吉本浩二のレビュー一覧
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松本零士さんも手塚先生のアシスタントをやったことがあるということにもびっくりだけれど、あらためて手塚先生の漫画(アニメ)にそそぐ情熱と求心力みたいなものに感嘆。どうやら、隣でみていた娘も興味を持った様子。試験が終わったら借りたいそうで、再度予約が必要そうです。Posted by ブクログ
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ブラックジャックに魅せられたのは、小学4年生の頃。(大人になってまとめ買いしたが)手塚治虫先生の漫画やアニメへそそぐ情熱が伝わって来て素敵。アシスタントの方々も本当にすごい人たちばっかりだったんですね。Posted by ブクログ
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2巻から間を空けたくなくてすぐに読みました。
映画「FAKE」で疑問に思った「音は多少なりとわかるのか」はこの作品でもすんなりとはわからず、さらには描写をきっかけにご夫妻と距離ができてしまったことが明かされびっくりしました。
映画でもかなり繊細というか気難しさが垣間見られたけれど、ピタッと心を閉ざし...続きを読むPosted by ブクログ -
『ろう者の祈り』を読んで聴覚障害について色々と誤解をしていたことに少なからずショックをうけたことから、この作品にたどり着きました。
今回もやはり誤った認識をしていること、想像がまるで及ばないことが多々あることを知りました。
手話通訳派遣センターのこと、デシベルで区切られた聴こえのレベル分けのこと、等...続きを読むPosted by ブクログ -
聴覚障害に真摯に向き合った取材ルポ漫画が完結。
聴覚障害への理解がこの漫画で広まることが期待される。
最終話まで読んで、佐村河内守氏の事件について大きく考えさせられることになった。Posted by ブクログ -
聴覚障害、難聴の世界を理解しようと真摯に向き合った取材マンガ。
世間で「聞こえているじゃないか」とバッシングを受けた佐村河内氏への取材を含め、難聴当事者の聞こえ方が健聴者に理解されにくいという現代社会の問題に、正面から挑む意欲的な本。Posted by ブクログ -
マァしょうがないよね、という気持ちや、こういう未消化感こそにメッセージがある、的な理解、作家の極めて「意志の強い」その選択・描写、への敬意。を含めても、やはりどうしても残念というか、そんな感情が気持ちの大部分を占めてしまう。「周りの人を実は不幸にしているかもしれない」吉本の臆病な優しさは、本当につく...続きを読むPosted by ブクログ
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2013/9/27偶然書店で見つけた。国鉄線から第3セクターとなっても厳しい経営を強いられていた三陸鉄道が、大震災を受けて頑張っている姿を見聞きしており、購入は必然に思われた。発災から復興へ向けての努力の経過を読むにつけ、ほとんどを涙ぐみながら読んでいた。『遺体』を執筆した石井光太氏の話も出てきて、...続きを読むPosted by ブクログ
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グラグラ揺さぶられてしまう。森達也の映画を観ているからだけれど、この作品だって作者の恣意的な描き方でいくつもの真実を切り落とされているはずなのに、なのにこんなにも書き手が迷っている様子を生々しく描いてゆく姿には、受け手までもが理性と感情が食い違う感覚を覚える。聴覚障害のこと、佐村河内のことはもちろん...続きを読むPosted by ブクログ
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耳が聞こえないとはどういうことなのか。われわれ「健聴者」は漠然と考え、理解したようなつもりになっていないか。この漫画はその漠然とした感覚を視覚化し、聴覚障害者の気持ちをこれでもかと訴えてくる。相変わらず吉本さんの絵は人間臭くて感情移入させられる。ゴーストライターで世間を騒がせた佐村河内守氏も登場し、...続きを読むPosted by ブクログ
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手塚さんのキチガイとも言えるわがままっぷりにドン引きしながら読んじゃいましたw
むちゃくちゃすぎる(笑)
でもそれが全員に恨まれていないあたり、デカすぎる才能とキャラのせいなんだろうなと思います。
10本も連載を抱えながら落とさず品質も落とさなかったのもすごいと思います。
以前から思っていたこと...続きを読むPosted by ブクログ -
ローカル線から見た震災。それだけに地に足着いた現実とあの時が伝わってきます。通勤中に読むのがつらい箇所もありました。Posted by ブクログ
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聴覚の障害について医学的にわかりやすく解説しており、聴覚障害の人が日常生活の中で、どのように感じて、どのような不便があるか、普通知りえないことに真剣に切り込んだ漫画。佐村河内守氏の騒動の本質にも迫っている。Posted by ブクログ
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マンガ表現の力で極力わかりやすく描かれる聴覚障害の世界と、浮かび上がる佐村河内事件。自分の身であったら……と迫真の筆致がスリリング。真摯なドキュメントでありながら退屈とも無縁、作者の更なる高み。Posted by ブクログ
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アシスタントやBJ、アニメ史をめぐるオリジン・ストーリーの巻。歴史の重みが楽しい分、いつもの手塚ご無体は少なめだけど中国パチ物にまさかの行動は「本物」のド凄さ。Posted by ブクログ
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複数の視点からのエピソードに食い違いがあっても、それは「藪の中」ではなく、手塚治虫という人物の強烈な個性を示すもの。丁寧な取材と圧倒的な熱量。手塚全集に加えても良いのではないかとすら思う。Posted by ブクログ
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私が大好きな漫画の神様は、やっぱり漫画の神様だった!
手塚治虫を語る周囲の人々の「あの頃はなにかとんでもないエネルギーに動かされていた」という語り口がなんとも胸に熱く、そしてエピソードの全てが実際のところ「とんでもないエネルギー」を放っていて読んでいてこちらまでぞっとするほど。
「手塚治虫について...続きを読むPosted by ブクログ -
吉本浩二さんの絵は力強くて泥臭くてとても好きだ。あまちゃんの舞台にもなった震災後の三陸鉄道の物語。辛くて、途中まで読んで放置していた。しかしやはり読んでよかった。心を揺さぶられる漫画だ。最後の吉本さんとルポライター石井光太さんの対談もよかった。震災を描いた魂のこもった1冊。Posted by ブクログ