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今は亡き父母、そして妹・一青窈の一家四人で過ごした思い出の国を再訪し出会った、旧きよき時代の面影。地元のソウルフードから流行のスイーツまで美食の街を食べ歩き、人情深く人懐こい人々に触れ、その歴史と文化を訪ねた著者が心を込めて綴る台南への誘い。大都市・台北、高雄だけじゃない台湾のもう一つの魅力がここに!
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ほっこり。
最初の4分の1くらいはしつこいくらいに食べ物の話がこれでもかと続きます。しかし、その後はあたたかい魅力的な台南の人たちとの交流が描かれており、ほっこりとした仕合わせな気持ちになれます。お勧めです!(食べることが好きな人へは超超超お勧めです!)
Posted by ブクログ
前半は著者オススメの食や観光の情報、後半は著者と台南の関わり、人との出会いなど。台南旅行を計画しているのでガイド本のつもりで読んだのだけど、思いがけずそれ以上に楽しめる本だった。 著者はてっきり一青窈だと思って読んでいたら、途中で一青窈のお姉さんであることが判明。改めて著者名を見たら「一青妙」だった...続きを読む。血を見るのが好きで医学部を受験したが落ちたので歯科医になったとか、神様への捧げ物である牛の生首の頭の毛をむしる行事に嬉々として参加する様子など、妙さんも妹さんに負けず劣らずエキセントリックな一面をお持ちのようで、読んでいて楽しかった。 都会になってしまった台北と違って、古き良き土臭さが残る台南を知ることができる良本だと思う。
台南のカフェとかレストランの紹介ばかりかと思っていたら、 後半は台湾に住む人たちの人生とかそういった切り口もあって、 思っていたよりも深い内容だった。 普通のガイドブックでは見ることのできない台南の一面を 垣間見ることができて、非常に勉強になった。
台北のガイドブックはあるけど、台南なんてなかなか探してもない。そうなの。台湾は、街ごとにまだまだ知られてないことが多くて、沢山見るところがある国。 こうやって紹介をしてもらいたい。
少なくとも30回以上台南に訪れている旅人だからこそ書ける台南紹介本です。でも、旅人としての視点はぶれていないから、これから旅するわたしのような者にとってはたいへん参考になる。前作「私の箱子」でも思ったが、文章が詩的だ。妹の一青窈に続く詩人の家系の才能かもしれない。 年末年始の旅では、台南に二泊する...続きを読むことに決めた。とは言っても予定はガチガチに決めかけてはいるのだが、その間隙を縫って、ここで紹介された「牛肉湯」「虱目魚(サバヒー)粥」、アン・リー監督の愛した「小巻米粉」、「阿松割包」、国華街の「俗俗買木瓜牛乳」の木瓜牛乳(パパイヤミルク)、「無名豆花」、孔子廟の向かいにある会員制の古本屋「草祭ニ手書店」等々行きたい処がいっぱいになった。荷物になるものはもって行きたくはないのだが、この本は持って行きたいと思っている。
ただのエッセイではなく、台南ガイドブックではなく。 良い意味でどっちつかずのふわふわした感じが、揺れるアイデンティティーを表しているようでした。 パラパラと流し読みすれば美味しい料理のガイドブックとして、丁寧に読めば日本と台湾に自身のルーツを持つ筆者の言葉を通して懐かしくて新しい台湾の姿を見ることが...続きを読むできます。
一青妙さんの台南の方たちとの温かい交流。 美味しそうな食べ物いっぱい。 台南のおもしろいお祭りや文化。 あー、もう台南行きたすぎる!!
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わたしの台南―「ほんとうの台湾」に出会う旅―
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