文豪はみんな、うつ

文豪はみんな、うつ

658円 (税込)

3pt

文学史上に残る10人の文豪――漱石、有島、芥川、島清、賢治、中也、藤村、太宰、谷崎、川端。漱石は、うつ病による幻覚を幾多のシーンで描写し、藤村は、自分の父をモデルに座敷牢に幽閉された主人公を描くなど、彼らは、才能への不安、女性問題、近親者の死、自身や肉親の精神疾患の苦悩を、作品に刻んだ。精神科医によるスキャンダラスな作家論。

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文豪はみんな、うつ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    精神科の医師である著者による、明治から昭和の文豪たちの精神分析。
    「島田清次郎」のことは知らないことだらけ。

    0
    2024年01月31日

    Posted by ブクログ

    過去の人も現在の人も一般の人も文豪も誰でも心に闇を抱えたりしながら頑張って生きてるのだと思いました。
    文豪が抱えてる「うつ」の部分が作品に昇華されていたり、抱えきれずに自殺していたりと文豪の以外な一面が知れました。

    0
    2023年05月14日

    Posted by ブクログ

    病跡学には興味があるので、最後までずっと面白く読んだ。
    ここに取り上げられていた作家たちの中に、一般的な評価に少し違和感を感じていた作家もいたので、この本の解説で納得できた。
    ただ、逆にもう少し深掘りしてほしかった作家もいるし、岩波先生の見解ではなくこれまでの説の方が妥当ではと思われる作家もあった。

    0
    2022年08月22日

    Posted by ブクログ

    SNSで紹介されていたので気になって購入した本。文豪紹介系の本は好きだけれど、特にこの本は精神科医の先生が文豪を精神科医の目線から解説している。鬱、統合失調症、双極性障害など、物語を書いて食っていくというのはこんなに大変なのかと。

    新しい目線で文豪について考えたり、読書できるきっかけになりそう。読

    0
    2022年08月07日

    Posted by ブクログ

    文豪が現代に生きてたらどうだったんだろうと何度も考えたことがあるけど、
    この時代背景、精神疾患に対する理解の浅さや治療、療養方法の未発達さがあったからこそ文豪作品は生まれたのかもしれないと改めて感じさせられる。
    現代にも素晴らしい作品はたくさんあるけど、この時代特有の切羽詰まったような人間の心情はこ

    0
    2022年05月04日

    Posted by ブクログ

    この視点、この視点が読みたかった!こうしてまとめてくださった作者様に尊敬の念。
    そう、みんなうつで死に近いところにいるんだよ。
    夏目漱石、太宰治、宮沢賢治
    簡単に名前を出し「憧れる」と口にする人の知識量と心理を知りたい

    0
    2022年04月10日

    Posted by ブクログ

    電子書籍の割引期間の最終日が来て、何か選ばなくちゃいけないような脅迫観念に駆られて、ついコレを選んでしまった。私は「期間限定お買い得」に極めて弱い。いっときは財布がパンパンになるほどにクーポンを入れていたのだけど、最近はアプリの中にクーポンが無数に入っている。このクーポンを使うために1日の予定をやり

    0
    2022年04月10日

    Posted by ブクログ

    夏目漱石、宮沢賢治、太宰治、芥川龍之介、などなど10人の文豪たちの生い立ちや生活、作品を検証して精神科医として著者が精神状態などを考察する。
    淡々としてわかりやすい文章でさくさく読める。
    文豪の小説はちょっとしか読んでないけど、やっぱり普通の人とはちょっと違う人たちなんだなぁ。
    紹介されてる作品は読

    0
    2022年03月25日

    Posted by ブクログ

    国語便覧を見るのが好きで。自分が学校でもらう学年になる前から兄のものを眺めていました。中でも近現代の文豪のページを読むのが好きでした。
    顔写真、ペンネーム、本名、年表、死因、エピソード。なんでかとっても面白かったです。著作はそんなに読んでいないのに…。

    という、文豪に純粋に興味があるので手に取って

    0
    2022年01月14日

    Posted by ブクログ

    病跡学パトグラフィー。
    四半世紀前は、憧れていたジャンルだなぁ……。
    各章ごとに読み応えがあるのは勿論だが、なんと巻末解説を島田荘司が書いているのが、面白ポイント。
    御大いつもの日本人論をぶつが、後輩ミステリ作家にもとばっちりをかけて、堂々たる名(迷)解説で、読み甲斐あり。



    目次
    第1章 夏

    0
    2024年04月25日

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