為吉 北町奉行所ものがたり

為吉 北町奉行所ものがたり

613円 (税込)

3pt

4.2

過ちを一度も犯さない人間はいない―― 与力、同心、岡っ引き、その家族…、奉行所を取り巻く人間模様。為吉は幼いころ呉服屋の跡取り息子だったが、両親を押し込み強盗に殺されていた。その後、北町奉行所付きの中間となっていたが、両親を殺した盗賊集団の首領が捕まったとの知らせが届く。その首領の発したひと言は為吉の心に大きな波紋を広げて……。名手が遺した感動長編。2015年に急逝した著者が遺した渾身作。執筆の経緯を綴った単行本未収録のエッセイを収録。

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為吉 北町奉行所ものがたり のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2017年12月23日

    宇江佐先生が体調不良のなか書き上げた本だと思うと有り難くて涙が出ました。いつも江戸市井に生きる庶民の暮らしを生き生きと描写され主人公のみならずその他の登場人物にも愛着が沸くような先生のお書きになる小説が大好きでした。叶う事なら、この為吉の物語に出て来る岡っ引き田蔵も近所の人々から神様と呼ばれている霊...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年10月23日

    宇江佐作品のうち、残された貴重な未読本。

    舞台設定も登場人物も申し分なし。
    シリーズで続けてもらいたいような内容であったが、終わり方を見ると、これはこれできれいな形で終焉を迎えさせていたのかな。

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    Posted by ブクログ 2018年01月26日

    安心して読める内容で、宇江佐ファンには嬉しい。
    ちょっと現代のストーカーまがいの話も合って時代物でも楽しめる内容だった。

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    Posted by ブクログ 2017年11月05日

    201711/北町奉行所に関係する人々の物語。宇江佐さんの描く市井の人々はやはりいい。晩年の体調不良の中綴られたとは思えない読み応えのある一冊。今でもふとまだ新刊が出るような気がしてしまう。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2018年12月24日

    闘ガン生活の中で描かれたとは思えないクオリティ、宇江佐真理最晩年の作品。この短編集に出てくる登場人物たちでもっと作品を描きたかったのだろうな。まだまだ広がっていく奥行きのありそうな舞台設定である。

    江戸を舞台に現代にも通じる問題を描く、小さいけど明るい幸せを描くとともに、挫折や悲しみも描く。
    救わ...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年01月12日

    下手人の話が悲しかった。
    悪気はない無いのは分かっているけど、言われると傷つく言葉あるなぁと思いました。

    0

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