしたゆるい系小説と思って読んだらそんな事はなかった!
いや、そういう一面もあるけれど、それだけではなかった。
それだけではなかったのがすごく良かった!
家族との確執から家を出て東京へ、東...続きを読むPosted by ブクログ -
変に斜に構えたりせず、素直な気持ちで読むと「いいなぁ...」と思える(^ ^ ひねくれて見ると、善人ばっかりしか出て来ないような印象で(^ ^; うっそ臭ぇ、と言えなくもない(^ ^;
住人たちは「あぁ...いそうだな、こういう人」と「まさかそんな...」の間くらいの絶妙なキャラで(
^ ^ でき...続きを読むPosted by ブクログ -
読みやすくて癒されました。
今年の読む1冊目に選んで良かったです!
こちらの作品は本屋さんで表紙の可愛らしさに惹かれて購入しました。
古い建物だけど格安家賃が魅力の下宿屋「猫目荘」。降矢伊緒は再就職も婚活もうまくいかず猫目荘にやってくる。
2人の男性大家が作るまかないは読んでいて食べたくなってきます...続きを読むPosted by ブクログ -
なりわざか、かりうどめさつじんも、なにくわないきやらわかわいかわいなおかん、きやっばれえ、ひぞくもしかあ!なかいからわかばいたん?も、とちいるびびりあここ、いだしだしをとわれなかったいぬわしよりの、ひくいひたまおんちようただだよ!いくいないかあかいかだより、あこうろ?ろぱねくすよりのよいと、たまつけ...続きを読むPosted by ブクログ
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購入したきっかけは単純で、「表紙に猫がいたから」というだけのもの。出版社の広報アカウントが「猫」関連で取り上げていたから、作者さんを知りもしないまま本屋で在庫確認をしたら「理論在庫はあるはずなのに見当たらない、取り寄せ対応でも良いでしょうか」と店員さんに頼まれて、そこまでして読みたい気持ちがあったわ...続きを読むPosted by ブクログ
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封建的な考え方の父親 父親に逆らわない生き方をしている母親
それにうんざりして 東京にやってきた伊織
友だちの紹介で 賄いつきの猫目荘に入る。
昔ながらの下宿屋さんの建物
私が所帯を持って住んだ45年前の 東京の建物みたいで 懐かしく読みました。
そこは賄いつきじゃなかったけど。
猫目荘...続きを読むPosted by ブクログ -
かこやさんの本を初めて読み、ファンになりました。差別や偏見に、まっすぐに立ち向かう楓子さんは、とってもかっこよかったです。お料理のシーンも織り込まれていて、食いしん坊の私はたっぷり楽しめました。「なにをどう感じ、どう受け止めるかは人それぞれだ。………..結局、人と人なのだ。相手のことを思い、考えるし...続きを読むPosted by ブクログ
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扱うテーマはとても深く重いものだと思います
しかし コミカライズで とても読みやすかった。
『駄菓子屋』に懐かしさを感じたり、若くして自分を『おばちゃん』と言ってしまう事に共感したり。
とても素敵な本に出逢えたと思いました。Posted by ブクログ -
まず大前提として、ファンタジーである(^ ^
「死者が成仏する前に食事に来るレストラン」
という設定が、思いっきり(^ ^
ただ、本作に登場する死者は、
とても人間臭く扱われているので、
特別なホラー感やファンタジー感はほぼ皆無。
みな「自分がなぜ死んだか」だとか
「死んだ後も気がかりなこと」な...続きを読むPosted by ブクログ -
伽古屋氏お得意の、大正ロマン謎解き娯楽小説(^ ^
健気でおぼこい女の子と、寡黙で天才肌の探偵という、
これまた王道の設定で(^ ^
一つ前に読んだ「同じような基本設定」の本には
なかなかなの低評価をつけてしまいましたが(^ ^;
こちらは文句なしに面白く読めました(^ ^
設定が古書店と言うこ...続きを読むPosted by ブクログ -
これは...なかなk「凄い世界観」(^ ^
舞台は、遠い未来の「一度わやになった後」の世界。
人類全体、実生活はかなりアレな感じで、
人々はVRの世界をメインに生活している。
そのVR「アリス」の中で、
次々と「あり得ないこと」が起こっていく。
ざっくり言うと、トラディショナルな
「雪山閉じ込め...続きを読むPosted by ブクログ -
起きている事件は悲惨だが、
カラリとした明るい文体でどんどん読める(^ ^
ドキドキハラハラもバランス良く配合され、
万人にお勧めできる佳作(^ ^
犬、GJ(^ ^Posted by ブクログ -
気楽に読める娯楽小説...ではある。
が、「それだけ」ではない。
ミステリなので、例によって詳しくは書けないが...
全四作を収めた短編集ではあるが、
幕間に短い「サイドストーリー」が挿入される。
探偵のキャラがお気楽な発明家だったり、
語り手であるお手伝いさんが面白かったり、
「あり得ない」探...続きを読むPosted by ブクログ -
最初はその古さに直ぐに引っ越す!と意志を固めていた主人公伊緒が下宿先の猫をクッションに、馴染んでいってる。
諸事情から、関西から東京に自分を“探し”に上京した主人公。
そんな。かんたん、見つかるわけないよね?
自分の生きてる意義だなんて。
大層なものを見つけようとしたら、尚更よね。
昔から思って...続きを読むPosted by ブクログ