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明治20年の初冬。開拓期の北海道で暮らす老猟師・二瓶は、アイヌの古老から「銀色の毛並みの巨大な体躯の狼が生き残っている」という話を聞き、愛犬・疾風を伴に出立する。「銀狼」と名づけたその狼を目指して山に分け入った二瓶は、「銀狼」のものと思われる足跡を発見する……。猟師と狼の知恵比べ、生死を賭けた駆け引き、そして、激闘――。人間と獣の枠を突き抜けた崇高なる数日間。
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Posted by ブクログ
熊谷達也の狩猟シリーズ(?) 幕末直後の北海道で、仙台藩から移転してきた猟師が幻の狼を追いかける。 なかなか面白いものの、ちょっと物足りなさを感じました。
明治期の北海道を舞台に、老猟師と銀色の毛皮の巨きなオオカミの戦いを描いた作品。デビュー作の『ウエンカムイの爪』、直木賞の『邂逅の森』など、熊谷さん得意のマタギものです。 思いっきり良く言えば『老人と海』の山版です。むしろ、それより北海道、猟師といえば、吉村昭さんですかね。 いずれにせよ、比べるものが...続きを読む大きすぎます。面白くはありますが何かが足りない。迫力とか、深みとか。 デビュー当時の方が、荒削りでも力強さがあったように思います。
熊谷達也さんの作品が大好きで、わりと色々読ませもらっています。 マタギ、羆、狼などを中心に東北や北海道を舞台にした作品群は江戸から明治へそして現代へと次第に変わって行く時代や環境の変化の中で自然やケモノとの関わり合いながらそこに暮らす人間たちの悲喜交々や艱難辛苦を描いた作品がとても土臭さく、読み進め...続きを読むるほどに命をやり取りすることや生きるって事の意味を考えさせられてしまう。 そんな熊谷作品が私は大好きなんですけど、この作品はちょっと… 最早絶滅の危機に瀕しているのは分かっていて、そんな中生き残ってた最後の大物たる狼王の話を聴いて、そいつは俺が仕留めなきゃならない…って自分勝手な印象の展開がちょっと苦しいです。 百戦錬磨の雄であり手練れの主人公を持ってしても、驚愕の知恵と大胆さを兼ね備えた行動力をもった銀狼王に手玉に取られてしまう。 そこで敬意と畏怖を抱いたのなら、命からがら逃げ出して「奴こそはまさしく王であった。しかしそんな王も時代の流れには抗えず…」みたいな展開だったら良かったんだけどなぁ〜 何故殺さなければならなかったのか? 結果としては、自分が銃を置くための踏ん切りとして戦いを挑むみたいな…その辺の動機や目的が「自己満足の為?」って印象で、そこがうまく咀嚼できませんでした。そのお陰か本作を好きになれなかったです。 これまでの熊谷作品では人に危害を加えてしまったり食うため生きるための糧とするべくしての狩猟行為であったように思えるのだ。本作は明らかにマタギの興味本位が銀狼を追う動機になっているのが気に入らないのだと思う。熊谷作品の入り口として読む分にはオススメですけれど邂逅の森などを読まれた方には… そんな感じですかね。
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