集合知とは何か ネット時代の「知」のゆくえ

集合知とは何か ネット時代の「知」のゆくえ

902円 (税込)

4pt

インターネットの普及以来、アカデミズムの中核を成してきた専門知が凋落する中で、集合知が注目を集めている。このネット上に出現した多数のアマチュアによる知の集積は、いかなる可能性をもち、社会をどのように変えようとしているのか。基礎情報学を中軸に据え、哲学からサイバネティクス、脳科学まで脱領域的に横断しつつ、二一世紀の知のあり方を問い、情報社会の近未来をダイナミックに展望する。

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集合知とは何か ネット時代の「知」のゆくえ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年04月30日

    西垣さんの本は「ビッグデータと人工知能」(2016年)を読み、とても面白かったので、少し昔に書かれている本書を手に取りました。個人的には集合知とは何で、ネット時代にどういう意義があるのかを知りたいと言うことで購入しましたが、読み終えた感想は、集合知以外のところというか、知のそもそものあり方についてと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年08月12日

    集合知とは何か?
    共同体知、コミュニケーションにおける暗黙知。
    自己の深層の活性化。

    知識とは「主観的」なものである。
    専門家の知識は、あてにならないことが、近年示されている。
    「客観知」二人称の知として蓄積することが必要?

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    Posted by ブクログ 2013年06月08日

    内容が薄くない。それだけに予備知識なしに読み続けるのは苦痛になるかもしれない。
    筆者の知に対する考察の深さには恐れいる。読む価値のある本であり、集合知に興味があれば買うべし。

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    Posted by ブクログ 2013年04月16日

    集合知のうちおもにインターネット上で構成されるものについて扱った本。難しそうな印象の本だが、個々の人間の主観世界がいかに集合知を形成していくかを平易に書かれた良書である。

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    Posted by ブクログ 2018年10月14日

    書名には「流行り」に合わせて「集合知」と冠してあるのだが、内容のほとんどはクオリア論やオートポイエイシス論に立つ「情報とは」についての解説である。著者はエンジニア出身ではあるが、Webテクノロジーそのものの専門家ではなく、社会学など人文系との境界領域を専門とする。したがて本書の内容もテクノギーク向け...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年11月18日

    専門知・客観知への疑念が持たれるようになった原発事故以降、ネット上の集合知が見直される風潮があるが、それに対して警笛を鳴らしているのが本書。
    興味深いのは、本書の著者がコンピュータやソフトの開発に携わったこともあり、現在は情報学の第一人者とも言える人物であるということ。IT礼賛に傾いているかと思いき...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年10月25日

    軽い気持ちで読み始めたらかなり哲学的で大変だった…。集合知どうこうと言うよりも、今後の情報化社会やAIが活躍(?)する社会に不安を感じる人が安心できるような本かもしれない。生命体と機械って何が違うの?ということに対する記述箇所が面白かったと思う。(なるほどと思った)ただ今後、その違いすら埋められてい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年12月12日

    基礎情報学の祖、西垣氏の本。内容は、基礎情報学がベースとなっていて、おさらいしつつ集合知を考えていく。文中で紹介されている、平野啓一郎「私とは何か」、西川アサキ「魂と体、脳」に出会えたことが収穫。

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    Posted by ブクログ 2016年02月29日

    前半部分,西垣通にしては分かりやすいと思ったが,やはり途中から難解に.
    しかし,おぼろげながら雰囲気は分かったかも知れない.
    逆に雰囲気しか分かっていないのかも.
    とりあえず「みんなの意見は案外正しい(The Wisdom of Crowds)」というのは読んでみないといけないな.

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    Posted by ブクログ 2013年09月04日

    数学的には、個人の知より、集合知の方が正しい。ただし、そうなる条件としては、多様性の高い集団であることとのこと。多様性が低ければ、結局、個人が間違うのと同じ様に間違うという当り前のこと。

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