続 基礎情報学 : 「生命的組織」のために

続 基礎情報学 : 「生命的組織」のために

2,200円 (税込)

11pt

3.8

「情報からの思索」は、著者がコンピュータ研究やメディア評論を通じ、30余年にわたって考え続けたことを踏まえている。いわば著者の集大成といってもよい壮大な理論構築の試み。

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続 基礎情報学 : 「生命的組織」のために のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2014年12月31日

    Sun, 28 Dec 2008

    5年前に出た前著,「基礎情報学」はちょうど博士過程2回生くらいの時で
    かなり,影響を受けた本だった.
    現代思想的である,オートポイエーシスや生命記号論,ルーマンなどを
    上手く,つなぎ合わせ,情報・意味の基盤を作ろうという野心的企み.
    この前著を読んで,僕の博論は西...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年12月17日

    情報-その本質は生命による「意味作用」であり、意味を表す記号同士の論理的関係や、メディアによる伝達作用はむしろ派生物にすぎない。言葉の意味はいかにして私の心から他者の心へ伝えられるか。意味内容が他者間をまるごとそっくり移動するなどほんとうに可能なのか。社会的コミュニケーションはいったいなぜ可能なのか...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年06月04日

    情報学的転回は「人間中心ではなく生物中心」で、「人間の機械化を否定」し、ITと生命活動との新たな可能性を探る。組織の生命的な活性度を上げるためのタイプIIIアプリケーションを模索せよ。大量生産/大量消費と個人間の熾烈な市場競争にもとづくいわゆる知識社会とは異なる、集合知と共有財にもとづく近未来社会の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    オートポイエーシス理論を敷衍し、階層的自律コミュニケーションシステム(HACS)なる概念のもとに、情報学の基礎的・理論的な考察を行っている。
    (階層的自律コミュニケーションシステムはオートポイエーシスの一種である。)

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    Posted by ブクログ 2014年12月29日

    「基礎情報学」から4年経って出版された本。階層的自律システム(階層的オートポイエティックシステム)と呼ばれていたものは、HACSという新たな呼び方になった。そのHACSは、心的システム、社会システムを表すものだという認識だったが、生命体や神経システムなども表せるという新事実が明らかになり、非常に混乱...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年09月10日

    相変わらず難しいけれど、他に似た本に出会ったこともないくらい独特で刺激的な内容。情報という切り口から、生命や社会を考察している。前著では、生命活動のレベルで終わっていたのが、今回はもう一歩進んで社会システムまで階層的自律コミュニケーションシステムによって基礎付けられている。
    情報というと、ITをはじ...続きを読む

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