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Posted by ブクログ 2011年12月11日
タイトルは「情報学の基礎」の意味ではなく「基礎情報の学」。”情報”の統一的な基礎付けをしようという意欲的な著作。だから、油断して読みだすととたんに迷子になること請け合い。
情報といえば、シャノン=ウィーバーの情報理論なのだけど、あれは情報の定量化による通信可能性に関する理論であって、情報の持つ意味...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
10点
生命現象に見られる「情報」(西垣先生はこれを「パターンを作りだすパターン)」と定義)から社会に氾濫する「情報」(機会情報)に至るまで「情報」とはは何かという根本的な問いを発し、その「情報」によって私たちはどのような影響を受けているのかといったことまでを見事に暴き出した素晴らしい本。西垣先生...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年12月12日
基礎情報学の入門書、「生命と機械をつなぐ知」を先に読んでいたので、内容的にはすでに大体のところは把握済みだった。入門書と同様の内容が丁寧に書かれている。最後はインターネットシステムについての可能性について述べられて終わる。この本は2004年出版のものだから、入門書の方が基礎情報学としても先に進んでい...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年04月06日
情報の「本質」は生命による「意味」作用であり、意味を表す記号同士の論理的関係性やメディアによる伝達作用は派生物に過ぎない。情報の「意味」とは、生命システムにおいて発生し、伝達されるものである。そして本書で取り上げている「基礎情報学」は、世界を「情報」から眺め、かつ従来の情報工学や情報科学では扱いが難...続きを読む
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