ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
些細な出来心だった。偶然と勢いが重なって、罪は増殖していく、雪玉が転がるように──。最初はとてもいい人だった。気を許し、好きになった頃から、おもむろにヤツは本性を現しはじめた──。普通の人が犯罪に手を染めてしまう瞬間。哀しくて、やりきれなくて、そして甘美でエキサイティング。弁護士の解説を各編に付す新しい形式の犯罪小説集。12の傑作ノワールが心を震わせる。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
小説+法解説というちょっと新しいスタイルの一冊。 作者によると、裁判員制度の開始により当事者でなくても犯罪と関わることになるかもしれないから、ある程度の知識と心の準備をしておくことが必要だと。 移動中の暇つぶしとして持って行きましたが、おもしろくて往復の移動中に読み終わりました。 法解説のために書か...続きを読むれたような話もあったけれど、さすが乃南アサでぐいぐい引き込み読ませてくれました。 「あいつの正体」「その日にかぎって」あたりがよかった。 法解説もわかりやすく、興味深く読めた。心理状況も裁くポイントになるということで、小説というスタイルがとてもマッチしていたと思う。もっと続編希望。
久々です、乃南さん。もうタイトルから惹かれて即レジへ。いやあ、読んで良かった。面白かったです。小説と法解説が同時に読めるって、なかなかないし。これ、第二弾・第三弾…って出してくれないかなあ。こういうタイプは新しくてすごく面白い。そして勉強になりました。法解説は、一回読んだだけじゃ全然理解できないから...続きを読む、何回か読み返しました。それでも、え?どういうこと?って思う部分が沢山あって。分からない、何で?って思うたびに、法律って面白いなあと思った。知らないことばかりだった。法律って深くて難しくて面倒くさくて面白い、と改めて思った小説でした。
12の短編からなる。それぞれの短編の後に、弁護士が事件について解説するという特異な構成。フィクションのはずの小説が、弁護士の解説によってリアルな事件へと迫ってくる。それゆえか、読後感は重い気持ちに苛まれる。子供の虐待の話は、特にストーリー自体、読むのを中断したくなるが、これも今や現代社会の深刻な問題...続きを読むということか。
乃南アサが書く12話の犯罪短編に、法の専門家が解説を加えるという本。 ストーカー、安楽死、強姦致傷、DVなどなど、様々な犯罪について書かれています。 乃南アサのこわい所は、「本当にありそう」と思わせる能力。解説がついているので余計なのかもしれませんが、この人の書く人間は普通で怖い。 基本的に...続きを読むは加害者目線の話が多かったのですが、DVを受けている妻が身代わりに娘を差し出して娘が殺された話では、最終的にざまあみろ的な気持に自分もさせられました。 感情移入が容易にできてしまう怖さがこの本にはあります。 ただ迷惑行為の判例なのかただの例なのか、「キャバクラに牛の臓物を持ち込んでテーブルで焼く」というのは意味がわからなかったw 実際にあった事件だとしてもそうじゃなくても発想がぶっとんでいる。。
法律解説を読んだ後,もう一度同じ話を読んで確認したくなる。 この本はいつあなたも裁判官になるかわからない今の時代にぴったりの一冊。
犯罪短編小説の後に法解釈の解説が付いたちょっと変わった一冊。 小説として加害者や被害者といった登場人物に感情移入しながら読んだ後に、リアルな法解釈でもう一度物語を見直していくと、また違った面白さが出てくる。 ただの事例などよりすごく身近なものとして法を感じ、学べた。
新聞に載っている、よくあるニュースを乃南さんが書いたら、こんなに極上の短編集が出来上がる。 どんな小さな事件にも人それぞれの行動や思いがあるのだから、こうして小説になり得るんだよなぁ。 弁護士の説明付きってのも新しくて、興味深かった。
ミステリーの短編に、弁護士による解説が付いています。 面白かったー。こういう犯罪は、こういう罪になるって具体的に解説されるのは面白いなぁ。シリーズ化してないのかしら。
現実的にありそうな事件、そこに致までとその時の状況を、罪を犯した人の目線や周囲の目線から語られる。 そして物語が終わった後にはその事件について、弁護士からの解説がはいる 少し変わった形の本だったけど、事件について、もし自分が裁判員だったら…と思いながら読めた つい罪を犯した人に同調したくなる話もあ...続きを読むったけど…
お話自体はどうしようもない輩の逮捕までのストーリーなのでその後の犯罪解説および裁判における争点が中心となる。 つまり、興味の無い人にとっては苦痛この上ない。 個人的には結構楽しめたのだが。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
犯意
新刊情報をお知らせします。
乃南アサ
園田寿
フォロー機能について
「新潮文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
女刑事音道貴子 風の墓碑銘(上)
悪魔の羽根
あなた(上)
暗鬼
いちばん長い夜に
いっちみち―乃南アサ短編傑作選―(新潮文庫)
いつか陽のあたる場所で
試し読み
作者のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲犯意 ページトップヘ