霧のむこうに住みたい

霧のむこうに住みたい

605円 (税込)

3pt

愛するイタリアのなつかしい家族、友人たち、思い出の風景。静かにつづられるかけがえのない記憶の数かず。須賀敦子の希有な人生が凝縮され、その文体の魅力が遺憾なく発揮された、美しい作品集。

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霧のむこうに住みたい のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年10月03日

    わりと読む本が偏っている私がいつ、どうやって須賀敦子という作家を知ったのか記憶にないけれど、なんだかとても惹かれて、全集もほぼ買い集めた。何度も読んだわけではないので、これも記憶があやふやだけれど、確か、だんだんと宗教色が強くなってきて、というと聞こえが良くないけれど、信仰という精神、信条にかかる記...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年01月02日

    少女のような心の瑞々しさと骨太な知性。
    美しく編まれた文章に心が洗われる。

    合理性は知性のほんの一面でしかない、ということを知っている人の豊かさ。

    折に触れて読みたくなる一冊。

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    Posted by ブクログ 2014年09月14日

    須賀敦子さんの本が書店の平台に乗るようになってから亡くなるまで、その数は決して多くはなかったけれど、だからそれらを折りにふれて大事に読み返してきた。もう新しいお話を読むことはできないのだ。好きな作家が居なくなってしまうというのはそういうことだ。
    没後に編まれた数々の本にも限りがあるから、なんとなく、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月04日

     本書は、単行本にこれまで未収録だったエッセイを中心にまとめた一冊で、書評集や日記などを除いては、おそらく最後の作品集になるそうで(江國香織さんの解説より)、読む順番は間違えてしまったが、その分、全方位に広がるような様々な出来事を通して、彼女がどのようなことを感じ、思い、日々を生きていたのか、そして...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月06日

    霧の流れる向こうに石作りの家
    ぽつんと残されて立っていると誰かが迎えにくるかもしれない
    ーこういう文章が書けるといいなぁ

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    Posted by ブクログ 2023年01月03日

    各作品の土地の風景、空気、登場する人たちの人柄を肌で感じることができ、読み終わった後は、充実した旅だったなあという感覚になった。

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    Posted by ブクログ 2021年11月06日

    (一万円選書)多分、選書していただかなかったら出会わなかった作家さんだと思います。
    静寂感が漂い、どこか厳かで儚げな雰囲気を感じました。著者はイタリアで29歳から13年間過ごしたそうです。私にとっては全く馴染みのない国なのですが、空気の流れや香り、音、肌への感覚などが不思議と伝わっていきます。

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    Posted by ブクログ 2021年10月27日

    ある土曜日、娘に"朝活しよう"と、出かけたカフェで読んだのが、『霧のむこうに住みたい』。

    エッセイが苦手なわたしですが、出だしから心地よい! ちょっと何⁈ 面白い! と、感動。

    実は、わたしの朝活の目的は、ピスタチオジェラートをサンドしたクロワッサンと温かいカフェラテ‼︎
    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年12月05日

    美しく、みずみずしいエッセイです。
    須賀さんの生活を、近くで覗き見しているかのように、光や湿度を感じる作品です。

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    Posted by ブクログ 2020年09月02日

    落ち着いた文章が読みたくなると戻ってくる須賀敦子。
    1990年に『ミラノ霧の風景』を出版し、1998年に亡くなっているので、生前に出版されたものは5冊と実はとても少ない。
    1998年から99年には5冊が出版されているが、追悼のタイミングにあわせるために雑誌などに掲載された文章を集めてバタバタと出...続きを読む

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