高畠素之の亡霊―ある国家社会主義者の危険な思想―(新潮選書)

高畠素之の亡霊―ある国家社会主義者の危険な思想―(新潮選書)

1,672円 (税込)

8pt

3.0

『資本論』を日本で初めて翻訳した言論人・高畠素之はマルクス主義の欠点に気づき国家社会主義へと走った。それはなぜか。キリスト教を棄て、性悪説を唱えた不世出の知性が現代に突きつける民主主義・資本主義の陥穽と、暴力装置としての国家の本質とは。高畠に強く影響を受けた著者が危機の時代に向けて放つ「警世の書」。

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高畠素之の亡霊―ある国家社会主義者の危険な思想―(新潮選書) のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    ソ連が起こり、世界にマルクス主義が滲出しつつあった時代、日本では第二次の戦前にあたる時代に、国家社会主義者の道を選んだ高畠素之という思想家について書かれています。マルクス主義に向き合い、「資本論」を独自に翻訳し学び、その基礎のうえにファシズムに親和性も持つような考え方、しかしながら独自のものを築き上

    0
    2024年02月25日

    Posted by ブクログ

    国家機能を強化して再分配を確保し格差を是正しようとする言説が影響力を持ち始めているが、当事者の自覚を欠いたまま、国家と社会の構造がソフトファシズムに転換する危険性がある。その危険に対する耐性をつけるため、高畠素之の国家社会主義という思想を読み解いていく。

    歴史の、もし。もう少し長く生きていたなら、

    0
    2020年12月20日

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