内藤陽介のレビュー一覧

  • 今日も世界は迷走中 - 国際問題のまともな読み方 -
    複雑な国際ニュースを分かり易く理解することが出来ます。複雑なサウジ・イランの関係、さまざまな陰謀論から、実は迷走している北欧、韓国の「反日」の正体などなど読みどころは沢山あります。特にお隣の国の韓国についての話題は必読だと思います。
  • 世界はいつでも不安定 - 国際ニュースの正しい読み方 -
    本書を読んでみて、自分がある程度知っていると思ったことが全く事実とは異なっていたことに驚きました。「鉄の女」として知られるイギリスのサッチャーが外交音痴だったことも初めて知りましたし、サウジアラビアは「中東の雄」であると思っていましたが、全くそんなことはなく軍事的に言えばまったくの非力な国とのこと。...続きを読む
  • 世界はいつでも不安定 - 国際ニュースの正しい読み方 -
     相変わらずこの人の本は内容が濃すぎる。
     複雑すぎて関係性を全然理解できていなかった中東に加え、ナゴルノ・カラバフにおけるアルメニアとアゼルバイジャンの紛争の裏では各国の思惑が蠢いていたことなど、目から鱗の情報がいっぱいだった。
     とはいえ情報量が多すぎたので、また読み直したい。
  • 世界はいつでも不安定 - 国際ニュースの正しい読み方 -
    めっちゃ面白かった。中東の知識がほぼないと言ってもいいくらいだったのでとても勉強になりました。
    本の帯に「グッダグダ」と書かれてありましたが、サウジとアメリカ以外はあまりグダグダ感なかったような(むしろ丁々発止感あるわ…)。
    こうなると、中国とロシア(プーチン)の『地球儀を見る』能力が際立って見えま...続きを読む
  • 日本人に忘れられた ガダルカナル島の近現代史
    色々驚きがあった本だった。まず『ソロモン諸島』っていうのが国だってことも知らなかったし、歴史も先住民が思いの外凶暴だったとか、イギリス人がめっちゃ悪辣だったとか、オーストラリアの反日は元々だったんだなとか思いの外アメリカ人がいいやつだったりとか、日本人迷惑しかかけてないじゃんとか…。
    そして、他の東...続きを読む
  • 皇室切手
    政府による切手の発行を通して、皇室に対する政治・大衆の意識と視線を読み解いた異色の歴史書。日本の侵略政策・行為と皇室切手とが表裏一体であったことに触れた第3章は本書の白眉。切手は国家におけるメディアである、という筆者の主張は、まさに「郵便学」の神髄であると言えるのではないだろうか。
  • 皇室切手
    郵便学者の著者による皇室切手の歴史を描いた本。
    これまで日本では皇太子の肖像切手はあるが、天皇の肖像切手はない。世界的には国家元首の肖像を使用するのが珍しくないが、日本の場合は宮内庁が頑迷な態度を取っているのが原因と著者。また、時の政権によって皇室のご慶事や切手発行がいかに利用されてきたかがよく分か...続きを読む
  • 今日も世界は迷走中 - 国際問題のまともな読み方 -
    世界を取り巻く国際関係について、その背景事情を豊富な具体例を基礎に丹念に論じた本。
    特に隣国 大韓民国の建国から現在に至る2派閥の対立の歴史について叙述した章(第4章)が、蒙を啓かせる内容だった。

    新たな方向から大韓民国を理解してみたい方にもオススメ
  • 外国切手に描かれた日本
    海外の諸国は、日本をどのように切手に描いてきたのか。
    日本へのイメージの変遷と歴史の中での切手を解き明かす。
    カラー口絵8ページ
    第一章 フジヤマ・ゲイシャの切手たち
    第二章 外国切手に登場した日本人
    第三章 「原爆切手」騒動記
    第四章 メイド・イン・ジャパンの外国切手
    参考文献有り。
    カラーやモノ...続きを読む
  • 今日も世界は迷走中 - 国際問題のまともな読み方 -
    スェーデンの移民政策のこととかがよく分かったけど、イランが何でみんなに恐れられてるのかが読んでて今ひとつ分からなかった。
    前の本を読んだら多分書いてると思うんだけど、はげしく忘れてる…orz
    「外来の思想や概念というのは、その国に土着化している伝統や価値観とマッチしないと定着しない」というのはその通...続きを読む
  • 事情のある国の切手ほど面白い
    これは面白い1冊でした。
    タイトルからしてもおお、と思っていたけど大当たり。

