かすがい食堂

かすがい食堂

638円 (税込)

3pt

駄菓子屋の奥に、子どもだけの食堂開店!

激務の末にロケ先で怪我を負い、心身ともにダメージを負った楓子は憧れて入った映像制作会社を25歳で退職した。実家で無為徒食の生活を過ごした後、80歳になる祖母が営んでいた東京・下町の駄菓子屋「かすがい」を継ぐことになった。

1ヶ月経ち、「おばちゃん」と子どもたちに呼ばれるのにも慣れ、常連の子の顔と名前も覚えて来た頃、ひとりの少年の存在に気がつく。夕刻にやって来てきっちり300円分の菓子を買って帰るのだ。その理由に気がついた楓子がとった行動とは──(第一話 その名も『かすがい食堂』)。

貧困、いじめ、摂食障害など問題を抱える子どもたちのために、楓子は店の奥の台所で食事を提供することにした。肉汁のあふれるハンバーグ、もりもりごはんが進む野菜炒め、みんなで囲む寄せ鍋……!!
楽しく温かい食卓を描く全四話。

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かすがい食堂 のシリーズ作品

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  • かすがい食堂
    638円 (税込)
    駄菓子屋の奥に、子どもだけの食堂開店! 激務の末にロケ先で怪我を負い、心身ともにダメージを負った楓子は憧れて入った映像制作会社を25歳で退職した。実家で無為徒食の生活を過ごした後、80歳になる祖母が営んでいた東京・下町の駄菓子屋「かすがい」を継ぐことになった。 1ヶ月経ち、「おばちゃん」と子どもたちに呼ばれるのにも慣れ、常連の子の顔と名前も覚えて来た頃、ひとりの少年の存在に気がつく。夕刻にやって来てきっちり300円分の菓子を買って帰るのだ。その理由に気がついた楓子がとった行動とは──(第一話 その名も『かすがい食堂』)。 貧困、いじめ、摂食障害など問題を抱える子どもたちのために、楓子は店の奥の台所で食事を提供することにした。肉汁のあふれるハンバーグ、もりもりごはんが進む野菜炒め、みんなで囲む寄せ鍋……!!  楽しく温かい食卓を描く全四話。
  • かすがい食堂 あしたの色
    682円 (税込)
    下町の子ども食堂が世界と繋がる第2弾! 祖母から駄菓子屋「かすがい」を引き継いだ春日井楓子が、店の奥で子ども食堂を始めて1年が経った。 親のネグレクトが原因でまともなご飯を食べていなかった翔琉は大人しく感情もほとんどあわらにしなかったが、通い続けるうちに少しずつ打ち解けるようになった。摂食障害を患っていた夏蓮は元気を取り戻し、積極的に買い物や調理を手伝ってくれている。 中一になった亜香音が友人・彩希を連れてやって来た。髪を染めたことで教師や親に叱られ、家出中だと言うが──(第一話 少女と嘘と白黒パンダ)。 日本語が流暢な黒い肌の少年、日本で働く母親と暮らすためベトナムからやってきた少女、新たなお客さまを迎え、差別や偏見など彼らの抱える問題に楓子は直面するが、かすがい食堂のみんなでごはんを作って食べながら、何が出来るかを考える。 幻のカレイ(?)のムニエル、自分でにぎるおにぎり、ライスペーパーの春巻き、お好みの具材をのせるビビンバなど、わくわくする献立も充実。下町の子ども食堂から世界を知る人気シリーズ第二弾。
  • かすがい食堂 夢のゆくさき
    693円 (税込)
    この食堂のお節介は温かくておいしい! 映像業界を離れた春日井楓子が、祖母から駄菓子屋かすがいを引き継ぎ、その店の奥で子ども食堂を始めて約2年が経った。事情を抱える子どもを対象に、1回200円で週に2回。買い物も調理も一緒に行い、みんなで食卓を囲む一風変わった子ども食堂だ。 ある日、なじみの商店街の店員から、毎日家の料理を作っているという少女の話を聞いた。「感心な子」だと言う。ヤングケアラーを疑った楓子が本人に尋ねると、怪我を負った母親の世話と家の家事を一人でしていると答えた。楓子は子ども食堂に来ないかと誘うが、けんもほろろに断られてしまう。〈第一話 少女とつなぎとハンバーグ〉 料理系の人気ユーチューバー・ナツミが見せた本音とは。〈第二話 はじけるにんじんしりしり〉 かすがい食堂の食卓に安楽椅子探偵が現れる!?〈第三話 食卓推理「黄泉がえる母親」〉 自分を犠牲にして家事に専念する女子高生・三千香とその弟・璃久に、お節介気質の楓子の思いは届くのか。〈第四話 夢のゆくさき、絆のかたち〉 社会を繋ぐ下町の子ども食堂物語、人気シリーズ最新刊。 (底本 2023年4月発売作品)

