おとぎのかけら 新釈西洋童話集

おとぎのかけら 新釈西洋童話集

440円 (税込)

2pt

母親から育児放棄されかけている幼い兄と妹は、花火大会の夜にデパートでわざと迷子になる。公園で出会った女に連れて行かれたマンションで待っていたのは、甘いケーキと、そして……(迷子のきまり ヘンゼルとグレーテル)。「白雪姫」「シンデレラ」「みにくいアヒルの子」など誰もが知る西洋童話をモチーフに泉鏡花文学賞受賞作家が紡いだ、美しくも恐ろしい7編を収録した短編集。

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おとぎのかけら 新釈西洋童話集 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    購入済み

    童話の良さ

    童話を見事に現代のお話にアレンジされてました。童話をもう一度読みたくなりました

    1
    2014年07月23日

    Posted by ブクログ

    七編の短編集。サクッと読める短さだけど、心の中は全然スッキリしない。それが最高!
    ネグレクト、苛め、嫉妬など、どれもずっしり重たい内容。

    私のお気に入りはふたつ。
    「鵺の森 みにくいあひるの子」
    苛めは、いつでも誰でも標的になり得る。自分は標的にされたくないと思う気持ち、焦り。プールの場面とか、す

    0
    2024年06月17日

    Posted by ブクログ

    モチーフとなった童話のエッセンスを匂わせ、うまく描き出している。全体的に、最後は読者をうまく着地させてくれる。毒々しいが、あとに引きずることがない印象。

    ただ、ぐっと引き込まれた作品が、ひとつ。読後に何かが、残るなぁ。良い感触だ。

    0
    2023年11月11日

    Posted by ブクログ

    土台にモチーフとなった童話の要素が敷き詰められている。教訓めいた内容や、残酷性が、現代版にブラッシュアップされているため、とても読みやすかったです。シンデレラの物語がとくにお気に入りです。

    0
    2023年11月09日

    Posted by ブクログ

    本来残酷だと言われている西洋童話を現代に置き換えることで、より残酷かつ風刺的に感じた。文章が美しかった。
    7編のうち「シンデレラ」だけがわかりやすいハッピーエンドで、1番好きだった。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    「白雪姫」「シンデレラ」「みにくいアヒルの子」……誰もが知っている西洋童話を

    0
    2023年06月01日

    Posted by ブクログ

    お姫様になれなかったあなたへ。本当に幸せになれたのは誰か-?西洋童話をモチーフに紡がれた、美しくも恐ろしい七編。

    初めての千早茜san。

    あとがきの千早sanの言葉のとおり、西洋童話は、あまりにも遠い世界で、どこか他人事で、安心して読めてしまい、”ぬるい”と感じられた。これに、現代に生きる人の感

    0
    2023年05月05日

    Posted by ブクログ

    大人になってからグリム童話(原作)を読んでみたことがあります。
    あまりのギャップに途中で断念したと思います。

    本作はあとがきにその経緯がありますが、グリム童話と対比させながら読むことができ、そのときに、改めて気づきがある(かもしれません)と。

    世の中はきれいごとだけではなくて、裏がある。
    それを

    0
    2023年01月03日

    Posted by ブクログ

    さすが千早作品。短編集ながら、どれもゾワゾワです。あっという間に読ませられてしまいます。「金の指輪」が好みなんて言ったらまだまだね、なんて言われそう。

    0
    2022年04月02日

    Posted by ブクログ

    生々しくて耽美で、毒と血で溢れている。渦の中に引き込まれるように読み進めた。他の作品も読んでみたい。

    0
    2021年07月29日

    Posted by ブクログ

    西洋の童話をモチーフに描かれた短編集です。
    面白かったです。
    元になったお話は知っていますが、こんなに暗く残酷な闇を感じるお話になるなんて…と思いました。
    「凍りついた眼」(マッチ売りの少女)、「アマリリス」(いばら姫)も好きでしたが、一番は「カドミウム・レッド」(白雪姫)です。
    「カドミウム・レッ

    0
    2019年03月12日

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