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文章を一読して「わかった」と思っていても、よく検討してみると、「わかったつもり」に過ぎないことが多い。「わからない」より重大なこの問題をどう克服するか、そのカギを説いていく。
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Posted by ブクログ
国語という教科に苦手意識が無いのに高得点が取れない…という経験はないだろうか。本書は国語が苦手な人と言うよりそういった中堅層向けの本かもしれない。 人は簡単に「分かったつもり」になり文章を誤読してしまう。一見起こりえなさそうな錯覚を見事に視覚化させてくれる。文章の選定にもかなりの労力を要したであろう...続きを読む。 「文章を1回読んだ後自分なりにまとめてみる。まとめた文章があまりに簡素であったり、通りの良い綺麗事でまとめられている場合は『分かったつもり』になっている可能性が高い」と筆者は言う。なるほど読書感想文で型にハマったつまらない文章しか書けていなかったのは上っ面だけ読んでいたからかもしれない。 こういう自身の欠点や見えていないものを論理的に叩きのめしてくれる本は貴重だ。大事にしたい(あれ?これは綺麗事になっているか?)
知識の引出しが、個人ではなく社会に任されていく。衆愚に流れている今の風潮に対して物申したくなる。 「無知の知」に多くの概念が集約されているから、ソクラテスはすごい(語彙) トイレの構造は描けないが、自転車の構造は正確に描ける自信がある。
自分自身、文脈を勝手に設定して相手の言いたいことを誤解してしまうことがあった。安直に分かったつもりにならないように、どのような文脈で言っているのかを意識することとしたい。
仕事上他の人の文章に対して指摘ができなかったり、 上司の指示や指摘を理解できてないことが多く、読んでみた。 自分の文章の読み方や話の聞き方が 内容に不自然な所がなければ、スルーしており、さらに深く読んでないことに気付かされた。 自分の知識で勝手に補完して文章を読み進めてしまうこともあるなぁと感じ...続きを読むた。 意見に対して、例外が発生してない状態は矛盾してないないことになるというのが目から鱗の内容だった。 なぜその言葉を選んでいるのか、ここにその文言を記載しているのかの問をしながら仕事上も取り組もうとおもった。
面白かった。今後は文脈やスキーマを感じ取りつつ整合性を掴みながらわかったつもりにならないように読み取る力をつける訓練をして行きたいと思った。国語の入試問題は難しい。
ある事柄についてわかったと思っていたものでも実は理解が不十分でわかったつもりだった、という経験はないだろうか。実際には不十分な理解なのに分かったと思い、理解を深める歩みを止めてしまう。なぜこんなことが起こるのか。それは「わかった」というのは、「わからない」がない状態であり、すでに自分の中にある程度意...続きを読む味の関連がついている状態だからである。説明を求められればこの状態でもそれなりにできるので問題ないというわけだ。 これは、理解の安定状態と言える。しかし、悪く言えばわかった状態というのはわからないがない状態なので理解度の停滞、行き詰まりとも捉えることができる。もしわからない箇所を見つけそれを解消できたとき、今までの分かった状態は「わかったつもり」状態だったこととなり、そして、「よりわかった」状態へと更新する。こうした、後から振り返れば不十分な理解こそがわかったつもりである。 分かったつもりは簡単に脱却できないことを示唆している。なぜなら、もし今(わかった状態)以上の深い理解を求められても、分からない箇所が見当たらないので次の手を打てないからである。故に、わかったつもりというのは、もっとわかった状態へ移行するための障壁となるのだ。では、どうすればこの困難性を乗り越えることができるのか。読み手の持つ文脈を変更し文章から新たな意味を引き出すことで矛盾や不備を炙り出し、読み手の整合性のある想像、仮定、知識の導入によってそれらを解消することである。これが、わかったつもりを脱却する鍵となる。 本書を読めば分かったつもりからより分かった状態になる体験ができる。小学生用の国語のテキストでも深く読むことで、細かなニュアンスに気づく高揚感が得られる。その体験こそが、深みのある読書を目指す動機となるのだと実感した。
4章の2までで本書が伝えたいことは書いてあるが、4章の3のセンター試験の問題をみて、深い納得感があった。
面白かった! 結論ありきで読んでしまう、自分の読み方に思い当たる節がある。同じ本を何度も読み直すことがないけれど、読み直したら学びがあるのかもしれない。 この本自体をまた読み返したいと思った。来年も読む。
自分の読み方は固定観念に捉われていることを実感した。これまでの読書は自分の考え方や過去の経験を掘り起こすようなものであったが、一文一文から筆者の想いを読み取り、さまざまな考え方を味わいたい
わかったつもりは安心する。たとえ間違っていても 解釈の正しさを信じない 自分はわかったと思っていても、わかったつもりの状態だと、明確に認識しておく。 まだその奥があると疑うやっぱり
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わかったつもり~読解力がつかない本当の原因~
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西林克彦
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