ワシントン・ブラック

ワシントン・ブラック

2,970円 (税込)

14pt

3.6

ギラー賞受賞、読む悦びに溢れた歴史小説!

2018年スコシアバンク・ギラー賞受賞、同年マン・ブッカー賞最終候補。ニューヨークタイムズ、ワシントンポスト、タイム他多数有力メディアの「トップテン・ブック・オブ・ザ・イヤー」に選出。
1830年、東カリブ・バルバドス島。11歳の黒人少年「ワッシュ」ことワシントン・ブラックは大農園に生まれ、奴隷として過酷な日々を生きていたが、ある日やって来た農園主の弟ティッチに見込まれ、科学研究の助手となる。ティッチから文字や科学の知識を学び、絵の才能も開花させるワッシュ。やがてある事件を機に二人で作った気球で島から脱出し、北極をめざすが……。
一人の少年の数奇な運命と世界を股にかけた冒険、自我の目覚め、人生の旅。アフリカ系カナダ人の女性作家による、読む悦びと驚きに満ちあふれた傑作歴史冒険小説。

...続きを読む

ワシントン・ブラック のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    冒険話が大好きだったけど、さも「ありえない」けど楽しいを今楽しむ気になれなかったところにくる、目まぐるしくも「ありえる」で固められた冒険譚。
    しかも主人公の関わる人間が、当然それぞれの思いを胸に主人公ありきの動きをしないリアルさのある人情劇でもあって、大人になって読みたかった物語はコレだよまさにとい

    0
    2022年03月26日

    Posted by ブクログ

    黒人奴隷差別の描写は、酷すぎて目を覆いたくなります。けれど、気球に乗って国を脱出するだとか、あり得ない展開が次々あって、希望がもてる展開なので、次が知りたくて、ページをめくるのが楽しかった。

    0
    2021年04月20日

    Posted by ブクログ

    冒険譚、成長譚としての面白さはもちろんあるんだけれど、それだけじゃない。前半はスピーディに展開していくが、後半からはゆったり丁寧に紡がれている印象。苦い。読み応えあり。

    0
    2020年12月07日

    Posted by ブクログ

    ページ数のぶ厚さは関係なく、最初から最後まで、重苦しい気分だった。

    そう思ったのは、主人公の「ジョージ・ワシントン・ブラック」の設定が少年奴隷であるのも、そうなのだが、なぜか、自由の立場になったように見える後半の方が、より重苦しさが増したように感じられて、私もワシントンの心中に入り込んだようで、憂

    0
    2021年09月06日

    Posted by ブクログ

    カナダで生まれ育ったガーナ人女性が描いた作品。過酷な奴隷生活を送る少年が、雇い主の家族の一人に目をかけられて、色々と経験し、社会のあり方、仕組み、人間を知っていく内容。重々しく過激な描写は少なめで、新しい世界への、これまた過度ではない、描写が丁寧に書かれていて、とても読みやすかった。確かに黒人に生ま

    0
    2021年06月07日

ワシントン・ブラック の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    小学館
  • ページ数
    450ページ
  • 電子版発売日
    2020年09月25日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す