    結構過激な国がいて
    アメリカの国旗を踏みつぶしているなんて言う
    すんごいやつもあったりします。

    あとアタオカ独裁者の国なんて言うのも
    あったりします。
    もうね、言動がすでにいろいろとまずい。
    こういう人に国を任せるとろ...続きを読む
  • 世界はいつでも不安定 - 国際ニュースの正しい読み方 -
     世界で起きている出来事を「対立」をテーマに切り取り、地域ごとに解説を加えた書物。
     取り上げているのは、アメリカ合衆国内での対立(「声の大きい人たち」と「そうでない人たち」の対立)、中国本土と香港の対立(香港民主派と中国政府の対立)、中東での対立(首長国相互の対立・湾岸諸国の対立・サウジアラビアと...続きを読む
  • 世界はいつでも不安定 - 国際ニュースの正しい読み方 -
    現在進行形の歴史メモ(´・ω・`)
    【アメリカの問題】
    ポリコレ問題=人種・宗教・性別などの違いによる偏見・差別を含まない中立的な表現や用語を用いる
    トランプは是正を目指し実行してきたが、独特のキツイ表現のため悪意でみられた(ポリコレは分断作戦なのかな)
    アンティファ問題=反ファシズムと見せて左派勢...続きを読む
  • 世界はいつでも不安定 - 国際ニュースの正しい読み方 -

    グッダグダなのは日本だけ…?

    2021年9月読了。

    「自分は世界史を採らなかったから…」なんて云う馬鹿な言い訳はさておき、新聞等で国際情勢を読む際にいつもアラブ~中東領域が、地理的にも世界情勢的にも中々頭に入らない自分を戒める意味も込めて本書を購入、読了したのだが、これは大変に貴重な学習に成った(地理オンチは相変わらずなの...続きを読む
  • 世界はいつでも不安定 - 国際ニュースの正しい読み方 -
    著者には国際政治の実務や学位がある訳ではなく、民間メディアで語っている内容なので、これで何かを把握した気になるのは少し危うい。
    あと誤字や表記揺れが少し。あくまで読み物としては面白かった。
  • 世界はいつでも不安定 - 国際ニュースの正しい読み方 -
    言葉として中東やアラブは知っているけど逆に言うとそれ以外の事はほとんど知らなかったのですが、とても読みやすく楽しくて分かりやすかったです。
    どこもかしこも同じような問題を抱えており、それが絶妙に関わり合っているなんて、大変勉強になりました。
  • 日本人に忘れられた ガダルカナル島の近現代史
     「みんな大好き陰謀論」に引き続いて内藤陽介先生の本を拝読。
     ガダルカナルといえば、第二次世界大戦で戦った場所という知識しか持っていなかった(あと芸人の名前)ので、一度読んだだけでは頭に入ってこない内容のものもあった。ただ、漁業などを通じて日本が深い関わりを持ってきた場所であることは理解した。
     ...続きを読む
  • 切手百撰 昭和戦後
    切手は有名な出来事だけでなく、その道の人しか知らないような、しかし社会的に意義のある出来事の記念切手もある。
    とても興味深い。
  • 切手と戦争―もうひとつの昭和戦史―
    [ 内容 ]
    プロパガンダ切手で占領地を埋め尽くせ!
    スローガン入り消印で敵の戦意を奪い取れ!
    戦うための武器は、なにも銃器や爆弾だけとは限らない。
    日中、満州実効支配を巡る攻防。
    日米、対立する「戦争の大義」の応酬。
    そして誇示される戦果の数々-。
    満州事変から日本の敗戦まで、様々な歴史の舞台裏で...続きを読む
  • 事情のある国の切手ほど面白い
    国が発行する、切手のプロパガンダ性が綴られています。灰汁の強い国(または政府、政治家、政党、要するに支配者)ほど、切手という、国から国へと股にかける郵便物に貼り付けられた郵便物の料金支払証明書を使ってでも自分たちの正当性を主張するのだな、というのがわかりやすく書かれていた。面白かった。