高杉良のレビュー一覧

  • 転職
    すごくリアルな小説だなーと思った。あとがきによると、娘婿さんの話のほぼ実話らしい。一部よく知っている業界の話が出てきたので(笑)、結構身につまされた。
  • 青年社長(上)
    2008年04月01日 19:11
    読むと、やる気が出る本。

    小説としては、スラスラ読めます。

    実話なんですが、ちょっとした動作など本当かな。と思ってしまうほど、

    細かく書かれている。



    読んでる途中、「美樹さん、すげえ。」と何度思ったか。



    しかしこれだけ成功すると、やはり闇の部分っ...続きを読む
  • めぐみ園の夏(新潮文庫)
    両親に見捨てられた11歳の亮平は、孤児たちが暮らす施設に放り込まれる。だが、持前の機転と正義感で、自らの未来を切り拓いてゆく。
  • その人事に異議あり 女性広報主任のジレンマ
    男女のもつれの結末
    男の欲望と女性の欲望、どちらも企業内の職務上の立場から「禁」の世界を生み出し、最後には男の地位と名誉を守るために女性が引き下がる、実に現実味した企業内の男女関係の小説だ。
    一方、女性雇用・出世に対する大手日本企業の立場は以前旧態依然として役員の見栄と偏見があることをこの小説が解く...続きを読む
  • 辞表―高杉良傑作短編集―(新潮文庫)

    昭和な世界

    携帯のなかった時代だからこその緊迫感。深夜に自宅へ電話したり、家へ押しかけたりと、現代なら下手すると警察沙汰になりそうです。
    最後の○越社長解任劇が印象に残りました。
  • 青年社長(上)
    大学生の時に読んで、ビジネス小説は面白いと感じさせてくれた。影響受けすぎて和民のインターンになったほど。
  • 小説 ザ・ゼネコン
    業界用語と業界の人間模様が濃密に絡み合い、わけわかんない話なんだけども、わからないからこそか、一種の世界観すら感じました。高杉良だからなのか、ゼネコンというテーマだからなのか。
    どっぷりバブル期に浸かれた気分で、楽しく読めました。
  • 乱気流 下 小説・巨大経済新聞
    バブル崩壊後の日経新聞を題材にした小説の下巻。
    解説を読んで本著にまつわる裁判の模様も知るコトができましたが、この文庫版で登場していた「宇野社長」は、文庫化前は「亀田社長」だったそうで、どうもそれが実在した鶴田氏的にはNGで裁判に発展した、というエピソードも語られていました。なんとも…。

    主人公の...続きを読む
  • 乱気流 上 小説・巨大経済新聞
    高杉良氏による、バブル崩壊の頃の日経新聞を題材にした小説。「対抗誌のないのをいいことに、経済情報を独占し、いい気になっている点を反省してもらいたいな。」と登場人物に言わせるという(笑
    調べればわかる「ほぼ史実」「ほぼ実名」の内容を取り上げつつ、結構にこき下ろしていて、これはこれでかなり勇気がないとで...続きを読む
  • 雨にも負けず ITベンチャー奮闘記
    主人公は架空の人物、企業も架空の企業と思って読んだが、解説を読んで「あれっ?」と思いインターネットで調べてみたところ、主人公の北野譲治氏は実在の人物で、イーパーセルも実在の企業であった。自分の無知を恥じるしかない。ちなみに北野氏は現在もイーパーセルの社長である。

    当初は架空の人物と思って読んでいた...続きを読む
  • 最強の経営者 アサヒビールを再生させた男
    経済小説は数多くあるが、これは主人公が実名になっている。また実名で登場する人物が多い中で、実名ではない人物もおり、それが少々分かりにくい。

    人物伝ではなくあくまでも小説なので、例えばフジサンケイグループの鹿内氏を辞任させたシーンなど、本当の出来事かどうか分からない場面が数多くある。フィクションがか...続きを読む
  • 灼熱起業
    たまたま書店で見つけて手に取りました。高杉良さんの経済小説はその昔よく読んでました。日本興業銀行などなど。。
    「灼熱起業」というタイトルに、なぜかアジアで起業した人の話かなと興味をひかれ、買ってしまいました。
    感想は。。面白い!
    「マルキン自転車」はなんとなくブランド名だけは知ってましたが、そのメー...続きを読む
  • 最強の経営者 アサヒビールを再生させた男
    シェアが低迷していたアサヒビールを立て直した人の話。
    経営者に必要なものはたくさんあるとは思うけど、本書からは固い意志と情熱が強く感じられる内容だった。ある意味昭和的なのかも。
  • 辞表―高杉良傑作短編集―(新潮文庫)
    傑作短編集と謳うだけあって、どれも楽しく読めた。人事という共通のキーワードで進むそれぞれの話、時代は違えども、どうしても「人事」というものに大きく左右されるサラリーマンの悲哀を感じてしまった。会社が大きくなればなるほど、そこには理不尽が散りばめられている。それと付き合いつつ時には我慢しながら生きるの...続きを読む
  • 最強の経営者 アサヒビールを再生させた男
    1987年私が二十歳になった年にアサヒスーパードライが発売されテレビCM、新聞広告は非常にセンセーショナルで、コンビニの入口に「アサヒスーパードライはお一人様3本まで」と書かれていたのを思い出します。経営者の本を何冊か読んだ中で惹き付けられたのは出光佐三氏、本田宗一郎氏、そして樋口廣太郎氏です。バブ...続きを読む
  • 勁草の人 中山素平
    中山素平は財界鞍馬天狗と言われた異色の経営者。権力に媚びず、叙勲や褒章を拒み、自伝の類いも残さなかったそうです。地位や名声にしがみつく経営者が多い中で、中山さんのようなリーダーが社会を先導して欲しいと思います。
  • 最強の経営者 アサヒビールを再生させた男
    樋口廣太郎さんは、自己肯定感が強く有言実行する人だ。且つ人への気遣いができるので皆んながついてくるし頼られる。受けた仕事は最後までやりきるし後継者の事も考えて人事を全うしている。
    ただ今の時代だと厳しいですよね、完全にパワハラですもんね。
    印象に残った言葉は、「チャンスは貯金できない」あれこれ考えて...続きを読む
  • 生命燃ゆ
    ●主人公柿崎は、糖尿病と白血病におかされながらも、命をかけて仕事に取り組んだ。その壮絶な姿に心を打たれる。また休日にはゼミを開き、若い社員に話を聞かせる、真面目さ。
    ●45歳で死去。死際の娘達への言葉に感動。「俺は常に全力でやってきた、だから悔いはない。二人とも、常に一生懸命で勉強し、学ぶ事の尊さを...続きを読む
  • 辞令
    会社を登るとこんな景色が待っているのか。
    私には縁のない話だからこそ、笑えるが、本人だったら溜まったもんじゃないという感じ。
    島耕作みたいな世界観。
  • 燃ゆるとき
    「燃ゆるとき」
    高杉良作
    2005年
    角川書店
    (初出版は1990年、実業之日本社)

    「まんぷく」がヒットする中、インスタントラーメンはモデルの安藤百福が考えたのではない、という噂がネット上を飛び交うようになっているけど(そのことも書いてある)、ここで、実名企業小説でおなじみの高杉良の古い小説を読...続きを読む