私という小説家の作り方

私という小説家の作り方

484円 (税込)

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4.2

小説中の「僕」とは誰か? ジャーナリズムや批評家をアテにせず小説を書いていくには? なぜ多くの引用をするのか? 失敗作はどれか? ――『奇妙な仕事』以来40年に及ぶ小説家生活を経て、いまなお前進を続ける著者が、主要作品の創作過程と小説作法を詳細に語り、作家人生を支えてきた根源の力を初めて明かにする。文学を生きる糧とする読者へ贈る「クリエイティヴな自伝」。

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私という小説家の作り方 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年05月20日

    幾つかのエッセイを読むと、大江健三郎には自意識過剰なところがあると思う。
    彼に影響を与えた詩について語る。
    『私という小説家の作り方』というタイトルから想像されるように、大江健三郎自身が、彼の作品について語る。
    同時に、ちょっぴり創作の秘密も。
    彼の作品においてブレイクが、いかに大きな役割を果たした...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    作者の文学に対する熱意、動機が伝わる。
    「だから私は大江作品を好むのか」と再認識させてくれた書。
    大江作品を敬遠していた人にとっても、この本は大江作品に触れるきっかけとなると思う。
    何故なら彼は「切実に」作品を書いてきた現存する最後の文学者だと思うからだ。

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    Posted by ブクログ 2013年06月21日

    大江さんをなんと生真面目な作家なのだろうと感じた。

    少年期にものの見え方が一度に変わる瞬間を迎えたのは、作家になりなさいとの天からの啓示だったのかもしれませんね。

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    Posted by ブクログ 2012年01月14日

    例に出される本や過去の著作について読んでいないものも多かったので、正直何を言っているのかほとんどわからない章もいくつかあった。

    が、最初はひとつであった作者自身と小説の中の「僕」が如何にして切り離されていったのか、その過程について書いた<ナラティヴ(語り口)>についての章は非常に面白い。

    特に作...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2014年10月19日

    想像力とは、「究極のリアリティー…すなわち、われわれが神と呼ぶところのものと接触するための、人間の心理にとって知られている最高の方法である」
    「世界は、ひとつにまとめる想像力の力を必要とする。それをもたらしてくれる最良のもの二つが、詩と宗教なのだ。科学はあたえるけれど、破壊しもする。」詩というより自...続きを読む

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