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Posted by ブクログ 2010年03月08日
明治10年西南戦争が勃発する前夜の状況を事細かに描写している。この戦争のきっかけとなる、西郷暗殺計画と火薬庫破りに関しては太政官側の動機がいまいち曖昧であり、そのこと自体の真偽も確かでない。ただ、どのようなきっかけにせよ、この時代の薩摩と中央政府を巡る関係から西南戦争が発生する危険性は非常に高く防ぐ...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
ついに薩摩が動いた。
しかし、満を持した割には、薩摩の動きは解せない。
長い間眠っていたため、感が鈍ったか、それとも有能な仕官は政府に付き、頼みの綱の西郷はもはや倒幕に興味が無い。
実は、私、西南戦争ってほとんど知識が無かった。
時代も背景も、どことどこが争っていたのかすら…。
日本人は日本の歴...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月10日
「尊王攘夷」のスローガンで始まった筈の倒幕運動から、明治維新が為ってみたら、幕末からの開国方針が何も変わっていないという、この歴史の流れが、長らく釈然としなかったのだが、これを読んで、漸く腑に落ちたというか――当時の士族達も釈然としなくて、だからあちこちで士族の反乱が起きて、最終的に西南戦争に至った...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月06日
5巻、6巻とかなり地味であったが、7巻終盤で遂に動き始めたという感じ。
西南戦争が如何にして起こらざる得なかったかというのが5巻以降のテーマになっていると思うが、確かに何故そうなってしまったか…と思わざる得ない。
台湾出兵あたりから明治政府が瓦解し、以降大久保利通によるある意味独裁にはなるのだが…
...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年04月07日
神風連熊本鎮台襲撃、萩の前原一誠決起から、西南戦争に向けて西郷が動くまでの第7巻。
変わらず進行が遅く途中余談が過ぎるところもあり間延び感は否めないが、その当時の空気感や、人物の心理をを細かく描写しており歴史資料としてとても貴重たと思われる。特に筆者が登場人物の子孫に直接取材した内容を織り交ぜ、執筆...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年11月24日
ついに薩摩勢力が蜂起となった。
果たして西郷という人はどのような人であったのだろうか。
薩摩勢力を蜂起させ政府と戦争をするということは西郷の本意でなかったことは事実なのだが、維新を終えてしまってからは西郷という人物としての塊が見えてこない。
まるで空想上の偶像のような感じさえしてしまう。
いずれにし...続きを読む
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