高杉良のレビュー一覧

  • 起業闘争
    Facebookでフォローしている久松達央さんの投稿をきっかけに購読。
    さすがに企業文化が一昔前ではあるけれども、30年前に、しかも取材に基づいてリアルに書かれたものとは思えないくらい、ぐいぐいと引き込まれて読めた。どう生きるのか、何のために働くのか。そして誰と働くのか。それを改めて自問自答したくな...続きを読む
  • 辞令
    同族会社では、今でも現実問題として起こっている人事配置の綱引き。特に、世代交代の時期には、今なお往々にして起こりうる問題。今や崩壊していると言われながらも、現実には多くサラリーマンの潜在意識に横たわっている終身雇用への固執。それが、ますます会社生活を苦しく醜く追い込む。ラストでそうした心情に新たな光...続きを読む
  • 辞令
    サラリーマンの悲哀。人生紙一重で出世する人しない人。
    運も実力のうちとは言うが、正しくですね。
    僅かな綻びが命取りになるのがサラリーマンの世界。
    著者はその機微を絶妙に表現している。
    主人公のその後の人生が気になりました!
  • 最強の経営者 アサヒビールを再生させた男
    現在はスーパードライなどの製品を筆頭に、ビール業界において圧倒的シェアを誇るアサヒビールにも「夕日ビール」と揶揄され、競合他社に後塵を拝していた時代があった。この低迷期に三井住友銀行副頭取の立場から再建を任され、社長に就任したのが樋口廣太郎である。この小説は樋口に焦点を当てたものである。

    樋口は持...続きを読む
  • 辞令
    "昭和63年に発刊された小説。昭和の雰囲気もありつつ、サラリーマンの悲喜こもごもを描いている。女性をマンションで囲ってなんて、昭和チックな逸話だと思うが、今でもあるのだろうか?今の感覚では、会社の金を使い込めば、理由はどうあれ懲戒解雇は当然の罰だと思えるが、この時代はそうでもない雰囲気もあったのだろ...続きを読む
  • 最強の経営者 アサヒビールを再生させた男
    ものすごい気迫ある樋口廣太郎氏の生き様がありありと文字に起こしても伝わってきます。このような方と間近で仕事が出来れば時代を動かしているような心持ちでいれるのではないでしょうか。自分には厳しそうですが、、
  • 新・燃ゆるとき ザ エクセレント カンパニー
    "久しぶりにいった古本屋で購入。
    読み始めてすぐに、まるちゃんで有名な東洋水産の話だとわかった。友人もつとめている。こんど、実態を聞いてみたい。"
  • 破戒者たち 小説・新銀行崩壊
    フィクションといいつつも、
    かなりノンフィクションに近い作品。
    相変わらずの男女関係の描写にはあきれるが、
    それを除けば非常に面白い作品。
  • 労働貴族
    古本屋で購入。高杉良さんのビジネス小説。日産自動車労働組合の委員長 塩路一郎氏の記録。労働貴族といわれるほどの権力を手にした男の話。本当にこんな人がいたの?というほど、当社の組合とはかけ離れている。反面教師として学ぶことは多い。と同時に、素直に学ぶべきことも多い。
  • 乱気流 下 小説・巨大経済新聞
    日経新聞社をモデルに、過去の事件や会社の体質に鋭く斬り込んだサラリーマン小説。
    この時代を生きていないからこその難しい部分はあれど、今も昔も変わらない、どこの企業にでもありがちな会社組織トップの腐った体質、ミドルの反発や立ち回りに暮れる様子がすごく巧みに描かれていて、そういった部分がとても面白かった...続きを読む
  • 最強の経営者 アサヒビールを再生させた男
    「コクがあるのにキレがある」いやいや樋口廣太郎は「キレがあるのにコクがある」!「この味がビールの流れを変えようとしている、スーパードライはガンガン行きます」そうそう「この男がビール業界の流れを変えようとしている、樋口廣太郎はガンガン行きます」!広告のコピーと一体化したような名調子「麦酒王樋口廣太郎伝...続きを読む
  • 辞令
    ファミリー企業の大手電機メーカーを舞台にした企業小説。
    最初に集英社から単行本が発売されたのが1988年。
    30年にわたって(出版社が変わりながら)文庫が売れている。
    時代を感じる描写が多数でてくる。
    登場人物がとにかく、よく煙草を吸う(場所関係なし)。
    メールもない、携帯電話もない。
    夜や休日、重...続きを読む
  • 辞令
    主人公広岡の異動しても腐らずに行動した点、また広告代理店の接待旅行の汚点騒動で奔走する役員。そして今度は、友人のスキャンダルに奔走する事に。人の為にどこまで必死になれるか考えさせられる一冊でした。
  • 最強の経営者 アサヒビールを再生させた男
    シェア下降が止まらなかったアサヒビールに住友銀行から乗り込んだ樋口廣太郎社長の話。
    ・チャンスは貯金できない
    ・先例がない、だからやる
    ・口先や頭の中で商売をするな
    など、色々と頭に残る話がありました。
  • エリートの転身
    エリートサラリーマンの転職、左遷、解雇…
    短編が4編。
    サラリーマン、しかもエリート故の苦悩、、大変だなと思った。
  • 辞令
    30年前の刊行でも古さを感じず、一気に読み終えました。
    人事異動の悲喜こもごもは、30年たっても変わらないということでしょうか。
  • 辞令
    携帯電話のない時代を生きるサラリーマンの悲哀を描いた作品。
    上に媚びる者、自身の正義を貫こうとする者、どちらが正しいかは目に見えてわかるはずなのに、会社という組織がそれを歪めていく様子が面白かった。
  • 辞令
    面白かった。
    営業からマーケティング、そんな出世街道を走っていた広岡に突然の辞令。
    人事部へ。
    一体何が?裏には会社の思惑が動く。
    同族経営の会社の中で、うごめく思惑。
    広岡もツメが甘くそこがバレポストを外される。
    異動した人事部にて今度は昇進した同期を守る。
    同期は金を作っていた。
    面白と同時にリ...続きを読む
  • 巨大外資銀行
    ひさしぶりに高杉さんの小説を読んだけど、やっぱり面白いし勉強になる!

    しかし、ゴールドマンサックスにそんなことをされていたとは全然知らなかった。
    自分含めて、日本人はもっと賢くならねば。
  • 勁草の人 中山素平
    財界鞍馬天狗と呼ばれた中山素平さんの関わられた案件を、私の大好きな企業小説家である高杉良氏が、軽妙なタッチで描いた作品。とても気楽に読破することができました!