145gの孤独

145gの孤独

小説・文芸
814円 (税込)

4pt

プロ野球投手の倉沢は、試合中の死球事故が原因で現役を引退した。その後彼が始めた仕事「付き添い屋」には、奇妙な依頼客が次々と訪れて……情感豊かな筆致で綴り上げた、ハートウォーミング・ミステリ。

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145gの孤独 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    倉沢はプロ野球のピッチャーだったが、相手チームのバッター西野真佐夫のオデコに当ててしまい、再起不能にしてしまった。倉沢も投げる球が甘くなってプロを辞めて、便利屋をやっている。

    第1話 最近水曜日の夜に子供のサッカー観戦だとか野球観戦につきあわされる案件が立て続けにあった。毎回同じ男の子だが、彼は観戦よりはむしろ勉強がしたいようだ。

    第2話 プロ野球選手の村越がやってきて、ある人物を空港まで送って、出国するのを見届けてほしいと。ところが帰国前に妹に会いたいと言い出した。

    第3話 夫の一周忌も近いことだし、資料を整理する仕事が舞い込む。本を次々収納ケースに納めていく。なぜかその日はお客さんの家に泊まることも依頼のひとつだった。晩御飯をいただき寝る。

    第4話 倉沢の見ていた西野真佐夫は幻だった。西野の妹の指摘で現実を直視してしまった倉沢は引きこもってしまう。そこに取引先の戸部がやってくる。

    0
    2026年02月25日

    Posted by ブクログ

    素晴らしかった。
    主人公の親友のことは全く気づかなかったので驚いた。

    ただヒロインの存在というか好意は、都合のいい少年漫画的だった。
    彼女は田中と恋に落ちるべきだったと思う。
    普通、無理でしょ。

    0
    2024年01月17日

    Posted by ブクログ

    これまで読んだ伊岡瞬の作品とは違いました。
    また違う伊岡ワールドを見た気がします。
    後半どんどん物語の世界に引きづり込まれて面白かったです!

    0
    2023年06月25日

    Posted by ブクログ

    伊岡瞬著 145gの孤独

    ぽろり涙 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
    ミステリー⭐️⭐️

    1.物語のはじまり
    プロ野球投手。
    先発を務める、150キロ本格派投手。
    危険球で、相手打者に致命傷をあたえ、
    その後、内角攻めができずに引退。
    第二の人生で、何でも屋を始める。

    ------------
    2.何でも屋の依頼人
    ①毎週水曜日。子供の遊び相手を依頼するシングルマザー。
    ②終活で蔵書の整理をしようと思い立つ大学教授の独り身女性。
    ③認知した子供と、故郷の旅行に同行を、、、と依頼する社長。

    プロ野球を辞めざるをえなかった主人公。
    何でも屋の仕事に対して、情熱も気力もなし。
    ただ、依頼された仕事は、プロとしてやりとげる責任感がある。

    そんな主人公の特技は、相手方の気持ち、考えを推察できること。

    依頼人の一人ひとりの人生に、自然と向き合うことになる。

    ------------
    3.孤独
    主人公は、独身である。親しき人もほぼいない。
    そう、人間関係は、限定的である。
    そう、孤独とも表現できる。

    そんな彼が、引退後、145gの硬球を握り、ピッチングの練習を始める。
    何のために、、、?。

    ------------
    孤独は悪ではない。
    その環境が、自身にどのような作用、反作用を起こすのか?
    その認識が、次の未来をつくる。

    ------------
    伊岡瞬さんの作品。
    ミステリーが多いなかで、どろどろせず、穏やかに読める作品が、この「145gの孤独」である。

    ラストシーンは、ぽろりときた。



    0
    2022年03月06日

    Posted by ブクログ

    伊岡瞬さんの描く人物は魅力的。主人公の倉沢は軽口をたたくが、内面にもつ感情の反動のようなところが垣間見え、ネガティブ思考なのだけど覚悟を決めて取り組むと全力を尽くす感じ。そうなるの?っていうこともちょいちょいあって読んでて飽きもこないし面白いと思いました。
    裏表紙の紹介文にハードボイルドと書いてあるけど、ハードボイルド感はあまり感じられないです。

    0
    2025年12月11日

    Posted by ブクログ

    何となく哀しいけど未来に繋がる終わり方。

    途中のちょっとしたドンデン返し。

    楽しくさらっと読めました。


    誰にも理解されない個々の痛み(孤独)が色々な痼りになって人間関係に現れるのはリアリティがあり登場人物の色を一層濃くしてくれて、良い物語でした。

    0
    2025年08月30日

    Posted by ブクログ

    ちょっとくすっと笑える部分もあったり、全体的に軽いタッチで読みやすかった。
    元プロ野球選手で今は便利屋をやっている倉沢が、様々な案件の仕事をしながら色々な人助けをしていく。
    人情味あふれていて、なんだかほっこりしながら読んだ。

    0
    2024年05月21日

    Posted by ブクログ

    プロ野球で活躍していた倉沢 修介。
    しかし、不幸な死球事故で相手のバッター共々不幸な人生に。

    始めた仕事は、便利屋。その中でも、人に付き添う『付き添い屋』を始めることに。
    しかし、奇妙な依頼の数々。
    『息子のサッカー観戦に付き添って欲しい』
    『フィリピンに帰る女性に成田空港まで付き添って欲しい』などなど
    しかし、その依頼には、裏があった、、、

    ・第一章 帽子
    ・第二章 報酬
    ・第三章 記憶
    ・第四章 利腕

    それぞれ味わいがある作品です。
    登場人物の過去が明らかとなり、そして、かつての相手バッターの西野 真佐夫が、実は、、、
    これは、驚きでした、なるほど。

    最後、ボールが投げられない体となった倉沢。
    しかし、何故か気持ちは晴れ晴れとしていた。
    彼ら彼女らに幸あれと。

    0
    2023年04月15日

    Posted by ブクログ

    軽〜!なんちゅう…
    ウェットに富んだ会話っていうんかな?屁理屈多いけど、嫌いではない。むしろ、好き!飄々としてて、実は!って人好きなんで、主人公には好感持てる。実際に隣りにおるとどうなるか知らんけど。

    軽口叩く元プロ野球選手、今は、便利屋(兼探偵?)が、付き添い作業とかのトラブルの短編集。短編といっても、繋がってるんで、テレビドラマ風かな。
    でも、人間性か、必要以上に首を突っ込む。それがええ方向に向かって行くんやろうけど、こら、商売には苦労するわ!助けてくれる人には困らん感じやけど。
    話的には、それぞれのお仕事のエピソードが繋がって、ラスト!って、まぁまぁ面白かった!
    重た〜いのを期待してるとあかんかな。
    はじめに「代償」とか「痣」とか読んでると特に。
    こんなのもええかな。

    どひゃどひゃ♪───O(≧∇≦)O────♪
    (文中では、ある人の大笑いを表現してるみたいやけど、笑ってるように思えんわ…)

    0
    2021年12月04日

    Posted by ブクログ

    前半の2章は流行りの作家が書いたお涙頂戴の短編風ですが、よく経験する読んで失敗したと思う薄っぺらさはなく、充実した内容でさすが深いという感じでした。3章以降は雰囲気が一変、いつものサスペンス性が戻ってラストは怒涛の展開。十分に楽しませていただきました。ただ、この小説としては前半、特に最初が良かったかな。ラストも今まで読んだこの著者の作品としては珍しい終わり方でこれも癒されました。

    0
    2021年01月28日

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