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Posted by ブクログ 2015年07月17日
驕り高ぶり余裕をみせると、蔦代のような女からは隙を衝かれる。阿弥八姉さんの言うとうり格が違うし本当に賢い人はこういう人を寄せ付けないし正子を本当に守ってくれてる人が側にいたら寄り付けなかったはず。正子も天涯孤独でそして若い時に贅沢三昧を覚えた芸者は堅気にはなれない。本人がその気でも世間はそんなに甘く...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年04月22日
同じ芸者屋で、同じ環境のなかで育ちながら
全く違う性質をもったふたりの芸者のはなし。
タイプは違えど、それぞれにとび抜けた美しさをもっているのに
その美貌と賢さ、実直な人柄で最高の旦那の寵を受け、
押しも押されもせぬ売れっ妓芸者になってゆく正子に対し
小狡く、芸者の軽蔑するおこないをくり返して
美...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
一気に読んじゃいました。
有吉さんは、ワルイ女を書くのが上手ですね。
信心深く、親孝行で、花を愛する蔦代も、男からも女からも、むしりとるだけむしりとって阿漕に稼ぐ蔦代も矛盾しないで存在する。その見事さが、悪い女は全てが悪いかのような錯覚を持っている私達に違和感を持たせるのだろう。主役は正子だが、正子...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年09月01日
夢中で読んだ上巻の続き。
こちらもおもしろかったが、結局、蔦代は何だったのだろう。。。
最後に大きなどんでん返しがあるはず!と思って読んでいたわたしとしては、なんだか味気ない終わり方だった。
表と裏の顔がある蔦代は、「悪女について」の主人公と少し重なる。
野望の為にあらゆる手段を使ってこつこつとお...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
大正・昭和に生きた芸者の奇縁な友情の物語、とまとめると乱暴なのだが。
主人公正子はときに(というよりは常に?)蔦代をうとましく感じ、逃れようとするが、結局は助けてもらったり、腑に落ちないながらも許したり。
最初から最後までとらえどころのない「蔦代」には、読み手としても気味悪さを覚えるが嫌いにはなれな...続きを読む
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