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本格ミステリの魅力的な要素のひとつ、密室トリック。犯行状況を思い浮かべたり、作品に挿入されている図版に心躍らせたりする読者の方も多いはず。本書は、1892年~1998年に発表された国内外の名短編、名長編、中でも魅惑的な密室が登場する作品を有栖川有栖がセレクトし、磯田和一の詳細なイラストとともに贈るブックガイドである。発表順に“世界最初の長編密室ミステリ”といわれるイズレイル・ザングウィル『ビッグ・ボウの殺人』をはじめとした海外20作、横溝正史『本陣殺人事件』など国内20作、さらに有栖川作品から磯田がセレクトした『スウェーデン館の謎』を加えた全41作を紹介する。密室ファン必携の書。/【目次】/はじめに/新潮文庫版まえがき/ビッグ・ボウの殺人/十三号独房の問題/黄色い部屋の謎/急行列車内の謎/八点鐘/犬のお告げ/密室の行者/エンジェル家の殺人/三つの棺/帽子から飛び出した死/チベットから来た男/妖魔の森の家/北イタリア物語/51番目の密室/帝王死す/はだかの太陽/ジェミニー・クリケット事件/そして死の鐘が鳴る/投票ブースの謎/見えないグリーン/D坂の殺人事件/蜘蛛/完全犯罪/燈台鬼/本陣殺人事件/刺青殺人事件/高天原の犯罪/赤罠/赤い密室/名探偵が多すぎる/花の棺/ホロボの神/求婚の密室/天外消失事件/人形はテントで推理する/緑の扉は危険/哲学者の密室/ローウェル城の密室/すべてがFになる/人狼城の恐怖/スウェーデン館の謎/あとがきに代えて……=磯田和一/参考文献/創元推理文庫のためのはしがき/創元推理文庫版解説=松浦正人
...続きを読むPosted by ブクログ 2023年07月27日
こういう本は普段読まないようにしてるんですよ、何故なら紹介されてる本が絶対読みたくなるもの!
でも誘惑に負けて読んじゃいました。
ほんで案の定、紹介されてる本が読みたくなりました(自業自得)
本書は1890年台から1990年台までの密室物を国内、海外20作ずつ紹介したもので、有栖川有栖の解説と磯田和...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年12月11日
そのまんまガイドブック。
有栖川氏の感想やらイラスト入りで分かりやすいのはもちろんだが、書き方がずるい!
こっちもそれなら読んでやろうじゃないか、と好奇心を煽られてしまいついつい何冊かを購買してしまっていた。海外ミステリーはあまり好きではないのにだ。
このガイドブック片手に、ゆっくりと読み進めて行こ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年10月26日
密室。その言葉を聞くだけで、その字面を見るだけで、心が躍るミステリファンは多いだろう。かくいう私もその一人。
本書は有栖川有栖先生が、イラストレーターの磯田和一さんとタッグを組んで、古今東西の密室の名作をセレクトし、イラストを添えて解説したもの。
密室が苦手という友人から、その間取り等が頭に浮かび...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月04日
ずっと前から何度も表紙を眺めては戻していた本をついに読んだ。
密室の謎が自分で解けた試しはなく、有栖川有栖さんが大好きなので、てことは全部面白いのでは、と思うと、積読本が多いのでただそれを増やすことになってしまうかもと思い、躊躇があった。
しかし、面白いもそうでもないも正直に書かれていて、かつ密室の...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年06月02日
有栖川有栖氏が古今東西の密室トリックを扱ったミステリについて解説する良質なミステリのブックガイドとなっているが、「図鑑」となっているとおり、イラストレーターの磯田和一氏の力によるところが大きい。
なかなか文章を読んだだけでは密室の状況が想像しづらい作品もある中で、磯田氏が作品を読んで想像の翼を目い...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年02月10日
【一言で評価】
ブックガイドとして面白そうに紹介し過ぎ。紹介された本を読んだときに,期待していたほどではなくて,ちょっとがっかりしてしまうのが難点だろう。
【感想】
海外ミステリ20編と国内ミステリ20編の密室トリックを図入りで紹介するブックガイド。選ばれている作品は,古典と言われるもの中心で,...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年04月25日
単行本が出たときに買ったのに、いつの間にかなくしていたこの本、新装版がでたようなので再読。
ミステリ好き、なかでも密室好きには堪らない、古今東西の密室ものの秀作をピックアップし、図解したこの図鑑の魅力は、読んだことのない魅力ある作品に出会えること、図解を見ながら密室トリックへの妄想を膨らませられるこ...続きを読む
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