本巻では、最大の危機→今まで出会った仲間達の集合→大反攻開始、と王道的展開。
王道ではあれど、王道だからこその熱さ、勢いに「ありふれた」らしさが加わって一気に読ませる内容に。
どんなシリアスな場面にも場を壊さない絶妙なバランスでぶっ込まれるネタの数々は今巻も健在。
また、「愛ちゃん親衛隊」
...続きを読むや「オルクス攻略組(除く勇者)」面々の、何より『ハジメの娘』ミュウの奮戦もしっかり書かれているのも良い。
逆に勇者さんは今巻でも絶賛(いろいろ)下降中。
前巻で堕ちるとこまで堕ちたし、ここから少しは巻き返しかなぁ…と思っていましたが、まさかの。。
主人公との対比でそう言うキャラなのは仕方ないんですが…まさに勇者(笑)、、、
しかし、諸事情でユエ様が離脱中の為、若干物足りなかったのも確か。
「ありふれた」はユエ様が居ないと!と再確認出来た巻でもありました。
ラストはやはり、ハジメ・ユエペアで(自称)神様をフルボッコして欲しいものです。
番外編『その日、全龍人族が泣いた』
全読者が心待ちにしていた(^ ^ 我らが駄竜さんの里帰りエピソード、遂に!
……笑わせて頂きました。一応、最終決戦目前での歴史的場面の筈が、、さすティオ。
次で最終巻か、もう一巻あるかは分かりませんが、
少しでも早いユエ様復帰と、『俺達にとって最高の未来』を楽しみに待ちたいと思います。