無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2009年11月06日
「性的人間」「セブンティーン」「共同生活」の短編3作。
いずれも1960~1963年(昭和30年後半)の作品。
2010年にもなろうという現代にあっては、これはどこかで読んだような・・・と思わせる人物像だったり状況設定だったりするのですが、これが昭和30年代後半の作品だと知ると、もう簡単に言葉を綴...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年05月09日
何度読んでも、このドロドログズグズ具合がたまりません。
どのお話も凄すぎます。
12.05.07
なんてこった!こんなのが読みたいと思っていた、そのままの作品に出会ってしまった!
暴力っていう安易な表現を使わずにグロさと病んだ雰囲気を描いた本ってなかなか無いから狂喜しました。
これ、星10個く...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月18日
ものすごく面白かった!
特にこの中に収録されてる「セブンティーン」が戦慄ものに面白い!
若者が、若さ故に一見理路整然とした思想にはまり込み、一途だからこそ恐ろしい行動に走ろうという、
その、「暴走」っぷりがものすごくよく描かれている。
個人的には続編をすごく読んでみたいけれども、ほとんど封印状態にな...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月06日
「性的人間」「セブンティーン」「共同生活」と衝撃的な三篇収録。
特に「性的人間」「セブンティーン」は今の時代コンプラ的にもアウトだと思うが、今こうして売られている。大江健三郎さんはやはり凄い。どんなに性的な話も独特の文体で高尚な作品に仕上げる。考えてみたら滑稽な話ばかりなんだけど、高尚な話を読んだ気...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年06月26日
中編3つ。三作とも自己の内面を追求した(押しやられた)結果、陥穽に落ちた青年の話。青年ならではの心の動きとも言えそう。「共同生活」が一番わかりやすくてよかった。「セブンティーン」の終わり方が半端で、作者が右翼とは思えず不可解だったが、実は第ニ部があって公開されていないということを知って納得とともに興...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。