アフリカの蹄

アフリカの蹄

836円 (税込)

4pt

絶滅したはずの天然痘を使って黒人社会を滅亡させようとする非人間的な白人支配層に立ち向かう若き日本人医師。留学先の南アフリカで直面した驚くべき黒人差別に怒り、貧しき人々を救うため正義の闘いに命をかける。証拠品の国外持ち出しは成功するか!? 黒人差別に怒る日本人医師を描く冒険小説!

...続きを読む

アフリカの蹄 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年03月02日

    主人公の作田信は30代の外科医師。心臓移植手術を学ぶため、南アフリカの大学病院に留学している。この国では、白人の命を助けるために黒人の臓器が提供され、その逆はない。医学技術の進歩が人種差別の犠牲の上に成り立っている皮肉に、作田も疑問を感じざるを得ない。
    作田は、勤務時間外を利用して、町のスラム地域に...続きを読む

    1

    Posted by ブクログ 2019年01月26日

    おそろしい物語でした。さすがにこれはフィクションだと思いますが、つい20年ほど前までアパルトヘイトという差別が現実に存在していたというおそろしさを垣間見た気がします。

    0

    Posted by ブクログ 2015年03月11日

    これは星5つで問題ないでしょう。
    若干うまくいきすぎなところはなくもないけど、でも、これくらいじゃないと酷すぎて読んでられないもの。
    救いが必要。
    現実はもっともっともっと過酷なんだよね。
    日本人として日本に住んでいて、カトリック教育を受けていると今一つ差別してしまう気持ちが理解できないのだけど、あ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年04月10日

    天然痘ウィルスを使った黒人撲滅無差別テロ事件。
    天然痘ウィルスを国外に持ち出し、感染を防げるか!?というストーリー。
    2作目よりも私は1作目のほうが好きでした。

    0

    Posted by ブクログ 2011年12月11日

    心臓移植を学ぶために、アフリカに留学した日本の外科医師の物語。
    アフリカの「実際」を見ていくうちに、それまでとこれからの自分の道に違和感を感じ始める。

    国際協力がどのような意味を持つのか
    何のためにその道に進むのか
    自分の意思と照らし合わせながら読み進めた

    時代設定が人種差別のもっとも激しい時代...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年11月30日

    小説の中での「この国」とは南アフリカのことでしょう。あえて国名は明記していない。

    この国に心臓移植の外科医として留学した若き医師がアパルトヘイトに衝撃を受け、黒人たちと共に撤廃の活動をしていく様子を描いています。

    アパルトヘイトとはどんなものなのか、知識だけの理解が恥ずかしい。その知識も現実感が...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    これはNHKのドラマがやってるので読んでみたけど 
    人種差別もここまでくると地獄だよ 
    そこまで肌の色にこだわる精神はわかんないけど絶対、人種差別っていうものはどこの国にもあることだしのめり込めた 
    いや、この作品フィクションだけど 
    すっごい考えさせられた

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    アパルトヘイト解放後もなお残る黒人差別をモチーフに描き上げられたサスペンス。フィクションとしてだけでなく、社会派小説としてもとても勉強になった。確かNHKで特番ドラマ(主人公は大沢たかお)になったはずなのだが、後編を見逃してしまった。再放送してくれないかなぁ。

    0

    Posted by ブクログ 2017年11月08日

    帚木さんらしいヒューマニスティックな作品です。
    一般的にはミステリーに分類されるのかもしれませんが、私にはヒューマニズムの面から純文学のように見えます。
    やや、定型的過ぎるかもしれません。右翼白人は皆悪人ですし、黒人は皆善人のような書かれ方です。そういった面での深みを感じられないのは、少し減点で...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2015年10月23日

    私は自分が生まれる前の出来事は書物に出てくる「歴史上の出来事」として一歩引いて見ているが、アパルトヘイトは紛れもなく私が生まれてからもしばらくは存在していて(中学生の時に文化祭の壁新聞でアパルトヘイトについて書いた覚えがある)、そういう意味では私にとってアパルトヘイトは歴史上の出来事ではなく、現実に...続きを読む

    0

アフリカの蹄 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

講談社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

帚木蓬生 のこれもおすすめ

アフリカの蹄 に関連する特集・キャンペーン

同じジャンルの本を探す