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ヴァイオリンをやめた青野一は、ある日出会った。少女と、そしてオーケストラと。
それまで一生懸命に取り組んでいた音楽をやらなくなり、気の抜けた生活をしていた主人公の青野は、担任の先生である武田先生の策略により、ヴァイオリンを練習する秋音律子と出会う。あまり上手くない演奏をしていた秋音は、先生が所属していたオーケストラ部に入るために練習をしていたのだった・・・。
この作品の特筆すべきところ。一つ上げるとすれば、音楽って素晴らしいと思える演奏中の描写。目を瞑れば旋律が聞こえてくるよう。作中の世界に入ってみたいと思ったことも数知れません。
もちろん音楽だけではありません。登場する皆にも注目です。主人公を含め、出てくる皆には悩みがあります。そんな悩みにぶつかりながら解決するところは、自分のことのように喜ばしいです!どんな話が進んでいくのか、どんな曲を演奏していくのか。続きをどんどん読みたくなる。そんな作品です。
青春そのもの〜
今回はかなり衝撃的な背景だったけど、それでも受け止めて前を向いて進もうという若者たちがとても爽やか。練習に打ち込んで上達していく登場人物一人一人に愛着を感じる。
学生時代のノスタルジー
放課後、部活をやってるといつもどこかから聞こえて来る管弦楽の音たち。
一つ一つは頼りなさげでただ郷愁を誘うだけなのに、息を合わせるとうなりのように迫って来る。
それを「画力」で魅せてしまうのは素晴らしい。
面白いです
漫画から音楽が伝わってくるような臨場感があります。切磋琢磨している青春ぽさも素敵です。
青野くんの、陰キャだけどストレートに物を言う感じも好きです。
人間模様
それぞれの人間模様が上手く描かれており、目が離せない巻です。
私には、先輩から友人迄、色々なエピソードが程よくあるので、色々なキャラに感情移入し易くなる最初の巻という印象です。
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