岩波明のレビュー一覧
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過去の事象を丹念に解説! 臨床(現場)を積み重ねて来た著者だからこそ辿り着ける場所...。ご都合主義では何も解決しないんですよね...。
事実と真摯に向き合うことでしか、世は変えられないのだ、ということを明らかにしてくれる良書でした。Posted by ブクログ -
日本では協調を求められ、変わっているものを良しとしない傾向があるので、発達障害は社会とのあり方が難しいと思った。
協調とか調和関係なく、良いものは良い、悪いものは悪いと言える社会や大人を作ることが大切だと思った。
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この視点、この視点が読みたかった!こうしてまとめてくださった作者様に尊敬の念。
そう、みんなうつで死に近いところにいるんだよ。
夏目漱石、太宰治、宮沢賢治
簡単に名前を出し「憧れる」と口にする人の知識量と心理を知りたいPosted by ブクログ -
マインド・ワンダリングという考え方を知ることができた。
発達特性が強い人にとって重要なのは多様性を受け入れることのできる土壌づくりということを再認識させられた一冊。Posted by ブクログ -
多くの事例から、いわゆる天才とされる方々に内包される精神的な症例に対して目を向ける書。タイトルからある種の重さを予感していましたが、思ったよりも(?)軽く読み進めることができました。最後にあるインクルージョン(包摂)が印象的でした。Posted by ブクログ
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10年以上前の著作だが、本質的な問題は変わっていないように思う。病院は仕事や恋愛の悩みなど個人的な問題を解決する場ではない。その問題を「創作」「捏造」された病名によって患者にされる人、患者になることを望む人の利害一致の構図がある。治療が必要な精神科疾患とは? 様々な事例から読み解く壮絶な一冊。
解説...続きを読むPosted by ブクログ -
精神医学は未だ未熟、という所から入るこの本から見えるのは精神鑑定の危うさ。これが判決に大きな影響を与えると思うと複雑な物があります。
新書という事もあり、各事件の掘り下げ方は割とあっさりしています。個人的には少し食い足りなさが残る一冊でした。Posted by ブクログ -
わかったようなわからないような…
殺人を犯した人が多数入院していることを知り驚いた。
警察関連の病院ではなく都立などの病院にいることが意外だった。
また、スキゾイドの特徴が私の性質と似ているのがとても恐い
自分がそうなってしまう可能性は0ではない
もしなってしまったときに現状の制度だと困る
そう思...続きを読むPosted by ブクログ