賞の柩

賞の柩

660円 (税込)

3pt

イギリス医学界の重鎮、アーサー・ヒルがノーベル賞を受賞した――。知らせを受けた青年医師の津田は、同じ分野で研究を続けながら惜しくもこの世を去った恩師、清原の死因を探るなかで、ヒルの周辺に不審な死が多いことに気付く。彼らを死へと追いやった見えざる凶器とは一体何か。真相を追ううちに津田は大きな陰謀に飲み込まれてゆく。ノーベル賞を題材にした本格医療サスペンス。

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賞の柩 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    面白かった。読みやすかった。
    帚木蓬生さんの作品は本当にどれも読みやすい。
    こういう世界があるんだなぁ、と思いながら読んだ。医学、生理学などの研究に携わる人は、純粋に苦しむ人を助けたい、という志で励んで欲しいものだと思った。

    0
    2022年05月01日

    Posted by ブクログ

    ノーベル賞の裏側。
    実際にここまでして賞をとろうとする人はいないだろうけれど、精神的には近いことは起きているかもしれないし、輝かしい栄誉の影には数え切れないほど多くの人たちの悔しさやときに犠牲もあるのかもしれない、と考えさせられる。
    すべて暴露されてしまえばいいのに!と思いながら読んでいたけれど、や

    0
    2014年01月04日

    Posted by ブクログ

    ノーベル賞、栄光に輝く受賞者達の後ろには多くの研究者達がいる。けれど、こうまでして賞を取ろうとする人はいないだろうと思うのだけれど‥。
    悔しいと思っている人は沢山いるんでしょうね

    0
    2014年01月04日

    Posted by ブクログ

    イギリス医学会の重鎮アーサー・ヒルがノーベル医学・生理学賞を受賞したことを端緒に、青年医師・津田が自信の恩師である清原の随筆を読んだことから始まる医療サスペンス。

    津田の恩師に対する思い、その娘・紀子の父への思慕、無名の研究者の発見が搾取され狂わされた人生、そして研究者たちの不可解な死因、とグイグ

    0
    2022年03月12日

    Posted by ブクログ

    地元の誉である帚木蓬生さん。(うちの父の同級生であることを最近知りました)

    仏文科と医学部をご卒業されたという作者の経歴が生かされた、ヨーロッパを旅しながらの医療サスペンスがおもしろかったです。栄光の裏には、きっとこういう隠された事実がいくつもあるんだろうなと思います。

    0
    2022年01月10日

    Posted by ブクログ

    イギリス人が受賞したノーベル賞の裏には、意外な過去があった。
    ノーベル賞を巡っていろんな人の死が関係していた。
    次々と真実を突き止める津田医師。
    医学ミステリーでは帚木氏の小説は面白いです。

    0
    2017年06月25日

    Posted by ブクログ

    ノーベル賞を受賞したイギリス医学界の重鎮
    彼の周りでは、ライバルたちの謎の死があった・・

    若い研究者の画期的な論文を
    潰したり、自分のものにしたり。
    こういうのって実際にあるのかもしれない

    サクサクと話が進んで読みやすい医療サスペンス

    0
    2016年12月15日

    Posted by ブクログ

    イギリス医学界の重鎮、アーサー・ヒルがノーベル賞を受賞した―。知らせを受けた青年医師の津田は、同じ分野で研究を続けながら惜しくもこの世を去った恩師、清原の死因を探るなかで、アーサーの周辺に不審な死が多いことに気付く。彼らを死へと追いやった見えざる凶器とは一体何か。真相を追ううちに津田は大きな陰謀に飲

    0
    2016年10月21日

    Posted by ブクログ

    ついこの間ノーベル賞が発表になり、日本人が受賞したことは喜ばしいニュースであるが、この作品はそのノーベル賞が背景の医療サスペンス。恩師の死因を探るため主人公は、疑惑の受賞者や関係者を訪ねて、ヨーロッパ各地を巡り歩く。疑惑追及の旅ではあるが、旅情豊かな景色の描写に、爽やかな読後感となっている。

    0
    2015年10月15日

    Posted by ブクログ

    ありそうなお話だ。
    いやあってはならない。
    ノーベル賞の裏側の、人間の欲のお話。
    真実を暴いたけど、賞はこのままなんですね。

    0
    2014年07月27日

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