ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
1945年知覧特攻基地。死地に赴く若き特攻隊員の戦闘機をひたむきに整備する担当将校がいた。ある日異常が発生したと万全のはずの一機が戻ってきて……。戦後世代だからこそ描き得た切実な戦争青春文学。
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
戦争を整備士側から描いた物語り。搭乗員とは違った視線で戦争を捉えていて、特攻という行為に関わる苦悩が描かれていた。国のために特攻していった人達のことを想うと、戦後軽々しくその是非を語ることはできなかったのだろう、と感じた。
熊谷さんは私にとって当たり外れの多い作家さんなのですが、これは当たりでした。 大戦末期の知覧を描いた作品。そう、特攻隊です。 ただ特攻隊員では無く整備士を主人公に置いたところが目新しく。 特攻隊員のために昼夜を忘れて修理・整備を行う一方で、それが結局は多くの若者を死地に送り込むことに矛盾を感じて行く...続きを読む主人公。その周りに次々に現れる様々なタイプの特攻隊員たち。 特攻隊員の心情を描くのは、どうしても無理がある感じがするのですが、それを送り出す整備士ならば忖度できるような気がします。それが、この作品がリアリティを感じさせるところかもしれません。 ISの自爆テロという狂気の沙汰を不思議な気持ちでニュースで見る昨今ですが、特攻も同じようなものです。そのした狂気が70年前の日本でも起きていた事を不思議に思います。 熊谷さんというと私の頭には「邂逅の森」などの動物ものが浮かぶのですが、この作品も読み応えがあり、どこかノンフィクション的な感じのする熊谷作品が私の好みなのかもしれません。
実際に戦地に向かうわけではない整備兵の、 心の葛藤が痛いほどで、 辛くて、悲しくて、苦しいくらいだった。 でも、実際はこんなもんじゃなかっただろう、きっと。 教科書で習うだけの、有名な歴史や史実だけじゃなくて、 こういうことがあった、 こういう人がいたってことを、 忘れてはいけないと思うし、 だから...続きを読むこそ、少しでも知りたいと思う。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
翼に息吹を
新刊情報をお知らせします。
熊谷達也
フォロー機能について
「角川文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
漂泊の牙
明日へのペダル
荒蝦夷
悼みの海
稲穂の海
ウエンカムイの爪
エスケープ・トレイン
オヤジ・エイジ・ロックンロール
試し読み
「熊谷達也」のこれもおすすめ一覧へ
▲翼に息吹を ページトップヘ