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

かすがい食堂 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    凄惨な殺人現場だの、少女監禁虐待だの、おどろおどろしい本を続けて読んだので(^ ^; ちょっと「一休み」したくてチョイス。

    主人公は、映像業界で働いていたが、心折れて実家に戻り、祖母の経営していた駄菓子屋をついでのんびり商売している女性。ひょんなことから、恵まれない環境で暮らす子どもとの縁ができ、

    0
    2021年11月30日

    Posted by ブクログ

    続きが読みたい。
    自分の仕事にも多少関わりのある事だから、尚更。
    かすがい食堂、これかどうなるのか知りたい。

    0
    2021年06月16日

    Posted by ブクログ

    扱うテーマはとても深く重いものだと思います
    しかし コミカライズで とても読みやすかった。
    『駄菓子屋』に懐かしさを感じたり、若くして自分を『おばちゃん』と言ってしまう事に共感したり。
    とても素敵な本に出逢えたと思いました。

    0
    2021年04月13日

    Posted by ブクログ

    駄菓子屋の楓子さんが助けを必要とする子どもたちに食べ物を通して、諦めたらいけないこと、自分を大切にすること、なりたい自分になれること
    を伝えていきます

    とても素敵なお話しでした!

    0
    2023年09月23日

    Posted by ブクログ

    事があまりにもうまく進んでいくのは小説ゆえに致し方ないかもしれないけど、それにしてもうまいこといくなぁという印象は受けた。
    収録4編それぞれが、それだけで1冊分になりそうなところを端折ったような感じもした。

    それはそれとして、今の日本が抱えるこどもに関わる社会問題を可視化する内容になっている。

    0
    2021年10月18日

    Posted by ブクログ

    読みやすくて面白かった。
    ドラマ作成に関わっていた楓子が駄菓子屋のおばちゃんに(笑)
    まぁ、設定は多少強引な感じもしなくもないが、家庭でご飯が食べられない子どもたちのために食堂を開く…今の時代に求められたお話だと思います。
    家庭の事情、子供の事情などか「すがい食堂」を求める背景はいろいろですが、こう

    0
    2021年07月24日

    Posted by ブクログ

    「子どもの貧困」や「摂食障害」など内容はヘヴィで警戒しながら読んだけど、柔らかい文体のせいなのか、思いのほか読みやすくて傷つくほど落ち込むこともなかった。

    子供たちが少しずつ変わっていくのがおもしろくて、これからどうなるか気になった。続編が出たら読んでみたい。

    0
    2021年07月03日

    Posted by ブクログ

    駄菓子屋兼子供食堂を開く事になった楓子、貧困や摂食障害の問題を抱える子供達の居場所となる、かすがい食堂。
    子供達の未来に希望あれ、楓子もね子供達から、希望や憧れになる女性へと成長あれと応援してた自分。子供食堂は助かりますね

    0
    2021年06月29日

    Posted by ブクログ

    ハートウォーミング系の連作集だけれど、摂食障害や児童の貧困など、簡単に答えの出ない(出されても困る)問題を取り上げているので、読後感は案外と重い。おせっかいなヒロインの奮戦で、物語の中では一応ハッピーな結末を迎えるが、その過程があまりに安直なら、読者としても鼻白んでしまうところだが、その心配はいらな

    0
    2021年03月14日

    Posted by ブクログ

    映像業界で働いていた春日井楓子は、激務で仕事を辞めてから祖母が営む駄菓子屋『かすがい』を継ぐ。
    どうにか慣れた頃、ひとりの少年が来るたびにきっちりと三百円分のお菓子を買うのに気づく。
    まさか、これが晩ご飯とは…。
    これをきっかけに店の奥で、三百円の駄菓子の代わりにハンバーグを作っていっしょに食べる。

    0
    2023年11月25日

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