【感想・ネタバレ】世界はいつでも不安定 - 国際ニュースの正しい読み方 -のレビュー

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Posted by ブクログ 2021年07月05日

本書を読んでみて、自分がある程度知っていると思ったことが全く事実とは異なっていたことに驚きました。「鉄の女」として知られるイギリスのサッチャーが外交音痴だったことも初めて知りましたし、サウジアラビアは「中東の雄」であると思っていましたが、全くそんなことはなく軍事的に言えばまったくの非力な国とのこと。...続きを読むややこしい中東の話も比較的理解しやすく、とても為になった一冊でした。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年04月21日

 相変わらずこの人の本は内容が濃すぎる。
 複雑すぎて関係性を全然理解できていなかった中東に加え、ナゴルノ・カラバフにおけるアルメニアとアゼルバイジャンの紛争の裏では各国の思惑が蠢いていたことなど、目から鱗の情報がいっぱいだった。
 とはいえ情報量が多すぎたので、また読み直したい。

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Posted by ブクログ 2021年03月21日

めっちゃ面白かった。中東の知識がほぼないと言ってもいいくらいだったのでとても勉強になりました。
本の帯に「グッダグダ」と書かれてありましたが、サウジとアメリカ以外はあまりグダグダ感なかったような(むしろ丁々発止感あるわ…)。
こうなると、中国とロシア(プーチン)の『地球儀を見る』能力が際立って見えま...続きを読むすね。その能力どこで身に付けたん?と聞きたい。

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Posted by ブクログ 2022年09月05日

 世界で起きている出来事を「対立」をテーマに切り取り、地域ごとに解説を加えた書物。
 取り上げているのは、アメリカ合衆国内での対立(「声の大きい人たち」と「そうでない人たち」の対立)、中国本土と香港の対立(香港民主派と中国政府の対立)、中東での対立(首長国相互の対立・湾岸諸国の対立・サウジアラビアと...続きを読むの対立・イランとの対立)、露土の対立(ナゴルノ=カラバフでの対立、シリアでの対立)。
対立を取り扱っているものの、その論調は努めて中立的。また、文章も努めて平易に書かれており、さらに例え(比喩)が効果的に配置されているためか、とても読みやすい内容になっている。
 惜しむらくは、巻末見返しの著者近影のお写真が、怖い印象を与えていることくらいか..(個人的には「みんな大好き陰謀論」の方の著者近影の方が好みです)


 国際関係に興味がある人全般にオススメ

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年09月26日

現在進行形の歴史メモ(´・ω・`)
【アメリカの問題】
ポリコレ問題=人種・宗教・性別などの違いによる偏見・差別を含まない中立的な表現や用語を用いる
トランプは是正を目指し実行してきたが、独特のキツイ表現のため悪意でみられた(ポリコレは分断作戦なのかな)
アンティファ問題=反ファシズムと見せて左派勢...続きを読む力が反核・環境保護活動(本当に環境保護している人に謝れ状態)一時テロリスト扱いで暴動・強盗をしているのに咎めると「差別だ!」となり手に負えない(暴力はアカン)
2021.1.6ホワイトハウス上下両院会議(ナイデン候補勝利確認)侵入・襲撃騒動で晩節を汚しまくりトランプ退場
【中国の問題】
政治音痴だったサッチャーの決断で英国・中国(と世界)が迷惑だった香港返還がおこなわれた
民主化をめぐる雨傘運動の挫折と、逃亡犯条例改正という問題が起きるなか、習近平政権発足とスノーデン事件の影響で守られるハズの一国二制度が揺るぎ始め、アメリカの対策も功を奏するかと思われたが、2020年全人代で光明に骨抜きにする中国だった
アメリカ・中国のせめぎ合いの中で露呈した新彊ウィグル問題は、現代に起きている人権問題であり、数百万のウィグル人が苛酷な強制収容所で労働を強いられている
そのうま味を甘受しているのがユニクロ・無印用品(アメリカだとナイキ・コカ・コーラ・アップル
著書では『チェイナにおもねり、ウィグル人の膏血を絞り』取ると断罪
【中東の問題】
難しいので感想も書けない(´・ω・`)

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ネタバレ購入済み

グッダグダなのは日本だけ…?

2021年09月08日

2021年9月読了。

「自分は世界史を採らなかったから…」なんて云う馬鹿な言い訳はさておき、新聞等で国際情勢を読む際にいつもアラブ~中東領域が、地理的にも世界情勢的にも中々頭に入らない自分を戒める意味も込めて本書を購入、読了したのだが、これは大変に貴重な学習に成った(地理オンチは相変わらずなの...続きを読むでw、今後も二読三読すると思うが)。

全体の感想としては、アメリカの部分だけ非常に粗雑な印象だったものの(民主党の選挙不正問題はそんなに簡単に全否定出来る程、底の浅い話では無い!)、
ヨーロッパから中東に至る長い歴史や細かい情勢の変化を、ここまで気持ち良く整理、俯瞰して読める本は中々少ないと思える好著。

それにしてもまぁこんなに浅ましくも残酷な争いが、歴史や宗教問題と某かの利権が絡まってしまうと、世界中どこでも簡単に繰り広げられてしまっているとは、呆れるばかりだ。矢鱈「大義」を掲げる奴ら程、それがヒドいんだから…。
「アナタの国の宗教は、本来何の為の宗教なの?!」と、本気で問い質したくなる国がザラザラと出てきた。

その点で、著者が言うように「世界中の国の指導者はグッダグダ」では決して無いと思う。むしろ皆さん気持ちが良い位の醜い野心丸出しの欲得ずくの方々ばかりで、思わず笑ってしまうほど…。それも「国益」ではなく「利権」が真っ先なのが露骨に理解出来た。
サミットで、北朝鮮や中国の問題がいつも矮小化されてしまうのもむべなるかなとも感じた。

又、三流と呼ばれて久しい「グッダグダ」な日本の政治家が能天気な位のんびりしていると見えても、それだけ世界の紛争地域よりかは「まだまだ平和」な事を学べた気がした。
ま、それはそれで決して宜しい事では無いんだけどねぇ…。

最後に、「陰謀論なんて所詮まやかし」の論説部分についてのみ、そう簡単に決め付ける著者の方が甘いのでは?と思った事だけを付言しておく。

#深い #タメになる #怖い

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Posted by ブクログ 2021年08月27日

著者には国際政治の実務や学位がある訳ではなく、民間メディアで語っている内容なので、これで何かを把握した気になるのは少し危うい。
あと誤字や表記揺れが少し。あくまで読み物としては面白かった。

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Posted by ブクログ 2021年05月13日

言葉として中東やアラブは知っているけど逆に言うとそれ以外の事はほとんど知らなかったのですが、とても読みやすく楽しくて分かりやすかったです。
どこもかしこも同じような問題を抱えており、それが絶妙に関わり合っているなんて、大変勉強になりました。

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