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〔ヒューゴー賞受賞〕アメリカSF界最高のカリスマ作家エリスンが、既存の英米SF界に一石を投じるべく企画・編集し、全作品に自ら序文を付した計三三篇収録の伝説的巨大アンソロジーがついに刊行! 本書はアシモフのまえがきとエリスンの序文をはじめとする“危険な”ヴィジョン八篇を収録。解説収録/高橋良平
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Posted by ブクログ
どんな本かって? 日本で大森望が編んでるNOVAの様な本。 米国で半世紀以上前に編まれたもんだけどねー 曖昧な記憶の中ではエリスンは感じの悪い評論家だった。
SF界のカリスマ、ハーラン・エリスンが自ら企画編集した伝説的アンソロジー、「危険なヴィジョン」。すべての作品にエリスンによる紹介文が付される豪華(?)な構成。第1巻となる本書では下記8作品を収録。 ・夕べの祈り:レスター・デル・レイ ・蝿:ロバート・シルヴァーバーグ ・火星人が来た日の翌日:フレデ...続きを読むリック・ポール ・紫綬褒金の騎手たち、または大いなる強制飼養:フィリップ・ホセ・ファーマー ・マレイ・システム:ミリアム・アレン・ディフォード ・ジュリエットのおもちゃ:ロバート・ブロック ・世界の縁にたつ都市をさまよう者:ハーラン・エリスン ・すべての時間が噴きでた夜:ブライアン・W・オールディス 個人的には「火星人が来た日の翌日」が好き。異星人とのファーストコンタクトの舞台裏を描いたような作品。こういった鈍感さはSF小説ではチャーミングなキャラですが、現実の世界では確かにちょっと危険な存在かも。 言及せずにはいられないファーマーの作品。本書の中で最も長く、最も読みにくい。この癖の強すぎる文体は好きなひともいるんでしょうけど、正直ダメでした。 以前、エリスンの短篇集で「世界の縁にたつ都市をさまよう者」を読んでいたのですが、まさかこんな繋がりがあるとはびっくり。「ジュリエットのおもちゃ」とエリスンの紹介文も含め、続けて読むとおもしろさも高まる感じ。 まだ2巻、3巻と続く危険なヴィジョン。当時の尖った思弁をまとめて読める楽しみなアンソロジーです。
60年代にハーラン・エリスンが出した全作書き下ろしのアンソロジーが2019年になって全訳が出た。ハーラン・エリスンがやたらとスペキュレイティブ・フィクションを連呼しているのに時代を感じる。収録作の中でフィリップ・ホセ・ファーマーの「紫綬褒金の騎手たち、または大いなる強制飼養」だけは文体の面白さは判る...続きを読むけど、文体に気を取られて内容が全く頭に入ってこずきつかった。
1983年にハヤカワ文庫から第1巻のみ刊行され、第2巻以降は何故か刊行されないままフェードアウトしてしまった、曰く付きのアンソロジー。 アメリカSF界の鬼才、ハーラン・エリスンが、1960年代に活躍していた作家(非SF含む)に「危険なヴィジョン」をテーマとした書き下ろし作品を依頼し、それをまとめたも...続きを読むの。第1巻の冒頭にエリスンの序文が入るのはまぁ当然としても、各作品の頭にもいちいちエリスンの序文が入るというエリスンの押し出しの強さ(笑)しかもこの序文が長いのよ、なかなか読み進められないヽ( ´ー`)ノ ことほど左様に、編者エリスンの熱気が前面にアピールされて正直鬱陶しいぐらいなんですが、いやそれにしても、よくまぁこれだけイカレた作品集めましたねと思います。何分にも古い作品ばかりですので、21世紀の今になって読むと「これ、『危険』かなぁ・・・」と首を傾げたくなる作品も結構あるのですが、原著の刊行年を考慮すると、当時は十分刺激的で「危険なヴィジョン」と言えたのだろうと思います。 鴨的には、ロバート・ブロックとハーラン・エリスンの2者による連歌のような作品の響き合いが印象的でした。収録作の中で一番長いホセ・ファーマーの「紫綬褒金の騎手たち、または大いなる強制飼養」、オフビート過ぎて辛い(^_^; これもある意味、時代を感じる作品ではあります。 まぁまぁ面白かったので、第2巻以降も読もうとは思いますが、またエリスンの押し出しと闘いながら読み進める感じになりそうですね(^_^;
エリスンがうるさい本(笑)でも前書きを読むに費用面の事情もあったんだろうな。 「紫綬褒金の騎士たち〜」が厳しくてしばらく積んであったんだけど、他の話は比較的読みやすい。 最初から最後までエリスンはうるさい。
本編前の解説はいらないかな。 「紫綬褒金の騎士たち、または大いなる強制飼養」は最初読みづらいが後半はましになる。
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