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とある山荘で会社経営者の妻と8歳の息子が転落死した。夫は無実を主張するも、容疑者として拘束される。しかし、関係者の発言が食い違い、事件は思いも寄らない顔を見せはじめる。遺された妻の手記と息子の救援メール。事件前夜に食事をともにした友人夫妻や、生前に妻と関係のあった男たちの証言。容疑者の弁護人・睦木怜が最後に辿り着く、衝撃の真相とは!? 関係者の“告白”だけで構成された、衝撃の大逆転ミステリ。
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Posted by ブクログ
あまり期待しないで読み進めました。 ちょっとした人の言動や仕草で全てを悟る事や、ショックを受けたり喜んだり、人の感情ってすごいですね。 6/3/1
とある山間の別荘で、会社経営者の妻と子が転落死した。当初事故と思われていたが、ある一人の関係者の告白により夫が殺人罪で逮捕された。 リレー方式でつながれていく関係者の告白で、事件の様相はどんどん色を変えていく。 妻の本当の顔は?子供たちの本当の顔は?そして夫は…。 二転三転していく展開に一気読みだっ...続きを読むた。面白かった。 ただ最後の方の、男の子の描写がっとても切なくて泣きたくなった。
4章に行くまで、結局何が言いたいのかわからないと思っていたが、そこからまさかの展開で一気に読むスピードが上がった。 全章にわたって過去の話(供述、書簡)で現在の話が何も出ないこと、作品のタイトルを最後まで覚えれなかったのに最後まで読んだら二度と忘れないぐらい頭に残ってしまった。 最後まで読んでよかっ...続きを読むた。
登場人物の証言をまとめたような形式で進むが、ちょっと同じような文章が続く感じが読んでいて疲れてしまった。しかし、最後まで読むとその文章の中にも最後につながるものが散りばめられていて面白いと思った。若干、都合が良すぎるのかなと思う部分もあったが、今年最初の読書にしては良かった。
事件関係者の供述、独白で物語が進む珍しいタイプのミステリー、早々に辻褄が合わなくなるから、どれが嘘なのかを疑うだけだが最後まで面白かった。これだけの供述の伏線を全て回収しつつ、ちゃんと落とすのは相当難しかったんではないか。作者は元弁護士で、経験からの意見がチラ見えしてくるのが興味深い。
「敗者の告白」 転落死した妻子 残った夫。その妻が残した夫に対する告発文。「私が死んだらそれは夫の仕業です」と、息子が死する前におばあちゃんに送った一通のメール。「僕はお父さんとお母さんに殺される」 そして「妻は自分を殺そうとしていた。正当防衛だ」と無罪を主張する夫。果たして何が本当で何が嘘なのか、...続きを読む誰が誰に殺意を持っていたのか。 一見、視界クリアな道が開かれているように見えて、目的地が見えない不思議な旅だった。 この家族の「告白」から連なる関係者達の「告白」が、主に夫の担当弁護士に向けて語られ、徐々に真実が明らかになっていく。今となっては珍しくない構築だが、やはりジワジワと全容が見えてくる形式は先が気になって仕方が無い。 「夫の親友」「その妻」「不倫相手」とまぁ様々な告白が繰り広げられる中、妻の不倫相手である「歯医者の告白」にはクスッとせずにはいられないでしょう。敗者ならぬ歯医者。もしかしてこちらのお方スーパーキーパーソンなのかなと、いらん考察を繰り広げた経緯は置いといて。 亡くなった妻子の告白、正に「敗者の告白」で進んでいく物語。そこから様々な告白を聞き、真相を探る弁護士様。その情報を縫い合わせて作ったつぎはぎに曖昧ながらも浮かび上がる真実。 ミステリーとして先が読みやすい部分はあるが、最後まで読んでこのタイトルの本当の意味に到達したその時、この作品の美しさを感じる事ができるかと思う。ドロドロまでいかないリアルな「人の闇」にスポットを当てた繊細な表現力に心掴まれました。 肝心の着地点ですが、通販ショップで大安売りしかねない「取り付けるだけで簡単イヤミス」なエピローグは賛否ありそうですが個人的には...好ちです。
転落死した妻と息子は本当に夫に殺されたのか、それとも妻からの正当防衛だったのか。 (基本的に)全て関係者の「告白」で構成されている話の流れが面白かった。この流れで純粋に登場人物に持つ印象やイメージが変わっていく。 そして最後でタイトルの意味が「なるほどね」って分かるのがさすがだな、と思った。
関係者の告白だけでストーリーが進んでいく。被害者と被告人の告白はそうでもなかったが、証言する人たちのところからどんどんのめり込みました。 そして何という幕切れ。 やられたなぁ。
手記と供述だけで構成され、湊かなえ著『往復書簡』と双璧をなす異色作。 様々な伏線が、ジグゾーパズルのように終盤ピタリとはまる様は、極上のミステリーといえる。 詳細な供述調書なり、供述内容は、30年以上にわたって弁護士活動をしていた著者にして、初めて書けるのではないか。 実際には、これほど面倒くさい殺...続きを読む人を計画する輩はいないだろうし、犯罪計画としても馬鹿げており、リアリティーに欠けると言う読者もいるかもしれない。 しかし、純粋にミステリーとして、楽しめばいいのでは。
様々な人物の証言からなる小説。こういうのはどうしても話の内容が被ってしまうのでちょっとダレる。大逆転というほどではないが面白かった。
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