転落・追放と王国(新潮文庫)

転落・追放と王国(新潮文庫)

737円 (税込)

3pt

パリでの弁護士生活を捨て、暗い運河の町・アムステルダムに堕ちてきた男、クラマンス。彼の告白を通して、現代における「裁き」の是非を問う、『異邦人』『ペスト』に続くカミュ第三の小説『転落』。不条理な現実、孤独と連帯といったテーマを扱った六篇の物語からなる、最初で最後の短篇集『追放と王国』。なおも鋭利な現代性を孕む、カミュ晩年の二作を併録。

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転落・追放と王国(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ヨナのエピソード。
    solitaire(孤独)とsolidaire(連帯)。
    一人の時間は他者と時間を共有するために
    とても大切なもの。

    カミュは好きな作家です。

    0
    2010年06月19日

    Posted by ブクログ

    短編集だけどどれもストーリーが続いてるのかなと思えるところがあって面白い。大して読んでない中カミュで一番好き

    0
    2010年04月29日

    Posted by ブクログ

    カミュは短命の作家であり、この短編集は最晩年の作品です。世に不条理を問い続けたノーベル賞作家の唯一の短編集を収録。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    いやぁ〜びっくりしたね。これ。こんだけ俺と似たような体験をしたひとがいるのかと恐怖さえ感じました。いわゆるいい人の内面が深く描写されてます。スタイルも独特。転落の原因なんて”ささいなこと”である、ってのも俺の哲学と見事に一致。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    客 が一番すき。
    伝わらない善意、それがどこまで行っても善意でありそれもまた、示し合わせの上にあるということ、そして人間はどこまで行っても人間で、その暴力性や理解しがたさも、’人間'という言葉でひとくくりに、理解しえてしまうこと多義性というよりも、その環境下であらゆるかたちに変化?順応?し

    0
    2023年04月10日

    Posted by ブクログ

    「わたしはあと何年残っているかを数えてみました。()そしてわたしには自分の義務をまっとうするだけの時間がないという考えに悩まされたんです。なんの義務かですって?分かりません。」
    「最後の審判を待つのはおやめなさい。それは毎日行われているんですから」
    カミュの場合、ジュネの場合を考えて、サルトルという

    0
    2018年11月24日

    Posted by ブクログ

    酒飲んだ後に橋を渡るくだりのとこが好き。カミュは基本小難しいので、これくらい適度に断片的な方がいいでしょう。「異邦人」に感動したので、別テイストのこちらに触れられたのも良かったです。ポップ哲学に合掌!

    0
    2011年05月08日

    Posted by ブクログ

    中編『転落』と、六つの短編からなる『追放と王国』。
    転落:カミュの作品の中では異質な暗さ。じっとりとしたような。しかしそれでいてスッと入ってくるカミュの思想。
    追放と王国:舞台もそれぞれな話の中、様々な形で描かれている「追放」のさまと「王国」の姿。「王国」が現れるならそれでいい、というわけではもちろ

    0
    2010年06月06日

    Posted by ブクログ

    自分は本を読む際、物語そのものよりも作者の出生、血筋が気になって、この本も未知の何かを垣間見れたらなという動機である。爺ちゃんがフランスからアルジェリアに入植。母はスペイン系。そしてアルジェリアという国の様子はさあ、どうなの?と。本を読む限りはくっきりはわからん。オリエンタル、そして無国籍。北アフリ

    0
    2019年10月17日

    Posted by ブクログ

    俺はカミュのファンである。でもこれはなんか読みにくいというか入りにくかった。よく分からん。
    またいつか読み直したいと思う。

    0
    2009年10月07日

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